モッズをあんまり通ってこなかった僕が辿り着いた、日本のロックの共通点
僕はモッズをちゃんと通ってきた人間ではありません。
The Whoも深くは追えていないし、映画の「さらば青春の光」も見ていません。
でもなぜか、ずっと引っかかっている感覚はありました。
なんとなくかっこいいと思ってしまう。
でも、それが何なのかはよく分からない。
そんな状態のまま、ずっと音楽を聴いてきた気がします。
通ってきた音楽は、少しズレている
代わりに通ってきたのは
The Kinks
Small Faces
The Jam
このあたりです。
いわゆるモッズ周辺、と言えばいいのかもしれません。
ただ、これで「モッズが分かる」と言うには、少し心もとない気もしています。
それでも、この3つはちゃんとかっこいいと思っています。
理由はうまく言えないんですが、どこか共通した空気がある気がするんですよね。
日本のバンドにも同じものを感じる
いつだったか、その感覚が日本のバンドにも繋がっていることに気づきました。
例えば
The Collectors
Thee Michelle Gun Elephant
the pillows
STRAIGHTENER
ジャンルも時代もバラバラです。
でも、不思議と全部ちゃんとかっこいいと思ってしまいます。
僕はパンクが好きです
ここで少し話が変わります。
僕はパンクが好きです。
とはいえ、いわゆる“ガチのパンクス”ではなくて、自分では「薄いパンクス」くらいに思っています。
それでも、今ここで挙げてきたバンドを聴いていると、どこか同じものを感じるんです。
それは音の速さでも、歪みでもなくて、
もっと根っこの部分にある衝動のようなものです。
ひとつの分岐点の話
こんな話があります。
The Collectorsの加藤ひさしさんは、
一歩間違えばTHE BLUE HEARTSに関わっていたかもしれない、という話です。
詳しい経緯はさておき、この話を知ったとき、少し考えてしまいました。
もしそうなっていたら、日本のロックは少し違う形になっていたのかもしれません。
共通していたのは、音ではなかった
ここまで考えて、ようやく少しだけ分かってきた気がします。
僕が惹かれていたのは、音楽のジャンルではなくて
“整え方”と“衝動”のバランスだったのかもしれません。
無駄を削る
シンプルにする
でも冷たくはならない
その一方で
ちゃんと衝動が残っている
この感じが、全部のバンドに共通しているように思えました。
それはファッションにも似ている
ここで少し話を広げると、この感覚はファッションにも近い気がします。
例えばデニム。
余計な装飾はないのに成立している。
でも無骨すぎず、どこかに色気がある。
音楽も、少し似ているのかもしれません。
装飾過多で無骨なのも格好いい場合がありますけどね笑
モッズを通っていないから見えたもの
僕はモッズをちゃんと通ってきていません。
でも、だからこそ見えたものもある気がしています。
ちゃんと理解していないからこそ、
断片的に感じていたものを、自分なりに繋げることができた。
まとめ
モッズは、音楽ジャンルではなくて
“整え方の美意識”だったのかもしれません。
そしてパンクは
“衝動の残し方”だったのかもしれません。
その2つが、形を変えながら、日本のロックにも流れている。
そんな気がしています。
正直、まだよく分かっていません。
でも、分からないままでも、かっこいいと思える音楽があるのは、良いことなんじゃないかな、と思います。
