見出し画像

【育児ママ日記】パパっこが父を考える

私は子どもの頃、かなりのパパっこだった。

父の営業車の助手席に乗って、
山や野原を走るのが好きだった。

父は植物が好きで、
道ばたでつくばねやイチリンソウを見つけると、
少年みたいな顔をした。

その顔を見るのが、私は好きだった。

だから長い間、
父はすごい人だと思っていた。

でも大人になって、
結婚して、
子どもを産んでから思う。

父はずいぶん苦しかった人だったんだな、と。

仕事の愚痴を言っていた。
世の中への不満も言っていた。
家族への文句も、よく言っていた。

子どもの私は、
それを隣で聞いていた。

当時は気づかなかったけれど、
子どもは案外、親の言葉を真面目に聞いている。

親が苦しそうだと心配になるし、
親が誰かを嫌うと、
自分も嫌わなきゃいけない気がする。

親が不幸そうだと、
なぜか子どもまで苦しくなる。

親は時々、
子どもは何を言っても味方だと思ってしまう。

でも、本当は逆なのかもしれない。

子どもは親が思う以上に、
親のことが大好きなのだ。

だからこそ、
愚痴や不満をぶつけ続けると、
少しずつ関係がすり減っていく。

それは相手を傷つけるだけじゃなく、
自分を無条件で愛してくれる人を、
遠ざけてしまうことでもある。

最近、娘を見ながら思う。

この子には、
私の愚痴の受け皿にはなってほしくない。

安心して泣いて、
安心して笑って、
安心して子どもでいてほしい。

親になると、
子どもを育てているつもりなのに、
気づけば自分が教わっている。

そんなことが、
意外と多いのである。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集