確定申告、何から手をつけるか|ハンドメイド作家がゼロから準備を整える順番
レシートは溜まっているのに、そこから先が分からない。そういう人が、順番どおりに手を動かせるようにするための記事です。
何が分からないのかが、分からない
確定申告の話になると、まず何から手をつければいいのかが分かりません。
本を読むと、所得とか経費とか青色申告とか、言葉の説明から始まります。読んでいるあいだは分かった気になるのですが、本を閉じると、ではこのあと自分は何をすればいいのかが残りません。
僕たちもそうでした。
妻がブランドを始めた年、うちは本当に何もしていませんでした。売れたお金はふだんの口座に入って、材料はふだんの買い物と同じカードで買っていました。記録らしい記録は、ひとつもありません。
翌年、開業届を出しました。青色申告の申請書も同じ日に出しました。書類を出したので、何かが整った気になっていました。
でも、日々の記録は相変わらず何もしていません。
困ったのは、最初の申告の直前でした。会計ソフトを入れて、そこから一年分をまとめて処理することになりました。
これが、かなり大変でした。
一年前のレシートを見ても、それが何のための買い物だったのかを思い出せません。口座の記録を見ても、どれが売上でどれが自分のお金なのかが混ざっています。思い出す作業に、いちばん時間を取られました。
このとき分かったのは、確定申告のつらさは、税金の知識が足りないことではないということです。
つらいのは、あとから思い出そうとすることでした。
この記事で変わること
この記事でやることは、ひとつだけです。
記録を頑張るのをやめて、記録が勝手に残る形に寄せる。
これだけです。
✅️お金の払い方
いままでは、現金やいろいろなカードが混ざっていました。これからは、履歴が残る払い方に寄せます。
✅️記録するタイミング
いままでは、申告の前にまとめて思い出していました。これからは、使った時点で勝手に残っています。
✅️やること
いままでは、レシートを整理して記録を作っていました。これからは、出てきたものを確認するだけです。
✅️かかる時間
いままでは、数日〜数週間かかりました。今は、月に10分かからない程度で済みます。
紙のレシートを全部スキャンしましょう、という話ではありません。うちも紙のレシートは紙のまま取っています。
大事なのは、保管の方法ではなく、会計ソフトにちゃんと反映されているかどうかです。そこさえ押さえていれば、レシートの整理は本題ではなくなります。
前提
うちの状況を先に書いておきます。同じでなくても読めますが、前提が違う部分は読み替えてください。
・妻がステンレスのアクセサリーを作り、僕が売り場とお金まわりを担当している二人体制
・売り場は、自主開催のPOP-UPが月に1〜2回と、オンラインのBASEが月に1〜2回
・対面の決済はSquare
・会計ソフトはマネーフォワード クラウド確定申告
・青色申告。開業届と青色申告の申請書を同じ日に出した
・いまは法人もあるので、法人は税理士にお願いし、個人事業の分を自分でやっている
つまり、税理士に丸投げしているわけではありません。
購入前に確認したいこと
✅️向いている人
・ハンドメイドを売っていて、確定申告をまだ自分でやったことがない
・レシートや記録が溜まっていて、手をつけられていない
・何から始めればいいのかが分からない
・本を読んでも、明日やることが分からなかった
✅️向いていない人
・すでに税理士にすべてお願いしている
・帳簿を毎月つける習慣ができている
・「この支出は経費になるか」の答えそのものを知りたい
最後のひとつは大事なので、はっきり書いておきます。
この記事では、経費になるかどうかの判断はしません。扶養に入れるかどうかも判断しません。それらは税務署か税理士に確認するものだからです。
この記事がやるのは、確認しやすい状態を先に作っておくことです。相談に行くにしても、手ぶらで行くのと、整理して行くのとでは、返ってくる答えの中身が変わります。
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