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「迷惑をかけちゃいけない」と思っていた私へ

私は昔から、

「人に迷惑をかけちゃいけない。」

そう癖があります。



体調が悪くても、

「大丈夫です。」

と言ってしまう。



困っていても、

「一人でできます。」

と笑ってしまう。



誰かに頼ることが、

どこか悪いことのように感じていました。



だから、

休職することになった時も、

最初に浮かんだのは、

「会社に迷惑をかけてしまう。」

という気持ちでした。



家族にも、

「ごめんね。」



子どもたちにも、

「ごめんね。」



何度も謝っていました。



収入が減ること。

家事が思うようにできないこと。

笑えない日が増えたこと。



全部、

「私が迷惑をかけている。」

そう思っていたんです。



でも、

ある日ふと思いました。



私は今まで、

誰にも迷惑をかけずに生きてきたんだろうか。



答えは、

「いいえ。」

でした。



子どもの頃は、

親に育ててもらいました。



学校では、

先生に助けてもらいました。



友達にも、

何度も支えてもらいました。



大人になってからも、

困った時には、

誰かが手を差し伸べてくれていました。



私は、

たくさんの人に助けられながら、

ここまで生きてきたんです。



それなのに、

自分が助けてもらう番になると、

「迷惑をかけちゃいけない。」

と思ってしまう。



なんだか、

少し不思議ですよね。



子育てをしていると、

娘たちはよく私に言います。



「ママ、手伝って。」



「これできない。」



その言葉を聞いて、

私は

「迷惑だな。」

なんて思ったことはありません。



「一緒にやろう。」



そう言って、

手をつなぐだけでした。



もし娘たちが、

困っているのに

「迷惑をかけたくないから。」

と言って、

何も言わなかったら。



きっと私は、

その方が悲しいと思います。



そう考えた時、

気づいたんです。



助けてもらうことは、

迷惑ではない。



助けてほしいと言えることも、

大切な力なんだと。



もちろん、

何でも人に頼ればいい、

という話ではありません。



自分でできることは、

これからも頑張りたい。



でも、

どうしても苦しい時は、

「助けて。」

と言ってもいい。



その言葉を、

少しずつ言えるようになりました。



そして、

もう一つ変わったことがあります。



以前は、

助けてもらうたびに、

「ごめんなさい。」

と言っていました。



でも今は、

「ありがとうございます。」

と言うようにしています。



謝るより、

感謝を伝える方が、

お互いの心が温かくなることに気づいたからです。



人は、

一人では生きていけません。



助ける日もあれば、

助けてもらう日もあります。



その繰り返しで、

人生はできているんだと思います。



だからもし今、

「迷惑をかけたくない。」

と一人で頑張っている人がいたら。



どうか、

少しだけ周りを頼ってみてください。



助けてもらうことは、

弱さではありません。



それは、

誰かを信じる勇気でもあります。



そして、

元気になった時に、

今度はあなたが、

誰かに手を差し伸べればいい。



その優しさは、

ちゃんと巡っていきます。



私は今でも、

「迷惑をかけちゃいけない。」

と思ってしまう日があります。



でも、

そんな日は、

自分にこう声をかけています。



「大丈夫。」

「今は助けてもらう番なんだよ。」



そう思えるようになってから、

少しだけ、

心が軽くなりました。


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