夕飯は作る前から始まっている|献立を決める「見えない家事」7つ
夕飯づくりと聞くと、食材を切り、火を使い、料理を並べる姿を思い浮かべる。
でも実際の夕飯は、キッチンに立つずっと前から始まっている。
「今日、何を作る?」
その一問に答えるために行っている、7つの“見えない家事”を数えてみた。
1.冷蔵庫の中身を思い出す
何が残っていて、何を先に使うべきか。賞味期限まで覚えていることもある。
2.昨日までの献立と重ならないようにする
昨日は肉だった。朝はパンだった。最近、魚を食べていない。
数日分の食事を頭の中で振り返る。
3.家族が食べられる物を考える
子どもの好き嫌い、食べやすい大きさ、夫の好み。その日の体調も判断材料になる。
4.作れる時間から逆算する
帰宅時間、お風呂、寝かしつけ。
食べたい料理より、今日作れる料理を選ばなければならない日もある。
5.足りない物を確認する
献立を決めても、材料がなければ作れない。
買い物へ行くか、別の料理に変えるかを判断する。
6.栄養のバランスを考える
野菜が少ない、タンパク質が足りない。
毎食完璧でなくても、考えている人の頭には残り続ける。
7.片づけまで想像する
鍋をいくつ使うか。洗い物がどれくらい出るか。
疲れている日は、片づけまで含めて献立を決める。
こうして並べると、「夕飯を作る」は最後の工程に近い。
その前に、思い出す、比べる、選ぶ、調整するという仕事がある。
だから「なんでもいい」と言われて疲れるのは、わがままだからではない。
考える仕事が、そのまま一人に残るからだ。
「なんでもいいよ」の代わりに、家族が一つ候補を出す。
それだけでも、夕飯は一人の問題から家族の相談に変わる。
今夜は、こう聞いてみてもいいかもしれない。
「なんでもいいなら、一つだけ候補を出してくれる?」
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