マワリテメクル小宇宙 第3章
🌻身体と心の小宇宙を巡る旅:東洋医学の知恵『マワリテメクル小宇宙』第3章より
東洋医学の根幹をなす「陰陽五行説」は、私たちの身体、感情、そして生活すべてが、自然界と同じように密接に繋がり、影響し合っているという壮大な宇宙観です。
この知恵を日常に活かすことで、心身の不調を根本から見つめ直すヒントが得られます。
第3章のポイントは、五行の一つである「水(腎・膀胱)」と、五行の関係性を示す「相生(そうせい)」「相剋(そうこく)」という重要な概念です。
1️⃣ 生命の根源と繋がる「水」のエネルギー:腎と膀胱
東洋医学において、「腎(じん)」は単に泌尿器としての腎臓を指すだけでなく、生命力の根源、成長・発育・生殖、そして水分代謝を司る非常に重要な臓器群(五臓の一つ)と考えられています。そして、その対となる「膀胱(ぼうこう)」とともに「水」のグループに属します。
🔹「腎」のエネルギーが弱ると、心身に起こる変化
腎のエネルギーが衰えると、単なる身体の不調だけでなく、心の状態にも大きく影響が出ます。
精神面: 消極的になったり、物事を決められない優柔不断な状態になったり、必要以上に恐怖心を感じやすくなります。
身体面: 骨の病気(骨は腎が司る)や歯のトラブル、聴力の低下、そして記憶力や集中力の低下など、生命力の貯蔵庫が空っぽになるような症状が現れます。冬は特に腎が弱りやすい季節と言われます。
🔹 腎・膀胱を整えるための生活習慣
停滞は「水」のエネルギーの大敵です。腎と膀胱を健康に保つためには、体内の老廃物や心のマイナス感情を「水に流す」意識が大切です。
デトックス: 身体に滞っている水分や老廃物を流すことを意識しましょう。
感情の解放: 抱え込まず、マイナスな感情は手放す勇気を持つこと。
自然との繋がり: 現代人は靴やコンクリートで大地から隔てられがちですが、「裸足で大地と触れ合う」アーシングは、生命のエネルギーをチャージし、腎の回復に役立つと言われています。
🔹 腎・膀胱に力を与える食養生
腎を養う「水」の食材は、主に黒い色や塩辛いもの、そして根菜類に多く見られます。
海藻類: 昆布、ひじき、わかめなど(特に昆布は「腎」と「骨」を養います)。
豆類: 黒豆、小豆など(腎の働きを助け、利水作用があるものも多いです)。
根菜類: 大根、ごぼう、人参、レンコンなど(土に根を張る力強い生命力が腎にエネルギーを与えます)。
2️⃣ 互いに生み出し助け合う「相生(そうせい)」の関係
五行(木・火・土・金・水)は、それぞれが独立しているわけではなく、自然界の循環のように密接に影響し合っています。
「相生」とは、互いに助け合い、生み出し合う(右回り)の循環関係のこと。ちょうど「親子」のような関係性で、前の要素が次の要素を生み出します。
この流れは、自然の理を象徴しています。
木が燃えて、火を生じる。
火が燃え尽きて灰(土)となり、土を生じる。
土の中から鉱物(金)が生まれ、金を生じる。
金属の表面に水滴(冷えて)が集まり、水を生じる。
水が草木に栄養を与え、木を育てる。
東洋医学では、身体の不調を考える際、この相生の関係を非常に重視します。例えば、もし「子」にあたる五臓が弱っている場合、その「親」にあたる五臓から治していく、つまり根本的な原因をたどってアプローチすることが治療のポイントとなるのです。
3️⃣ 秩序を保つために抑制し合う「相剋(そうこく)」の関係
一方、「相剋」とは、一つ飛ばしの対角線で互いにバランスを取り、抑制し合う(対立し合う)関係性です。これは、自然界の秩序を保つための「制御」のシステムを意味します。
この関係性も、日常生活の中で見ることができます。
木は、土から養分を吸収し、土の勢いを抑える。
土は、堤防となり、水をせき止める。
水は、火を消し、火の勢いを抑える。
火は、金属を溶かし、金の勢いを抑える。
金(斧)は、木を切り、木の勢いを抑える。
相剋の関係が崩れると、特定の臓器のエネルギーが強くなりすぎて、他の臓器を攻撃(剋す)してしまい、病となって現れるとされています。
🔹 五臓のバランスを整える最大の秘訣は「笑い」!
この五臓のエネルギーの滞りや乱れた流れを整えるために、本書では「笑い」が極めて重要だと説いています。
笑うことで、リラックス効果をもたらす副交感神経が優位になります。
副交感神経優位の状態は、血液を浄化し、自然治癒力である免疫力を上げる効果があるのです。
悩み多き現代社会で、意識して笑う時間を作ることが、最もシンプルな東洋医学的セルフケアと言えるでしょう。
✏️ 今後、私の仕事への活かし方
正直なところ、五行と五臓の関係性など、知らないこと、驚くことばかりです。
特に「食事」や「感情」が、物理的な身体にとってこれほどまでに深く、直接的な影響を与えているという事実に驚きです。
あなたの周りに、こんな症状はありませんか?
「身体に良い」と聞いて特定のサプリや食材を摂取しているけど、イマイチ効果を感じられない...。
些細なことでイライラしたり、落ち込んだり、感情に振り回されて気持ちが不安定になる...。
病院に行っても「異常なし」と言われるが、なんとなく調子が悪い...。
もしかしたら、その不調は、五行五臓の「相生・相剋」というエネルギーバランスの乱れを見落としているせいかもしれません。
特定の五臓のエネルギーが強すぎる、または弱すぎる、あるいは関係性の乱れ(相剋の行き過ぎ)が、あなたの身体にSOSを出している可能性があります。
もしそのような症状や疑問がありましたら、ぜひ一度当院にご相談ください。
単なる身体の歪みだけでなく、東洋医学の五行五臓の関係性という視点からも、不調の原因を一緒に深く考えてみましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました🙏✨
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