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ウェルビーイングな時間

仕事が楽しかった 

薬剤師としてずっと仕事を続けてきた。病院や調剤薬局で調剤のみに追われてる時は、楽しいというよりこなしているという感じになりつつあった。緩和ケアが日本に伝わり緩和ケア病棟がまだ数えるほどしかなかった時代、緩和ケアの認知度がひくく、言葉さえもしらない、理解されてない時代に緩和ケア病院の薬剤師として入職する機会をいただきました。同時に臨床の勉強をしたい気持ちが強くなり新しい知識を得てそれを現場で役立たせることもできました。患者さんとの距離が近くなりお話をいろいろ伺ることもできました。薬のことだけでなく、これまでの振り返りをとおして自分の人生なんだったと一緒に考えることもできました。多くのことを患者さんから学ぶことができました。その後在宅緩和ケアでソーシャルワークで患者さん・家族からいろいろの相談を受けたり、思いを聞かせていただきました。症状がコントロールされてない時は早く痛みとって、呼吸が楽になるように、思いがすべてそちらに向かっていますが、症状コントロールできるとはたして何もやれることがないと気持ちが落ち込んだりする方もいらっしゃいました。well being な時間は?って自分のことではなく患者さんのwell being な時間を考えてました。その方の大切にしていたことなどお話を伺いながら限られた時間を笑顔で過ごされるように願っていました。仕事一本 私の生活はワークイズライフだったかも。仕事は忙しくも、貴重な時間をともに過ごすことができることは私にとってはやはり仕事がwell being な時間でした。
それでも休暇は休暇で十分に楽しんで仕事と遊びの両立、いまでいうライフワークバランスが確保できなかったという思いはありませんね。そんなふうに仕事も楽しんで遊びも楽しんでとやってきたらいつの間にか後期高齢者になってました。

後期高齢者に及んで

還暦を迎えた時は、いまさら新しいことを初めてもしかたないな、やれないなという思いにもなりましたが、結果を出すことよりはその過程が大事なんだ、と思うようになりいろいろやってみたいという思いがまた芽生えてきました。50代半ばで関東圏から宮城蔵王に移住しました。ある意味自然のなかで生活したい、スキーもしたいしなぁという思いがありましたが、生活拠点を変えるにもエネルギーが必要、引っ越しするなら今かなと50代で引っ越しました。仕事も継続していたので、忙しさは変わりなかったのですが、週末は蔵王の自然を満喫できていました。その景色や生活もだんだん見慣れてくると最初の感動は薄れてきていました。そんな折あまがい先生の大人の絵日記に出会いました。生活の中に絵日記が存在するようになりました。小学校の夏休みの宿題で絵日記がありませんでしたか?私はあまり得意でなく、良く親に描くことないからどこかに連れて行ってと言ってたことをおもいだしてました。そんな私が日常の生活、暮らしの中で気が付かなったことがたくさんあるではありませんか。小さな幸せがころがってます。東北の春はおそい、根開きで春の足音を感じたり、芽吹きの季節になると赤ちゃんの手のように柔らかい新芽、新芽の愛らしさと同時にエネルギーを感じたりします。同じものを見ていても心の視点が変わったのかもしれませんね。
今日は空が青かった、美味しいパンが焼けました、小鳥たちが餌をおねだりにきてます。何気ない毎日の中に幸せは隠れています。絵日記を描き始めてそれに気がついたのかもしれませんね。パンを焼きました、美味しいねの笑顔、それを絵にしてまた楽しむ、あとでみてまた微笑む。
そんな日常はwell being な時間です。残された時間がみえてきた今、仕事はおさえて自分家族の時間を大事にしたいという思いが強くなってきました。
絵日記の楽しさを皆さんにお伝えしたい、一緒に楽しみたいという思いもあります。きっとさらにwell being な時間になるのではないかなと思います。
grandma Teru の願いです。


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