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この夏の「なんとなくだるい」は、暑さのせいだけじゃないかもしれません

こんにちは、パーソナルトレーナーのリクです。
「追い込む」のではなく「一緒に整える」を大切に、運動が苦手な方の体づくりに寄り添っています。

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朝起きた瞬間から、もう体が重い。
特に何をしたわけでもないのに、夕方にはぐったりしている。
ごはんを作る気力がわかなくて、冷たい麺で済ませる日が続いている。

この時期、そんなふうに感じている方、とても多いんです。わたしのところにも「夏はいつもこうなんです」というお声がよく届きます。

そして多くの方が、それを「暑いから仕方ない」で片づけてしまいます。もちろん暑さの影響は大きいのですが、実はもうひとつ、見落とされがちな理由があります。

それは、夏のあいだに食べているものが、少しずつ変わっていることです。


夏の食卓は、知らないうちに「軽く」なっている

思い返してみてください。ここ2週間ほど、どんなものを召し上がりましたか?

そうめん、冷やし中華、パン、アイス、冷たい飲みもの。
食欲がないときほど、するっと入るものを選びたくなりますよね。それはとても自然なことですし、悪いことでもありません。

ただ、こうした食べものには共通点があります。エネルギーのもと(糖質)は入っているけれど、それを体の中で使うための材料が少ない、ということです。

食べたものをエネルギーに変えるときには、ビタミンB群という栄養素が裏方として働いてくれています。少しだけ想像してみてください。まきをたくさん用意しても、火をつけるためのマッチがなければ、たき火は燃えあがりませんよね。ビタミンB群は、そのマッチのような役割をしています。

麺やパンだけの食事が続くと、まきばかりが増えて、マッチが足りない状態になります。食べているのに力が出ない。この「食べているのにだるい」という感覚には、そんな背景が隠れていることがあるんです。


汗と一緒に、静かに出ていっているもの

もうひとつ、夏ならではの理由があります。汗です。

汗をかくと、水分だけでなく、体を動かすために必要なミネラルも一緒に出ていきます。塩分はもちろん、マグネシウムやカリウム、そして鉄も少しずつ失われます。

このあたりが不足してくると、体はこんなサインを出します。

  • 立ち上がったときに、くらっとする

  • 足がつりやすい、まぶたがピクピクする

  • 夜、眠りが浅い気がする

  • とにかく、頭がぼんやりする

どれも「疲れているだけ」で流してしまいがちなものばかりですが、体としてはちゃんと「足りていません」と伝えてくれているんですね。

そこへ冷たい飲みものが加わると、今度は胃腸そのものが冷えて働きが落ちてしまいます。せっかく食べたものを消化して吸収する力が下がるので、余計に元気が出にくくなる。夏の不調は、こうしていくつかの理由が静かに重なって起きています。




今日からできる、小さな整え方

ここまで読んで「けっこう当てはまるかも」と感じた方も、どうか自分を責めないでくださいね。暑い中でごはんを用意しているだけで、じゅうぶんがんばっていらっしゃいます。

そのうえで、無理なくできそうなことを4つだけ。全部やらなくて大丈夫です。ひとつ選べたら、それで十分です。

1. 麺の日に、たんぱく質をひとつ足す

そうめんに卵をのせる。冷やし中華にサラダチキンやツナを足す。豚しゃぶを冷やしてのせるのもいいですね。豚肉は、先ほどのビタミンB1がとても豊富な食材です。たった一品足すだけで、その食事の中身はぐっと変わります。

2. 冷たい飲みものは「一杯目だけ」にしてみる

キンキンに冷えた一杯って、本当においしいですよね。それを我慢する必要はありません。ただ、二杯目からは常温や温かいものに切り替えてみる。それだけで、胃腸の負担はずいぶん軽くなります。

3. 汗をかいた日は、お味噌汁を一杯

夏に温かい汁ものは意外に思われるかもしれませんが、これがとてもよく働いてくれます。水分と塩分、そしてミネラルを一度に補えて、冷えた胃腸もほっとゆるみます。飲むのは夜でも大丈夫です。

4. 朝、ひと口でも何かを入れる

食欲がない朝に無理は禁物ですが、ヨーグルトひと口、バナナ半分でもかまいません。朝に少し食べものが入ると、体の中の時計が動きだして、一日のリズムが整いやすくなります。


「食べられない日」があっても大丈夫

それでも、どうしても食べられない日はあります。暑さで胃が受けつけない日、作る気力がわかない日。誰にでもあります。

そんな日は、飲みもので水分と塩分を確保して、早めに休む。それで満点です。「今日はできなかった」と自分を責めるほうが、体にはずっとこたえます。

一日単位ではなく、一週間くらいのゆるやかな幅で見てあげてください。三日続けて麺だけだったなら、四日目に卵をひとつ足せばいい。そのくらいの気持ちで大丈夫です。


秋の自分を助けてくれるのは、今の食べ方です

毎年「9月に入ってから、どっと疲れが出る」という方がいらっしゃいます。

これは、夏のあいだに少しずつ減っていったものが、涼しくなったころにようやく表に出てくるからだと考えています。夏の不調は、その季節だけで終わらないんですね。

逆にいえば、今この時期に少しだけ食べ方を整えておくことは、秋の自分を助ける準備でもあります。がんばって何かを増やすというより、いつもの一皿にひとつ足す。冷たいものを一杯ぶんだけ温かいものに変える。その程度で十分です。

暑さがいちばん厳しいこの時期を、どうかご自身をいたわりながら過ごしてくださいね。無理なく、ご自身のペースで。一緒に整えていきましょう。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。


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パーソナルトレーナーのリク/R-LABO

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