#せりふ三題噺 #ゼラニウム団子耳「お隣同士」
■セリフ
「気合い入れてこ!」
■三題
・ゼラニウム
・団子
・耳
梅雨のしとしとが止まらない。水分大好きのアジサイは生き生きとして、大きな半球状の花をいくつも咲かせている。
一方で、その隣のゼラニウムはぐったりとして生気がない。先月、鮮やかに咲かせた朱の花は皆落ちて、わずかに残った花芯にはカビが生えていた。
「もう~あなた大丈夫? 辛気臭いわねえ。気合入れてこ!気合っ」
ゼラニウムにアジサイがハッパをかける。
「あぁ? あ~たね。そんなこと言うけど、私は乾燥した大地が好きなの。だから今はしょうがないのよ」
「あら、そうだったの。ごめんなさいね」
「いいわよ。あっそうだ。あ~た元気なんだから、私の上に枝をのばして葉っぱの傘をさしてくれたらありがたいんだけどねえ、どう?」
「わかったわ。お詫びのしるしよ」
アジサイは枝を伸ばし、葉っぱで雨を避けてあげた。
「ああ~これでなんとか、しのげるわ。ありがとねえ」
その伸びた枝をつたってカタツムリが、アジサイからゼラニウムに乗り移ろうとしていた。
「こら、カタツムリ。こっちに来るんじゃないよ。カタツムリは無理っ」
「叫んでもだめよ。カタツムリに耳は無いの」
「じゃあ、どうすんのよ~ これ!こっちにそのヌメヌメした胴体だか足だかわかんないものを伸ばしてくるんじゃないよ」
ゼラニウムは身震いした。その振動とその毒気が伝わったのか、カタツムリは Uターンしてアジサイに戻り、地面へと降りて行った。
アジサイが落とした株元の枯れ葉の下には、団子虫の集団が眠っていた。カタツムリに起こされたその集団とカタツムリは、やがて並んで動き出す。
「どこへ行くんだろうね。もしや、駆けっこでもしてるの?」
「随分遅い駆けっこだこと。違うわよ。この先の塀に登って、そこから染み出るカルシウムを食べに行くのよ」
「へえ~塀を食べるの?」
「両方とも殻を持ってるでしょ?その成分がカルシウムってわけ」
「全然違う生き物なのに、仲良くお食事なんて微笑ましいわね」
「私達も、梅雨の好き嫌いはあっても、お隣同士」
「うん。お隣同士」
『仲良くしましょうね』
こうしてゼラニウムとアジサイはお隣同士で根を宿して、毎年初夏から梅雨明けまで、お互いの花を交互に見せ合いながら、仲良く暮らしているのです。
(おしまい)
ちなみに。
上の画像では、ダンゴ虫がぞろぞろ歩いていますが・・
ダンゴムシは仲間と協力するような集団行動はしません。ただし、湿った暗い場所を好むため、居心地の良い場所に結果としてたくさん集まる習性があります。これを「集合」と呼びます。
「集合」が起こる理由は大きく2つあります。
フェロモン
ダンゴムシのフンには集合フェロモンという成分が含まれています。これには仲間を引きつける効果があります。そのため、1匹が安全な場所を見つけると、その匂いをたどって他の仲間も集まってきます。
水分の保持
ダンゴムシはもともと海で暮らしていた生き物の仲間です。体が乾燥するのにとても弱いため、水分の蒸発を防ぐために、仲間同士で集まって隙間を埋めようとします。
このように、ダンゴムシは「仲良しだから」集まっているのではなく、水分を守り生き残るための生存戦略として結果的に集団になっているのです。
というわけで、
画像は嘘ですから~残念~!団子虫 動くときは 一匹狼斬りっ!
あしからずm(*_*;m
しかし、これは↓本当です。
ダンゴムシもカタツムリも、体を作るために「カルシウム」がとても大切です。ダンゴムシは硬い殻を保つためにカルシウムを食べます。カタツムリも体を守る丈夫な殻を作るために同じ栄養素が必要です。
どちらの生き物も、自然の中ではコンクリートを食べてカルシウムを補給します。コンクリートは石灰岩というカルシウムの鉱物で作られているためです。
ダンゴムシやカタツムリを飼うときは、次のようなものをエサと一緒に入れてあげると元気に育ちます。
コンクリートの破片や石灰岩
卵の殻(しっかり洗って細かく砕いたもの)
煮干し(カルシウムやタンパク質が豊富です)
市販のペット用カルシウム剤
ダンゴムシは脱皮をするときに自分の古い殻も食べて栄養を取り戻します。
人間も骨や歯の材料としてカルシウム大事ですね。摂取不足で結石が~なんてことも。血液検査等の健康診断、行ってますか? 私はこの木曜日です。
ちなみに2。
お隣同士で良いのやら・・
アジサイとゼラニウムを隣に植えるのは、水やりの好みが全く異なるためおすすめしません。それぞれに合った環境で育てるのが基本です。
水やりの好みが違う
アジサイ:水が大好きです。土が乾きすぎると枯れてしまいます。
ゼラニウム:乾燥を好みます。水をやりすぎると根が腐ってしまいます。
同じ花壇や鉢に植えると、どちらか一方が水不足になるか、逆に水のやりすぎで枯れてしまいます。
日当たりと場所の好みが違う
アジサイ:強い日差しが苦手です。半日陰(木漏れ日が当たるような場所)を好みます。
ゼラニウム:太陽の光が大好きです。日当たりの良い場所を好みます。
ただし、真夏はどちらも強い直射日光を避ける必要があります。
一緒に植えたいときの工夫
どうしても同じ場所で楽しみたい場合は、別々の鉢に植えて、並べて置くようにしましょう。
これなら、水やりの頻度をそれぞれに合わせて変えることができます。
つまりは、画像のように同じ空の下で、お互い元気に花を咲かせるのは、かなり難しい技なのですね。 以上。
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いまだサポートってよくわかっておりませんw