『傾く椅子』ー詩ー
少しのプライドが
人に頼ることに
目隠しをする
時には後悔という橋を
長い歳月をかけて
渡り歩くこともある
私が赤子のように
安心して居られる場所は
あなたが作ってくれた
背もたれのある木の椅子
脚の長さはまちまちで
振り子時計のような面持ちで
右へ左へリズミカルに傾く
それでもきっと
私の人生の
傾き加減よりはましで
思い出は
私にだけ見える短編映画
何度も見返しながら
私は右に傾いたまま
また 眠りに落ちる
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