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n8nで下書き自動作成ワークフローを作成

「メールの下書きを自動で作れたらな…」
そんな瞬間、ありますよね。
報告メール、問い合わせ返信、見積もり案内。文面のパターンは決まっているのに、毎回手入力している…。
この記事では、n8nの入門「自動で下書きを作るワークフロー」を組む方法を紹介します。


なぜ「下書き自動化」なのか


メールを手で書くとき、意外と時間を使っているのが「書き出し」と「締めの文」。
内容そのものより、“型を整える”作業にエネルギーを奪われます。

でも、AIや自動化ツールを組み合わせると、この工程をまるごと飛ばせます。
「必要な情報だけ入れたら、自動で下書きが届く」——そんな流れをn8nで作るのが今回の目的です。


そしてものすごく簡単なワークフローで作ることができます。n8nの入門にもぴったりです。


今回つくるワークフローのイメージ

シンプルな流れにします。

  1. トリガー:Gmailから受信したメールを入手する

  2. 生成:AI(ChatGPT)で下書きを作成

  3. 出力:Gmailに自動で下書きを保存する

結果、メールを書く時間はゼロ。
AIが一瞬で「体裁の整った下書き」を用意してくれます。


Step1:Gmail Triggerを用意する


キャンバス上で中央にあるプラスボタンをクリックします。

「gmail」で検索

「Get a message」を選択して受信メールを取得するします。

Googleアカウントとn8nを連携させる

次に、Googleアカウントと連携するため、認証情報(Credential)を追加します。

最初は少し面倒ですが、初回だけなので頑張りましょう。

+Create new credentialをクリック。

OAuth2というGoogleの仕組みを使います。「Open docs」をクリック。

少し下にスクロールして「Google Cloud」をクリック

「コンソール」をクリック

「プロジェクトの選択」から「新しいプロジェクト」を押します。プロジェクト名は[test]など適当につけて作成します。

三本線のハンバーガーメニューから「APIとサービス」「OAuth同意画面」をクリック

 OAuthとは、IDやパスワードを相手に渡さずにアプリやサービス同士を安全に連携させる仕組みのことです。再び名前を入れ、サポートメールは自分のメールアドレスを入力。

次へを押して、対象は「外部」に。

連絡先情報は自分のメールアドレスを入れます。

最後にチェックボックスを入れて「作成」

次に「対象」をクリック。下に行って「Add users」

サイドパネルに再び自分のメールアドレスを入力

ここで登録したuserが自分のn8nにアクセスできるユーザーになるということです。

 再びハンバーガーメニューから「APIとサービス」「認証情報」をクリック

「認証情報」「OAuthクライアントID」の作成をクリック

「ウェブアプリケーション」を選択 

リダイレクトURIを「追加」をクリック

n8nの画面に戻って「Redirect URL」をコピーしてペースト

作成を押すと表示される「クライアントID」と「クライアントシークレット」をコピーして

n8nの画面に貼り付け

そしてその下にある「Sign in with Google」からサインインします。

作成後の「クライアントID」と「クライアントシークレット」は、クライアントIDの「✏️」ボタンから入って

右側の画面に表示されるので、再度確認したい時はこちらから入ってください。

これでn8nとGoogleの接続が完了しました。しかしまだこれだけでは使えるようになりません。

Googleサービスを有効化する

各Googleのサービスごとに「有効化」をする必要があります。

一旦Googleコンソールに戻ってもらい、検索窓にGmailと入れます。「GmailドライブAPI」を押します。

すると「有効にする」というボタンがあるので、これをクリックすると、使えるようになります。

これは、Google Sheet、GoogleSlidesなど、各Googleサービスごとに有効化する必要があるので、手間ですが、それぞれやってしまいましょう。


Step2:AIに下書きを作らせる

ここがいちばん楽しい部分です。

AIノード(例:OpenAI ChatGPTノード)を追加します。

Open AIもn8nと接続する必要がありますが、ここはAPIキーを入力するだけで済みます。

まずは上記サイトをクリック。

https://platform.openai.com/api-keys

ログインがまだの場合はログインして、「Create new secret key」をクリック

Nameを[test]など適当に入力して、「Create secret key」をクリック

そこで生成したキーをコピーして、n8nに貼り付ければOKです。

モデルはなんでも良いですが「GPT-4o-mini」を選択します。

次に、AIに指示を出すプロンプトを作成します。
「Prompt」のテキストエリアを選択し、右下の矢印アイコン(またはExpressionアイコン)をクリックして拡大表示にします。

するとこんな感じで拡大表示されるので、適当にプロンプトを打ち込みます。

こんなプロンプトを渡します。

こちらのメール文面に対しての返信文を考えてください。
回答には返信文以外を含めないでください。
件名も不要です。

結果、AIが自然な日本語の下書きを生成してくれます。
補足したい場合は、プロンプト内にテンプレートを追加して「件名・本文・署名」を分けてもOKです。


Step4:Gmailノードで下書きを保存する

AIが生成した文章を、今度はGmailの下書きに送ります。

  1. “Gmail” ノードを追加

  2. 「Send Email」ではなく「Create Draft」を選択

  3. 宛先・件名・本文をAI出力からマッピング

このとき、本文には {{$json["choices"][0]["message"]["content"]}} のように指定して、AIの出力を渡します。
これで、Gmailに自動で下書きが作られるようになります。


Step5:テストして微調整する

実際にフォームから送信してみましょう。
Gmailを開くと、AIが生成したメール下書きが並んでいるはずです。

「もう少し口調を柔らかくしたい」「社名を太字にしたい」などの修正は、AIプロンプトで調整可能です。
たとえば文体を統一したい場合は、こう書き換えます。

「文体は“お世話になっております。”で始まり、“以上、よろしくお願いいたします。”で締める形にしてください。」

少しの指示で、チーム全体のトーンを揃えられるのがAIの強みです。


Step6:応用のアイデア

慣れてきたら、こんな使い方もできます。

  • Slack通知連携:「下書きが作成されました」とチームに自動通知

  • テンプレート分岐:「件名」に応じて営業/請求/案内のテンプレートを切り替える

  • 添付ファイル生成:AIに「見積書」や「議事録」を作らせて自動添付

こうした拡張も、n8nならノーコードで実現できます。


まとめ:n8nで“考える時間”を取り戻す

下書きを自動で作ると、単なる時短ではなく「思考の余白」が生まれます。
一文を磨くことに集中できたり、相手の心情を想像する時間が戻ってくる。
つまり、AIで省いた時間を、人らしい部分に使えるようになるのです。

n8nは、技術的な壁を超えて、思考の流れを自動化できるツールです。
この「下書き自動化」は、その最初の一歩になります。


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