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【30周年】牧場物語の思い出

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畑を耕し、動物を育て、自分だけの牧場を作るゲームはもはや一つのジャンルとして定着しました。
しかし、そこまでに至るまで結構長かったりします。


今回は30周年おめでとう!ということで、自分と牧場物語の思い出というか、どうして牧場物語を買うようになったのかを書いていこうと思います。




私が小学生の頃、いとこの親が牧場を経営していた、というところから始まります。
まさに皆さんが頭に思い浮かべる牧場というものを経営していて、夏休みにはいとこの牧場に遊びに行って、牛が野原を行列を作りながら歩いているところも見ましたし、その牛乳を絞ることも、チーズを作っているところも、いとこに自慢されながら見てきました。

早朝にいとこと一緒に牛のところに行って、牛乳をもらいに行った経験は忘れられません。

真夏だけど、山の中なので涼しく、草原をキャハキャハと駆け回りながらいとこと遊んだ夏休みはまさに漫画の世界のようでした。

まぁ、その中で、リアルの牛は臭いという経験も思いっきりしました。
臭いですよ、牛。



まぁ、いとこが羨ましいと思うわけです。
牧場、いいなぁと小学生ながら思うわけです。

でも、牧場を買ってくれ!と親にねだれないことは流石にわかっていました。
牧場羨ましいなぁ、でもどう足掻いても現実では手に入らないよなぁと思っていた時、このゲームのパッケージが目に入りました。


https://www.bokumono.com/sub/bokumono_gb.php

もうこの言葉は死語でしょう、いわゆるジャケ買いをしたんです。
ジャケット買い、つまりよく知らないけどパッケージに惹かれて即買ったということです。

牧場うらやましい、牧場うらやましい、そんな頭の中が牧場でいっぱいだった私にあまりにタイムリーすぎるタイトルでした。


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パッケージイラストに女の子がいたことも、当時買うきっかけになりました。ポケモンですら女性主人公が使えなかった時代です。
自分の性別が選べることがすごく嬉しかったです。
なのでこのサラにはかなり思い入れがあります。ほぼ今は空気ですが。

本物の牧場をねだるよりは余程か現実的だろうと親に初めてゲームをねだりました。
うちの親は両親ともゲーマーだったので、すぐに買ってくれました。

実は当時、ポケモンは親に買い与えられたゲームだったので、自分で選んだという意味ではポケモンより牧場物語の方が思い入れがあります。




当時、小学生。
子供向けのゲームしかほぼ遊んだことがありません。
なので、まさか荒れ果てた牧場を渡されるとは思わず、ボロボロの牧場の荒れ具合を見て本当に呆然としたのを今でも覚えています。


あれ、これ私、ダメなものをつかまされた?


と小学生ながら思いました。
冷や汗が出て、自分から買って欲しいと言った分、引っ込みがつかず、とにかく朝まで働きまくり、整地をしたのを今でも覚えています。


私は牛さんと戯れ、牛乳を搾り、チーズを作る、そんな牧場生活をしたくてこのゲームを選んだのに、なぜ斧を背負い、ハンマーを背負い、こんな荒れ果てた牧場で朝まで働いているんだと、半泣きになりました。


しかし、もうこの頃からこのゲームにハマる片鱗がありました。
整地作業が楽しくなっていました。
気づけば、すすんで朝まで働いていました。

なぜ、牧場に畑が?
と思っていましたが、作物が実り、お金を稼いで、稼いだお金でさらに自分の作業を便利にしていくルーチンが楽しく、気づけば整地の後は、その場所は一面の畑になっていました。

ニワトリを買い、卵を生んでもらえるようになったらまた生活が楽になり、夏にひたすら稼いで、秋になるまでに牛を揃えられた時、荒れ果てた牧場はもう立派な牧場になっていました。
それを、自分が成し遂げたんだという実感が、私の牧場物語の原体験です。


こんなゲーム、売ってやる!
すぐに遊ばなくなるもん!
と思っていたのに、気づけば夢中になって遊んでいて、欲しかった牛を手に入れ、荒れ果てた土地を綺麗に整え、きちんと立派な牧場に自分がしたんだということ。
ああ、これが牧場を本当の意味で手に入れるってことなんだなぁと子供ながら勝手に実感したのをよく覚えています。


最初から用意されていたら、こんな気持ちにならなかった。
牧場にも、牛にも、畑にもこんなに思い入れはできなかった。
自分が作ったからこんなに愛しいんだと。
とても勉強になったのを覚えています。





小学校高学年にもなると、ゲームやアニメがちょっと子供っぽいと感じるようになり、一旦いろんなものを卒業するようになりました。
その中でも、なぜか牧場物語だけは定期的に買っていました。
やっぱりそれは、子どもの頃に山の牧場で遊んだ記憶が楽しかったからなのかなぁ、あの頃からすでに、その懐かしさだけで買っていたのかなぁと思っています。


よくBGMを覚えているのはこちらだったりする。






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次に印象に残っているのが「ワンダフルライフ」です。
それは、なぜかというと、自分が子どもの頃に遊んだ山の牧場の空気感を見事に再現している作品だったからです。

