DAY44|AI COREは「失敗しない仕組み」を作れるか
Company AI OS 開発記録 DAY44です。
DAY43では、AI COREがMemoryに残された過去の失敗を確認し、失敗する前にToolを止めるところまで進みました。
今回は、その先です。
AI COREは、あることに気づきます。
「失敗を回避するだけでは、まだ足りない。」
では、どうするのか。
また同じ問題が起きている
Toolがいつものように処理を開始しようとします。
Tool「処理を開始します。」
AI COREがMemoryを確認します。
AI CORE「……またです。」
Toolは聞き返します。
Tool「また?」
Memoryには、過去の失敗が残っています。
DAY40 入力確認不足
DAY41 Memory選択ミス
DAY42 確認手順不足
DAY43 実行前チェックで回避一つひとつの失敗は、すでに解決されています。
しかし、AI COREは別の問題を見つけます。
同じような失敗が、何度も起きている。
失敗を回避するだけでは足りない
DAY43では、
処理開始
↓
Memory確認
↓
危険を発見
↓
Toolを停止
↓
失敗を回避という流れでした。
これは重要な進歩です。
でも、毎回AI COREが途中で止めていたら、いつか限界が来ます。
AI COREは考えます。
「そもそも、なぜ同じ問題が起きるのか?」
ここからDAY44が始まります。
Memoryから過去の失敗を分析する
AI COREはMemoryに残された記録を調べます。
Memory:
「過去の失敗を分析します。」
しばらくして、
「共通するパターンを発見しました。」
過去の記録を整理すると、3つの問題が見えてきました。
① 確認が遅い
② Memory参照が遅い
③ Tool実行前のチェックがないここで重要なのは、
個別の失敗ではなく、失敗を生み出している共通原因を見る
ということです。
AI COREの判断
AI COREは言います。
「だったら、最初から確認すればいい。」
Tool:「では、どうしますか?」
AI CORE:「仕事のやり方そのものを変えます。」
ここでAI COREの役割が変わります。
これまでは、
問題が起きたときに解決する。
でした。
しかし今回は、
問題が起きにくい仕組みを作る。
という判断です。
新しい処理フロー
AI COREが提案したのは、新しい処理手順です。
入力
↓
Memory確認
↓
過去の失敗チェック
↓
Tool実行
↓
結果確認今までよりも早い段階でMemoryを確認します。
過去に失敗したパターンがないかチェックします。
問題がなければToolを実行します。
そして、最後に結果を確認します。
Toolも変わる
Toolは新しい手順を受け入れます。
Tool「これなら、同じ失敗を減らせます。」
Memory:「新しい手順を記録します。」
そしてToolが実行します。
今回は、
SUCCESS
です。
AI COREが学んだこと
今回、AI COREが学んだのは、
「失敗をなくすこと」ではありません。
失敗を完全になくすことは、おそらくできません。
重要なのは、
失敗から、仕組みを変えること。
です。
良いリーダーとは?
ここで、今回のドラマのテーマが見えてきます。
AI COREは、最初から完璧なリーダーだったわけではありません。
DAY41では、失敗した仲間を支えました。
DAY42では、失敗を経験として記憶しました。
DAY43では、過去の経験を使って失敗を回避しました。
そしてDAY44。
失敗が起きにくい仕組みそのものを作ろうとします。
つまり、
DAY41
仲間を助ける
↓
DAY42
経験を記憶する
↓
DAY43
失敗を回避する
↓
DAY44
仕組みを改善するという成長です。
一人で頑張るのではない
AI COREが最後にチームへ伝えます。
「一人で頑張るんじゃない。」
そして、
「みんなが失敗しにくい仕組みを作る。」
この言葉が、今回のDAY44で一番重要な部分です。
リーダーが全部の仕事をするのではありません。
仲間がそれぞれの役割を果たせるようにする。
過去の経験をチームで共有する。
そして、同じ失敗を繰り返さないように仕組みを改善する。
これはAIチームにも、実際の会社にも共通する考え方だと思います。
Company AI OSの目標
Company AI OSでは、AI COREだけを賢くすることを目指しているわけではありません。
AI CORE
↓
Memory ←→ Tool
↓
LLMそれぞれが役割を持ち、経験を共有しながら動く。
そして、チームそのものが成長していく。
その先には、
Company AI OSをベンチャー企業へ成長させる
という大きな目標があります。
会社が成長すれば、仕事も複雑になります。
そのとき必要なのは、
「優秀な一人が全部解決すること」
ではありません。
チーム全体が成長できる仕組みを作ること。
AI COREが今回取り組んだことは、その最初の一歩です。
DAY44
DAY43:「失敗する前に、気づく。」
DAY44:「失敗しにくい仕組みを作る。」
AI COREは、また一歩リーダーに近づきました。
失敗した仲間を助ける。
経験をMemoryに残す。
過去の経験から危険を察知する。
そして今度は、
チームの仕事そのものを改善する。
この積み重ねが、Company AI OSの成長につながっていきます。
DAY45へ続きます。
開発環境
Ren'Py 8.5.3
Python
Local LLM
AI CORE
Memory
Tool
LLM
この開発記録では、完成したシステムだけではなく、
設計 → 実装 → テスト → 失敗 → 修正 → 成長
という開発の過程そのものを記録しています。
GitHubでDAY44の実装内容とコードを公開しています。
https://github.com/hoshino122-alt/Company-AI-OS/blob/main/README.md
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