生成AIをもっと使いたくなるワークショップを開催
2025年6月11日、日本画像学会の年次大会「Imaging Conference Japan 2025」にて、昨年に続いてワークショップを開催しました!
今年のテーマは、『AIツールの連携活用ハンズオン ~試行と共有を通して “応用レシピ” を描き出す』です。
ご参加いただいた皆さん、そしてご協力いただいた関係者の皆さん、本当にありがとうございました!
今回の目標は、画像学会の皆さんに 「生成AIってめちゃくちゃ使えるじゃん!」「もっと使ってみよう!」 と思ってもらうこと。当日の様子を、参加者のアツい声とともにお届けします。
「使ってはいるけど…」から一歩先へ
開催前のアンケートでは、参加者の多くがすでにChatGPTやGeminiなどの生成AIを「週に数回」以上利用していることがわかっていました。主な目的は「情報収集」や「文章作成」。一方で、「情報の正確性」や「スキルの習得」に難しさを感じている声も。
そこで今回のワークショップでは、単にAIの使い方を学ぶだけでなく、「AIとどう付き合い、どう連携させれば、新たな価値を生み出せるか」 を体験することに主眼を置きました。
お題は「技術論文から、30秒ピッチを作れ!」
ワークショップは、ワイワイガヤガヤのペアワーク形式。参加者にはこんなミッションが課せられました。
技術論文を読んで理解し、その技術を活用して、異分野向けの新商品を提案。最後に出資者向けの30秒ピッチで発表せよ!
かなり手強いミッションですが、もちろん一人でやるわけではありません。頼れる相棒「生成AI」がいます。
因みに、ワークで使用した論文は、日本画像学会誌 第64巻 第1号に掲載の『液晶性有機半導体を用いたイメージセンサピクセルの製作(鈴木、半那、飯野:東京科学大学)』で、下の添付ファイルで全文お読みいただけます。
【論文の要旨を理解する】 まずは専門的な論文をAIに読み込ませて、各自が「分かりやすい!」と思える要約が出てくるように、指示(プロンプト)を試行錯誤してもらいました。まずは自分たちで工夫する時間です。同じAIでも、プロンプト一つでアウトプットが全く変わることを体感し、隣のペアと見せ合うと「なるほど、その聞き方があったか!」と発見の連続でした!
【技術を応用して、新たな価値を創出する】 プリンター業界など、普段の業務に近い分野からあえて離れ、論文の技術を「旅行」「家事」「農業」といった馴染みの薄い分野に応用するアイデアを、AIと壁打ちしながら発想します。AIにアイデアを出してもらった後、どうすればもっと良いアイデアになるか、参加者自身がプロンプトを工夫。「この技術じゃないとダメなものは?」「一番価値が高いのはどれ?」といった問いをAIに投げかけるなど、対話を重ねてアイデアを磨き上げていきました。
【新たな価値を30秒で伝える】 最後は、磨き上げたアイデアを出資者に売り込むための30秒プレゼン原稿の作成です。「出資者の心を掴めるように、魅力的にまとめて!」といった、少し無茶なお願いにもAIは応えてくれます。
生まれた応用レシピ:「旅の思い出リストバンド」
あるチームが生み出したのが、「“旅の思い出”リストバンド」。 これは、論文で紹介された「柔軟なフィルム上のセンサー技術」を応用し、旅行中の脈拍や光環境を記録するというアイデア。
旅行後に、個人の感情データと連動した「世界に一つだけの記念ムービー」を販売する。これは、単なる思い出の記録ではなく、「感情のデータ化」という新たな市場を創出する事業です。
このアイデアをもとに、AIに「商品企画書」を作成すると、そこからさらにWebサイトを作成したり、「プロモーション用の短編小説を書いて」とお願いすると、感動的な物語が生まれたり、そんなデモンストレーションで、AIの可能性を示しました。
このように、一つのアイデアを様々なAIツールで連携させ、多角的にアウトプットを広げていく「応用レシピ」 を体験していただきました。
参加者の声「AIのハードルが下がった!」
ワークショップ後のアンケートでは、満足度が非常に高く、何よりほとんどの参加者が 「生成AI活用のモチベーションが上がった!」 と回答してくれました。
「初めてまともに生成AIを使用しました。生成される出力のまともさに驚きました。今後多用していこうと思います。」(40代)
「参加型で周りと協力して進めるワークショップで、とても楽しく学べました。自分のこれまでのAI活用がちっぽけだったと実感したので、これを機にどんどんAIを取り入れていきたいと思います。」(20代)
「生成AIのハードルが少し下がりました。」(30代)
「ある程度使ってはいるのですが、より高度な作業の事例を知れてとてもためになりました。面倒なことはなるべくAIに押し付けようと思います!」(40代)
嬉しい声ばかりで、企画した私たちも胸がいっぱいです!
明日から使い倒そう!失敗はただの実験だ
生成AIは、完璧な答えを一度で出してくれる魔法の杖ではありません。 大切なのは、「目的を明確にして、具体的に指示し、出てきた答えを鵜呑みにせず、対話を繰り返すこと」。
面倒なことは、どんどんAIに押し付けましょう。 自分一人では思いつかないことを、AIに壁打ちしてもらいましょう。 そして、自分の専門知識を、AIを使って全く違う分野にぶつけてみましょう。
もし上手くいかなくても、それは失敗じゃありません。 「なるほど、この聞き方じゃダメなのか」という新しいデータが一つ取れただけ。ただの実験です。
今回のワークショップが、皆さんの「生成AI、もっと使ってみよう!」のきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。 さあ、明日から一緒にAIを使い倒していきましょう!
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