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気づいたら、私の小説が英語になっていた

先日、記事一覧を眺めていて、ふと見慣れない文字に気づきました。

「翻訳 英/韓」

……ん?

なにこれ。

んん……?


noteが記事の多言語化を進めていて、それにともない自動翻訳が始まったことは知っていました。

でも、自分の記事が翻訳されているとは思っていなかったんです。

別の記事には、
「翻訳 英」というのもあります。

そこで気になって、自分の記事をひとつずつ確認してみました。

現在、公開している記事は65本。

そのうち、翻訳されていたのは37本。

約57%です。

……思っていた以上に多い。
特にエッセイ。

しかも、翻訳されているのはエッセイだけではありませんでした。

創作について書いた記事や、かなりニッチなテーマの記事。

まったく売れてない(笑)統合関連の記事や、昔ハマったスピリチュアル経験談の有料記事も翻訳されている。

なぜに……?

そして、掌編や短編もいくつか英語になっていました。

『ポケットの中のヒーロー』
『魔法のジュース』
『遅れてきた天使』
『8月の悪魔』
『白昼夢』
『傷痕』
『右手に青春、左手にナイフ』
『リトマス試験紙』

これらの記事の下に「翻訳 英」と表示されている。

そして、すぐに思ったのは、

これ、英語にしてちゃんと意味が通じるのかな?

ということ。

小説は、ただ意味が分かればいいというものでもありません。

言葉の曖昧さだったり。

あえて説明しない部分だったり。

途中まで読んでいたものの意味が、最後に少し変わったり。

そういうところも含めて物語なので、AIの自動翻訳でどこまで残るのだろう、と気になりました。

そこで、実際の英語版を開いてみました。

まず見てみたのは、
掌編の『白昼夢』。

おおっ……!


私、英語はあまり分からないので、日本語の原文と英語版をChatGPTに見てもらいました。

すると、多少「翻訳された文章らしさ」がある部分はあるものの、思っていた以上にきちんと訳されているとのこと。

何より驚いたのは、物語の意味だけではなく、構造もかなり残っていたことでした。

『白昼夢』は、途中まで読んでいた世界の意味が、終盤で少しずつ変わっていく話です。

そこが英語になったことで壊れていないか心配だったのですが、大きな仕掛けや余韻は、ちゃんと残っているようでした。

もうひとつ、『遅れてきた天使』も確認してみました。

こちらは途中で語り手が変わり、それまで読んでいた場面の意味が反転します。

日本語では「俺」と「私」で語り手の違いを表せますが、英語ではどちらも “I”。

これ、大丈夫なのかな。

そう思っていたのですが、場面や人物関係から、きちんと語り手が変わったことが伝わるようでした。

そして最後に登場する、小さな白い羽根。

そこにも余計な説明は加えられていませんでした。

ただ、羽根がある。

その意味をどう受け取るかは、読者に残されている。

それを知ったとき。
なんだか、ちょっと感動してしまいました。

もちろん、AIによる自動翻訳です。

正確さや細かなニュアンス、作者の意図が完全に再現されるわけではありません。

それでも、自分が日本語で書いた物語が、いつの間にか英語でも読める形になっていた。

日本語を読めない誰かにも、物語を受け取ってもらえる扉ができていた。

そう思うと、とても不思議。

実際に海外の誰かが読んでくれるかどうかは分かりません。

翻訳されたからといって、必ず読まれるわけでもない。

それでも、これまで日本語のみだった物語が、遠くへ行けるようになった。

それが嬉しかったです。

ちなみに。

『涙をこらえて仕事をした日』という、かなり個人的なことを書いた記事まで英訳されていました。

それを見たときだけは、

……え、この記事もか……。

と、ちょっと複雑な気持ちに(笑)。

小説のほうは大歓迎です。

『存在の証明』
『刻印のレクイエム』
『ふたり、孤独』
『二度、彼は死んだ』
『棘』
『やさしい復讐者』

まだ翻訳されていない、このあたりの掌編や短編にも、いつか「翻訳 英」の文字がついたらいいなあと思います。

そして。

この記事を書いている間にも、先日公開したばかりの別の記事が「翻訳 英/韓」と表示されていました。

いったいどういう基準で翻訳対象になるのか、さっぱり分かりません……。

でも、次はどの記事が翻訳されるのか。
ちょっと楽しみになっています。

▼掌編・短編小説


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