見出し画像

昭和の頃(ポンジュースとプラッシー 40年代)


1963年(昭和38年)生まれの私が、小学生の頃のお話です。ジュースは風邪を引いたときに飲めるいわば病院で販売されない薬のようなものだった。そんな時でも、飲むのが苦手なジュースがあった。その頃、えひめ飲料から1951年(昭和26年)に発売されていたみかん100%のジュースが「ポンジュース」だった。健康には良かったのでしょうけれど、子供だった自分の中ではジュースという感じではなく、薬だった。風邪で喉が痛い時に飲むとなお痛くなり苦手だった。母親は、風邪で体調悪いのだから元気の出る果汁100%の買ってきてくれたと思うが、「ポンジュース買ってきたよ」とうれしそうに言われると何も言えなくなった。「喉が痛い」と言って少ししか飲まなかった。風邪の時にもう一つの大好きなおれんじジュースがあった。ダケダ飲料の1957年(昭和32年)プラッシーだ。お米屋さんにしか売られていない不思議なジュースだった。ビンに入ったプラッシー。みかん味の大変美味しいジュースで、ビンの中に粉が浮いていて(みかんのしぼりかす)、必ず振ってから飲なかればならなかった。その振るのも楽しかった。風邪を引いた自分と、米屋の精米機の音を思い出させてくれるプラッシー。

いいなと思ったら応援しよう!