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元漫画家アシスタントの チェンマイ淡々通信 45 小説に囚われた男と護送車

 
《 写真上:タイのチェンマイ北部、自宅から車でファーンの町へ買い物に行く途中で、背後から緊急自動車が接近して来ました。2026年6月撮影 》
 
 

 
「チェンマイ淡々通信」にお越しいただき、ありがとうございます。

はじめての方は、
「漫画家アシスタント移住物語」(マガジン)なんかがお薦めです。 タイ移住初期の正直な苦労話がお読みいただけます。
 
一番新しい「タイ移住シリーズ」は、
「チェンマイ淡々通信1~20」で、こちらもマガジンでお読みいただけます。(掲載、2025年10月~26年2月)
 
 

 
 
 
             淡々通信 45
 

久しぶりに小説の話をしたいと思います。

2年ほど前から、大手の文芸誌新人賞へ応募するために、書いた事もない小説を書き始めていました。

私の処女小説は、単行本で300ページ分。 完成には1年近い時間がかかります。 そして、新人賞の第一次選考には半年かります。

そのため、小説に応募する記事をnoteにアップしても、その後どうなったかを素早く報告することが出来ません。 

最初の長編については、去年、「 小説すばる新人賞 」( 集英社 )に落ちた話を報告させていただきました。 その後、改稿して「 野性時代 」( 角川 )に挑戦するも‥‥ 第一次でまた落選。

さらに、この長編を大幅に改編したものを「 ポプラ社小説新人賞 」へ応募するも‥‥ 今年もまた、第一次で落選‥‥

この間、短編( 単行本で50~70ページ )を3本書き上げて、「 ちよだ賞 」だの「 カドカワ新人賞 」、「 秩父賞 」などに応募して全滅。

それでも、書く作品を大幅に改稿して( エンタメを意識して、ホラー化やファンタジー化に挑む )、現在も各新人賞に応募中。

今月は、中年の漫画家アシスタントが狂った編集員と出会って、一緒に狂っていく話を完成させ、9月締め切りの「 江古田文学賞 」( たぶん純文学 )に出してみようと思っています。

 

どうも、私の小説は、どれも漫画業界の裏話ばかり‥‥ まぁ、新人なんだから、自分の得意分野で勝負するのがセオリーだと信じているのですが。

それにしても、なぜ「 一次 」で落ちるのか‥‥ 漫画家やアシスタントの話をリアルに描いてもダメなのか‥‥ 

実録物、業界物、昭和の話‥‥ どれも、地味でウケない。 現在の出版のトレンドは、ファンタジーや恋愛物、推理にスリラー、異世界と怪物!

こうした大衆文学( 現在のライトノベル )が小説売り上げの98%を占めるそうです。 そして、その読者層は10代、20代です。

私のようなジジイの回想録みたいなものはお呼びじゃないのでしょう。

それでも‥‥

それでも、私は昭和の漫画界の話にこだわるわけです。 

ただ、少しづつ作品にホラーやファンタジーの要素を盛り込んでいます。 元々、漫画業界で生きてきましたから、SFや怪物、ファンタジーは大好きな分野です。


さて‥‥

今年はどんな選考結果が出るのかやら‥‥ さっぱりわかりません。 

まるで、何かに取りつかれたような‥‥ 

捕まったような‥‥ 気分です。

どこへ連れて行かれるのかも、わからない‥‥ 囚われ人のように‥‥‥‥

 

そこで、今回の記事のまとめですが‥‥ それは‥‥

囚われた者たちの写真です。

下の写真は、背後から迫る緊急車両です。 サイドミラーに写りながら、どんどん近づいて来ます。

ちょっと、車内に緊張が走ります‥‥

一気に緊急車両が私たちの車を追い越して行きました‥‥

この緊急車両は、タイ警察の囚人護送車です。 人影が見えますので、囚人を護送中なのがわかります。

ピックアップトラックを改良しただけの、古そうな警察車両です。

何処へ向かっているのか‥‥

警察署か‥‥ 刑務所か‥‥ 裁判所か‥‥

あっという間に距離を広げます。
 

漫画の次には小説に囚われた私の横を‥‥ 

ちいさな地獄が通り過ぎて行きました‥‥‥‥

 
 
 
 

              「 チェンマイ淡々通信 46」 へつづく‥‥

                「 チェンマイ淡々通信44」へ戻る‥‥

         「 もくじ、移住物語 こりゃタイ編、淡々通信 」へ‥‥
 
 
 
 
 

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