カードゲーム2030SDGsをやってみて気づいたこと
「SDGsの勉強を兼ねたカードゲームをやるので、参加してね」
とお誘いいただいた。
実は、カードゲームは苦手。
SDGsも、よくわからないけどどうせ企業の売る手段のひとつでしょ。
なんて思ってた。
断る理由もなかったので、とりあえず参加。
実際にやってみたら、予想に反して楽しくて、むしろもっとやりたいとさえ思ったんだよね。
しかもこのカードゲームで考え方のヒントや気づきがめちゃくちゃあったので、noteに書き残すことにした。
いやー、今年5本の指に入るくらい、考え方の転換となった体験だった。
やったのは、こんなカードゲーム。
はじめに、SDGsについてのレクチャー。
いろんな国と合意してどんな世界をつくりだそうとする活動なのかを知る。
ざっくりいうと(ほんとにざっくりなんだけど)、①経済だけでなく、②環境も、貧困をなくすなどの③社会課題解決を、みんながハッピーになる方向で目指そうよ、の三本柱で17個の目標の実現をめざす。
そのあとにカードゲーム開始。
ゲームの途中で現状の確認。
そして終了。
カードゲームの何が嫌いって、まわりを出し抜いて勝つか負けるかだからだ。
このゲームは、みんなで協力してゴールを達成するのと同時に、個人のやりたいことも実現するのが目標。
だからゲームが終わるのが惜しいくらい。
終了するとすっきり晴れ晴れとした気持ちになるのが、まずは印象的だった。
ああそうか!そうだよね!とわかった気づきは、こちら。
① やりたいことは表明したほうが、まわりの協力を得やすい
ゲームの最初に、「個人の実現したいことがらカード」、「時間」、「お金」、「プロジェクトカード」が渡される。
「個人の実現したいことがらカード」には、ゲーム終了時までに参加者ひとりひとりがかなえたいミッションが書かれている。
周りのひとに「わたしはこれをしたいです」と公言したほうが、実現しやすい。
公言することで必要なカード(例えば”環境問題の経験値を10枚集める”など)が手元に流れてきやすくなるので、自分のやりたいことが早く実現する。
② 交換でやりとりするよりも、あげたりもらったりしたほうが早い
足りないカードがあったら、交渉してやり取りするルール。
だから何かと交換してもいいし、ただであげたりもらったりしてもいい。
それは交渉次第だ。
例えば、お金と経験値を交換しなくちゃいけないとすると、お金がたまるまでの間は経験値を得ることができない。
とても長い回り道が必要になる。
そのたまるまでの時間がもったいない。
”何かと交換しなくちゃいけない”に縛られると、その行動があたりまえになって、ただであげたりもらったりがしづらい文化ができあがってしまう。
自分がただであげていくうちに、まわりまわって違うひとから必要なものがただでもらえるようになる。
そのためには、共通の”GIVEの精神”が必要。
それには互いの信頼があってこそ。
信頼の構築がキモなのだ。
③ 大きなミッションのあるひとほど、お金も経験値もたくさん得られる
個人に配られる「実現したいことがら」カードで、実現するのに大変なミッションを課されたひとほど、たくさん行動する。
だから、ゲームの終了時にはお金も、経験値もたくさん集まっていた。
やりたいことが大変で大きいほど、いろんな交渉をしてお金や時間を動かしす。
コミュニケーションをとることで、ひととのつながりもより一層強くなる。
助けてもらうことで、自分も誰かを助けようと思考が変わる。
わたしの「実現したいことがら」カードはごく個人的な小さなミッションだったから、あまり行動しなくても実現できてしまう内容だった。
大して行動をしていなかったから、ゲーム終了時点で経験値もお金もすごく少なかった。
④ お金は溜めるものではなく、流すもの
お金は溜めて安心するものではなく、どんどん流して動かすもの。
最近読んだ本の影響もあって、その印象がさらに強くなった。
価値を作り出すために使うお金は、どんどん流していったほうがいい。
それと、お金がたまるのはわかりやすいので、経済的な目標の実現ばかりに偏りやすい。
お金はひとつの価値基準でしかない。
金銭で測れない価値(環境や社会)もバランスよく考えていったほうが、みんながしあわせな世の中を作れる。
⑤ 自分だけ、となりだけになりがち。全体を俯瞰して考えたほうがいい
はじめは視野が狭く、自分のことだけを考えがちだった。
次に、隣のひとのことにも目が向くようになった。
途中経過で全体の目標についての解説があって、視野が広がった。
ゲームの最後には、全体が見えるようになった。
そうすると、何をやったらいいのか、誰を助けたらいいのかが見えてくる。
今回はできなかったけれど、たぶん最初から全体を見られれば、もっとサクサクといろんなことが実現できると思った。
⑥ チームの中での自分の立ち位置や、参加者の性格がわかる
カードゲームを通じて、自分の得意なところ、不得意なところ、もっと変えていったほうがいいところがわかった。
同時に、参加者それぞれの性格もわかるので、実際に活動をするうえでも(例えば何かを交渉するときなど)どんなアプローチをしたらいいのか、参考になる。
⑦ ゲームのたてつけがすばらしい
進行役であるファシリテーターの存在が大きい。
ただのカードゲームだと、ここまでの気づきはなかったと思う。
SDGsの解説
カードゲームの途中経過
ふりかえり
があったからこそ、これだけの気づきがあった。
ほんとうにたくさんの気づきがあったので、いろんなひととやってみたいと思ったし、いろんなひとにすすめたいと思ったのでした。
