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★S19:自己紹介が苦手な人へ ― 「ひと粒」で伝わるコツ

― 話すのが苦手なわたしが、講師として伝えていたこと ―

・・・

交流会やイベントで
「自己紹介お願いします」と言われるたび、
わたしは、すこし身構えてしまう。

自己紹介って、何をどこまで話せばいいんだろう。
「ひとり1分で」「ひとり3分で」
持ち時間が変わるたびに、余計に戸惑っていた。

自分を伝えるためのはずなのに、
言葉がうまく出てこないことが多々あった。

全部を伝えようとして、
結局うまくまとまらなかったり。

逆にあっさり終わって、
「薄かったかな…」と不安になったり。

そんなふうに感じたこと、ありませんか?

・・・

わたしが起業コミュニティで講師をしていたころ、
受講生と出会うたびに「自己紹介タイム」があった。

話すことが得意な人はスラスラと。
でも、緊張して言葉に詰まる人もいる。

「ぜんぶ言わなくていいですよ」
「ひとこと、これだけは!ということで大丈夫ですよ」


今思えば、あの頃にも
「ひと粒でいい」と伝えられていたらよかったな、と思う。

・・・

伝えたいことを全部話そうとすると、
自己紹介って、急に「プレゼン」みたいになってしまう。

でも、相手がほんとうに知りたいのは、
あなたの「情報」じゃなくて、
あなたの「雰囲気」だったりする。

・・・

じゃあ、
自己紹介で名前以外に、何を話せばいいんだろう?
・年齢?
・職業?
・出身地や居住地? 活動拠点?


…と、頭の上が「?」だらけになったこと、ありませんか?

テンプレ的に例を挙げると

魔女の宅急便 キキ (名乗り+目的)
→「私、キキ。こっちは黒猫のジジ。
  魔女の修行のために、この町に来ました」

もののけ姫 アシタカ (名乗り+出身や居住地)
→「我が名はアシタカ!
  東の果てよりこの地へ来た!」

ONE PIECE  ルフィ (名乗り+目標や夢)
→「俺はルフィ!海賊王になる男だ!」

名探偵コナン 灰原哀 (名乗り+多く語らない)
→「私の名前は灰原哀...よろしくね」


キキの素直さ、
ルフィの情熱、
アシタカの礼を重んじる強さ、
灰原哀の静かな知性…

口調で伝わる「雰囲気」があるように、
「何を言うか」よりも、
「どう伝えるか」「どこまで伝えるか」が
自己紹介では印象を左右する。

そして、「どのトーンを選ぶか」は自由。

アシタカやルフィのトーンで灰原哀の情報量を伝えると
「私は灰原哀!よろしく!」

と、清々しく潔い印象になる。

自己紹介は、自分を縛るものじゃなく、
自分で選べるものでもあるのかもしれない。

・・・

とは言え、
こんなにセリフっぽい自己紹介は
現実ではなかなか使いにくいもの。

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