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【小説】『月の図書館と、忘れたい記憶の重さ』#4

​第3話:言えなかった「ごめん」の重さ

​ 深夜。図書館の扉から、ケンジという名の男性が入ってきた。彼は三十代後半だろうか。肩に力の入ったスーツ姿で、まるで分厚い鎧を着ているように見える。

​ 彼はカウンターの前に立ち、司書に静かに言った。

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