秋のパキスタン2024.10 地学の話
世界の中で8000mを超える山は14峰あり、
そのうちヒマラヤ山脈が10峰、カラコルム山脈が4峰。
7000mを超す山はヒマラヤ山脈一帯に100以上あると同時に、
世界でこの地域にしかないという。こうなると名もなき山も多そう。

パキスタンNorthern areasでは壮大な景観に、圧倒的な圧迫感に近いようなものを感じた。
「はて?この気持ちなんと表現したものか…」と思いながら車窓を見ていると、気になるのはその美しい地層たちだった。
歩けば、道端に転がっている小さな石ころを拾ってみる。美しいなと思う。

この地は大きなプレートのぶつかりによって作り出された高い山と、インダス川の流れによって作り出された。
今もなお山脈は高くなり続けている。GPS測定をすると年間約2mmほど高くなっているともいう(測量制度や方法で異なるようだが)。
この動きが私に大きな作用を及ぼしていると考えると、この「はて?」の答えに行きついたように感じる。
地球上のすべての物は同等に地球の一部と考える私には、
無意識の感じとはこんなものが原因ではないかと思う。

長い年月、海底から8000m以上の海抜に押し上げられ、
大きな圧力をかけられたことにより作り出された岩石の山々。
その岩をインダスの流れが侵食し、形成された大地に人々は暮らしている。

今、山々は小さな水の流れによって、少しづつ侵食され、不思議な光景を見せてくれる。

もとは固い花崗岩が侵食により細かくなりそれが積み重なり、また新しい地層を作り出す。
ここには無数の進行形のダイナミックな岩石サイクルの姿を見ることができるように思う。

川は堆積層をまた削り地形を変えていく
ギルギット―チラース―スカルドゥ三地点を結ぶ道路の交差点近くに三大山脈ジャンクションポイントはある。
インダス川とギルギット川は地質学的な境界をなしている。
この地点では、世界の屋根が対面し、ヒンドゥークシュ山脈・カラコルム山脈・ヒマラヤ山脈は力比べをしている。

寒冷砂漠は、方解石からなる石灰の白い雪のような砂が続く。

山を削り続く氷河は、その岩石の色をしていた。

氷河が削る渓谷はU字型になるそう
地球が生み出す美しいデザイン。
パキスタンNorthern areasは地学好きにはたまらなく魅力の場所だ。

