【洋楽】BOYS DON’T CRY/MIKOLAS
MIKOLAS
MIKOLAS(ミコラス)。
チェコ共和国のシンガー。
私は彼を、SKY-HI(日高光啓)とのコラボ楽曲で知った。
コラボというか、元々リリースしていた彼の曲をfeat.SKY-HIとして再リリースしたような形だった。
彼の魅力は、心地よいビートと甘い声。
MVには自身が登場し、ダンスや演技をしており、その多彩さも魅力の一つだ。
BOYS DON’T CRY
彼の曲の中でトップクラスに好きなのがこの曲。
全編英語歌詞だが、和訳バージョンのMVもavex公式YouTubeチャンネルに上がっているのでそちらも良ければ見て欲しい。
恋人に強さを求められ続けた男が、僕はそんなに強くないんだ、と叫ぶ歌。
おまじないのように、祈るように繰り返される「BOYS DON’T CRY」に切なさが漂う。
私の好きな歌詞は2番のはじめ部分だ。
Is it strange
On bad nights
I gotta make it up to you
Sometimes I want flowers too
おかしいことかな
やりきれない夜には
君を慰めてきたけれど
僕だってたまには、甘えたいんだ (和訳byはいじま)
恋人のために強い自分を演じ続けて、恋人が甘えられる場であり続けたけれど、僕だって本当は甘えたい夜もある。
人間らしくて、しかし英語歌詞の妙により洒落た言い回しになっているところに惹かれる。
make it up to 人 で「人に埋め合わせをする」という意味。
gotta はhave got to 「~しなくてはいけない」のカジュアル表現。
義務的に恋人の機嫌を取ってきた様子が窺えて、在りし日の二人の様子が透けて見えてくる。
そして「Sometimes I want flowers too」
直訳すれば「時々僕もお花が欲しい」
意味が分かりませんね。
私が注目したいのは「too」の部分。
僕も、ということは、他にも誰か、お花をもらっている人がいるということだ。
誰?この場には僕の他に、恋人しかいませんよね。
恋人が得ているのは、僕という安心できる場所・強くて泣かない頼れる人。
「flowers」はそのメタファーである。
恋人から貰って嬉しい、お花みたいな優しさ、それを僕だって欲しいんだ。
君はいつも僕から貰うばかりで、僕にはくれないけどね。
何もおかしくないよ、人間だから甘えたいときもあるよね。
与えるだけの関係なんて、不均等で歪だから、そんなの恋人じゃないよ。
離れて行ってしまえば良いのに、『僕』は向こうから言われるまでは何も言わず、泣きもせず、ただ耐えるのだ。
それは、恋人に言われた「BOYS DON’T CRY」が、彼を縛りもするし彼の拠り所にもなっているからだ。
まとめ
彼が安寧の地で、思いっきり泣き叫ぶことができるように、祈っている。
ちなみに、私の好みだけで言うと、(創作物の中限定かもしれないが)〔ちょっとした癖や口癖が、離れた後もその人を縛って、いつしか祈りのようになる〕図が大好きです。
いつまでも離れられないあの日の、あの人の影。
ありがとうございました。
