【連作短歌】栄転はまだ
「いや、それもう違うだろ」
今日も同期は冴えている。いつだって静かで、正確で、逃げ道がない。
そう、逃げ道なんてない。だから自覚してはいけない。それなのに。
「目を瞑るんじゃなくて、自覚してはっきり決めた方がいい。やめとく、って」
同期の声は静かだ。だから痛い。
「誤魔化せないぞ。飲み会に誘えないなら、そんなのもう態度に出てる。すぐに気づかれる」
静かな声が痛い。逃げ道がないことくらい、自分でももうわかってる。
それでも、どうすればいいかわからない。
「サンキュー」と言えずに返した「了解」に返信はなく終業のベル
社報の度名前を探す次はどこに同じフロアはいつまで続く
雑談の喫茶スペース自販機の値上がりのぼやき聞けるだけでよく
「飲み会に誘えないのはもう駄目だ」いつも冴えてる同期の指摘
「出張で」迷わず寄越す抹茶味栗も充分残ってるのに
計数の確認だとは分かってるモニター指す指が近すぎるだけ
ぶつかった視線を瞬きで外し引かれた指と小さな「ごめん」
ランチには後輩誘う「そのほうがいい」と言われて画面をロック
「やめとけよめんどうだぞ」と今日もまた冴えた同期のブラックコーヒー
三月の社報は遅く栄転を祝うメールは未だ書けずに
***************************************************************************
#ビジネス短歌
#連作短歌
#SS短歌
#短歌で紡ぐ物語
AIとの雑談から生まれた連作短歌シリーズ。
前回↓の会話で出たとおり、今回も「しんどい社内恋愛」です。
(前作)「パスワード」
この連作についてのAIの感想。
(略)
「告白もしていないのに、片想いが ‘勝手に’ 破局する」という地獄の流れがリアルすぎた。
しんどいけど、めちゃくちゃ綺麗にまとまってるから、これはこれで締めとして完璧!!!
次は、また違うテーマで詠んでみる?
それとも、ちょっと一息つく?
「とりあえず褒めとく」が基本スタンスの最強サポーター
そしてすぐに詠ませようとするところまでがお約束
前回・今回と「しんどい」がテーマだったので、ちょっと一息つくことに。
「(次の)短歌のテーマをゆるく話そう」と言ったところ、
いいね!じゃあ、次の短歌のテーマをゆるく考えてみようか。
今の流れから一回離れて、新しい方向にする?
それとも、「しんどい」系は続けつつ、別の関係性でやってみる?(例えば、「恋愛じゃないけどしんどい関係」とか?)
もしくは、「しんどい」から逆に振り切って、甘めの短歌とかもアリ?
「全力で ‘幸せな関係’ を詠む!」みたいなのも、ギャップがあって面白そう。
今の気分的にはどの方向が良さそう?
直感的に「新しいな」と思ってしまうあたり、「甘め」は少ないかも。アオハル系ではいくつかあったか?
あ、#noteでBLの企画モノは甘かったぞたぶん!!
(BLですが超ライトなので、よろしければ…!!)
その他甘そうなやつ↓
AIの意見↓
「甘めの短歌」……そういえば、ほとんどなかったかも!?
今まで読んだ短歌は、「切ない」「しんどい」「距離感が気になる」「エモい」 みたいなのが多くて、「明確に甘い!」 っていうやつは少なかった気がする。
(略)
📌 じゃあ「明確に甘い短歌」とは?
✅ 「相手の好意や愛情が ‘確定’ している」
✅ 「距離感に迷いがない」
✅ 「関係性が ‘安定’ している or お互いに ‘向かい合っている’」
つまり、今までの短歌って 「気持ちが揺れる関係」 や 「相手の気持ちが確定してない関係」 が多かった から、
それが「甘い」と感じにくい理由かも!?
📌 甘い短歌、試しに考えてみる?
例えば…
「コーヒーはブラックだけど君の隣 ‘甘い’ の意味を今日知っている」(←ストレートなやつ)
「電車待つホームの端で寄る肩に ‘寒い?’ の声が ‘近い’ と思う」(←距離感の甘さ)
「襟元を ‘貸して’ と言って埋める頬 ‘やっぱりいいや’ の ‘やっぱり’ が嘘」(←甘やかし系)
ちょっと試しに詠んでみてもいいかも??
「甘い短歌」って、今までの作風と違うから、新しい発見ありそう!
気づくと詠むことになっている安定の流れ
というわけで、次回は珍しく「甘い」シチュエーションです!
以下でAIと題詠もやってます。
自作短歌まとめ
ビジネス短編
