【100日でCompany AI OSを作る】DAY12|Memoryを利用したAI社員を作る
はじめに
こんにちは。
「100日でCompany AI OSを作る」シリーズのDAY12です。
前回は、ローカルLLM「Ollama」と連携し、AI社員と会話できる機能を実装しました。
しかし、そのAI社員は毎回新しい会話として応答するため、過去のやり取りを覚えていませんでした。
今回は、Memory Managerを活用し、AI社員が会話履歴を利用して応答できる仕組みを実装します。
これにより、Company AI OSのAI社員は「記憶を持ったAI」として一歩進化します。
DAY12で作るもの
今回実装する内容は以下のとおりです。
Memoryの読み込み
AI社員へのMemory連携
PromptへのMemory追加
Ollamaへの送信
新しい会話履歴の保存
Memoryを利用した会話テスト
AI社員が「過去の会話を参考にして返答する」流れを完成させます。
なぜMemoryが必要なのか
通常のLLMは、一度会話が終わると内容を保持しません。
そのため、
「昨日の続きを教えて。」
と質問しても、過去の会話を覚えていないため適切に回答できません。
そこで、Memory Managerに保存された会話履歴をPromptへ追加することで、AI社員は過去の情報を踏まえた応答ができるようになります。
これは、チャットAIやAIエージェントを構築する上で重要な仕組みの一つです。
MemoryをPromptへ追加する
今回のポイントは、Memoryをそのまま保存することではありません。
保存された会話履歴を読み込み、現在の質問と合わせてLLMへ渡すことです。
イメージとしては、
Memory
↓
Prompt
↓
Ollama
↓
AI社員の回答という流れになります。
これにより、AI社員は現在の質問だけでなく、過去の会話も考慮した回答を生成できます。
AI社員に記憶を持たせる
今回の実装では、
Memoryを読み込む
Promptへ追加する
Ollamaへ送信する
AI社員が回答する
新しい会話をMemoryへ保存する
という一連の処理を実装しました。
これを繰り返すことで、AI社員は会話を重ねるたびに記憶を蓄積していきます。
動作確認
最後に、Memoryを利用した会話テストを行いました。
例えば、
1回目
「私の名前は山田です。」
2回目
「私の名前を覚えていますか?」
Memoryが正しく利用されていれば、
「はい、山田さんですね。」
というように、過去の会話を踏まえた応答が返ってきます。
この動作を確認できれば、Memory機能は正常に動作しています。
今回のまとめ
DAY12では、
Memoryの読み込み
PromptへのMemory追加
AI社員との連携
会話履歴の保存
Memoryを利用した会話
を実装しました。
AI社員が「会話する」だけでなく、「過去を覚えながら会話する」仕組みが完成し、Company AI OSのAI社員はさらに実用的な存在へと進化しました。
次回予告
次回は、
「Company AI Chatを作る」
を実装します。
AI社員とのやり取りを、より使いやすいチャット画面として構築し、Company AI OSの操作性を向上させていきます。
100日かけて「AI社員が働く会社」をゼロから構築する様子を、これからも発信していきます。
ぜひ次回もご覧ください。
