DAY40|AI COREは「記憶」を使って判断する
Company AI OS開発記録、DAY40です。
DAY39では、AI COREにMemory機能を組み込みました。
そしてDAY40では、次の段階へ進みました。
「記憶した情報を、どう使うのか?」
今回はここを実際のコードで確認しました。
Memoryがあるだけでは足りない
AIに過去の情報を保存できるようになっても、それだけでは十分ではありません。
重要なのは、
今ある情報を使えばいいのか?
それとも新しくToolを実行する必要があるのか?
を判断することです。
今回のAI COREでは、
Memory Selector
を使って、質問に応じて必要なMemoryを選択します。
最初の計算
まず、
25 × 4
を計算しました。
AI COREはcalculate Toolを実行します。
結果は、
100
です。
この結果はTool Logs Memoryに保存されます。
つまり、
質問
↓
Tool Selector
↓
calculate
↓
100
↓
Tool Logs Memory
という流れです。
「前回の計算結果は?」
次に、こう質問しました。
前回の計算結果は?
ここで重要なのは、AI COREがもう一度計算しなかったことです。
Memoryに、
25 × 4 = 100
という記録があります。
そこで、
質問
↓
Memory検索
↓
過去のTool Logs
↓
100
という処理になります。
Toolを新しく実行する必要はありません。
AI COREは、
「記憶があるから、計算しなくていい」
という判断をします。
しかし、新しい計算ならToolを使う
次に、
1200 + 350を計算して
と質問しました。
これは新しい計算です。
そのためAI COREはcalculate Toolを実行します。
結果は、
1,550
でした。
そして、この結果もMemoryに保存されます。
ここで重要なのは、
Memoryがあるからといって、常にMemoryだけを使うわけではない
ということです。
「前回の結果を使って、もう一度計算して」
今回、特に確認したかったのがこのケースです。
前回の計算結果を使って、もう一度計算して
この質問では、
「前回の結果を参照する」
だけではありません。
同時に、
「もう一度計算して」
という新しいTool実行の要求があります。
そのためAI COREは、
過去の結果
↓
Memoryから取得
+
新しい計算要求
↓
calculate Toolを実行
という判断をします。
ここが今回のDAY40で一番重要な部分です。
Memoryは「答え」ではない
今回の開発で、AI COREの役割が少し明確になりました。
Memoryは単なるデータ保存場所ではありません。
AI COREが判断するための情報です。
Memory
↓
過去を知る
Tool
↓
新しい処理を実行する
LLM
↓
結果を人間に伝える
この3つをAI COREがつなぎます。
DAY40で確認できたこと
今回のテストでは、
新しい計算をToolで実行
実行結果をMemoryへ保存
過去の結果をMemoryから取得
過去結果だけならToolを再実行しない
新しい計算要求ならToolを実行
過去の結果を参照しながら新しいToolを実行
複数の過去計算結果をMemoryから取得
という動作を確認しました。
最終的には、Tool Logs Memoryに保存された計算履歴から、29件の計算結果を取得するテストにも成功しました。
AI COREは少しずつ変わっている
DAY39では、
Memoryが目覚めた。
DAY40では、
Memoryを使って判断する。
というところまで進みました。
まだ完成したAIではありません。
しかし、
Memory × Tool × LLM
が一つの流れとして動き始めています。
AI COREは、
「質問されたら答えるだけのシステム」
から、
「過去を参照し、必要ならToolを実行し、その結果をLLMで回答するシステム」
へ少しずつ変わっています。
次のDAYへ
DAY40で、MemoryとToolの基本的な連携は確認できました。
では次に、
AI COREは何を判断できるようになるのか?
ここからさらに一歩進めます。
Company AI OS開発記録は、DAY41へ続きます。
Company AI OS
AI COREを中心としたCompany AI OSの開発記録です。
設計、プログラミング、テスト、失敗、修正まで、実際の開発過程を記録しています。
完成したシステムだけではなく、
「AI OSがどのように作られていくのか」
その過程そのものを残していきます。
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GitHubでDAY40の実装内容とコードを公開しています。
https://github.com/hoshino122-alt/Company-AI-OS/blob/main/README.md