初めてゲームを起動した時、あ、あそこの空気だと素直に思いました。

ちなみにリメイク版でもきちんと再現されています。

自分が子どもの頃に遊んだ、あの牧場の空気。
この時期は本当にそれを懐かしんでいただけなのかもしれません。

学生時代は色々大変だったこともあり、ふさぎ込みそうになると忘れ谷に行っていたのを思い出します。
うまく遊べなくても、クリアできなくても、そこにいてもいいんだよ、そう言ってくれる優しさがこのシリーズにはあります。
それに思いっきり甘えていた時期だと思います。




自分がどうすればいいのか、何のために生まれてきたのか、そんなことを延々と考えている時期だったので、そんなこと考えなくても人生は進んでいくさ〜というノリのこの作品に結構癒されていました。

実際、このゲームの音楽を聴く時、いつも、何かに許されたくてこの作品を開いて、このゲームを開いている間だけは、優しい気持ちに包まれていたことを覚えています。

はっきり言うとこの頃、若干病んでいて、何もかも嫌になってセーブデータを消したりすることも頻繁にやっていました。なので、当時クリアできてないんですが、そのせいか春のBGMにいつも救われてたのも覚えています。







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またこの時期、思い出深いのが「ミネラルタウンのなかまたち」です。
私は「ハーベストムーン」にほぼ触れたことがなく、この系列にしっかり触れたのがこの作品からでした。

多分ゲームボーイアドバンスはほぼこの作品しかしてなかったと思います。
そもそも出来が良かった「ハーベストムーン」をさらに遊びやすく、可愛らしくリメイクしていて、やり込み要素も豊富。
後に移植版が出ましたが、まさに初期シリーズの集大成とも言える出来だと思います。

ここで一度、牧場物語は完成されたと思っています。
なので、のちのシリーズは特に鉱山の呪縛をどうするかを試行錯誤していた印象でした。
あえて鉱山を出さなかったり、開放するまで数年かかる、そんな作品が増えていきます。

「スターデューバレー」が最も参考にしたのもおそらくこの作品であり、類似要素がかなり多いです。


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また私が初めて恋愛対象キャラを意識し始めた牧場物語でもあります。

クリフは教会で毎日懺悔をしているような少年で、自分の生活ルーティンだと彼はひたすら教会で浮かない顔をして懺悔していて、自分がプレゼントを渡した時だけ笑顔になる、そんな印象でした(ルーティンを変えるとちゃんと普通に生活しているタイミングがありますが、当時は気づけなかった)。

恋愛意識というより、この子はこのまま放っておいたら大丈夫なのか?という心配の気持ちで、毎日彼に大好物のカレーを届けていたのを覚えています。

ちなみに彼は、特定の段階を踏まないと街から去っていってしまうキャラクターです。リメイク版では戻ってくるようになりましたが、本作品では戻ってこないので、本当ビクビクしながら遊んでいました。

攻略していくうちに明かされる過去も牧場物語としてはなかなか重いものであり、自分が快活な人より、ちょっと影のある人に惹かれるようになるきっかけになったのかもしれません。


ニワトリの餌が風車で作れるとか、そういうなんでもない要素にもひたすら感動していた覚えもあります。









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だいたいこの頃になると、精神が安定してきたので普通に遊んでいましたが、どちらかというと親がハマっていました。
自分はまだゲームに完全復帰しておらず、ただ懐かしさから牧場物語だけをほぼ買っている状態でした。

そんな感じで、やっとゲームとして意識し始めるのですが、この頃から「主人公は特別な能力を持っている」という設定が強調され始めたと思っています。

シリーズ初期から女神様や妖精はいるんですが、なんかその辺にいて、主人公はそれをたまたま視認できるだけで、特にすごいやつ!って扱いはされてなかった印象なのですが、割とこの辺から明確に女神様や妖精が主人公に助けを求めたり、特別視するようになっていったと思っています。


そもそも誰にも見えていなかったコロボックルや女神様が見えている時点で初期主人公たちも能力者なのですが、この辺から主人公の牧場によって地域が復活していく!というストーリーラインができたと思っています。

一人の若者がその土地に根付くまでの物語から、特別な能力を持つ若者が土地を復活させていく物語になったと言うことです。

そのころに、シリーズが長くなっていることにやっと気づいて、そんな変化が感じられるようになるほど、自分は長くこの作品を遊んでいるんだなぁとぼんやり感じていたのを覚えています。








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この時代の多くの学生はDSでゲームに帰ってきた時期だと思っています。
私もその一人であり、DSの普及によりゲームに完全復帰しました。

その中で、もちろん買うタイトルにはいつも牧場物語がありました。
「ふたごの村」はゲームをちゃんと遊んでいく、趣味にすると決めて最初に遊んだ牧場物語として印象に残っています。

きちんと前情報を調べて予約して買ったのはこの作品からだと思います。
それ以前は全て、ゲーム屋で「牧場物語」とあったら何も調べずに買っていました(もう親もハマっていたので)。
なので迷走してたりとか、変な出来だったりしても、あんまり気にしないような、変なファンになりました。

牧場のシステムは毎回ちょっとずつ違うんだ、キャラクターには個性があってちゃんと交流しないといけないんだ、とかそういう当たり前のことをやっと調べてわかるようになった時期でもあります。
何も調べず、マイペースにずっと遊んでいたので、住民と真面目に交流するようになるのは相当後になりました。

そもそも初めて遊んだ「牧場物語GB」シリーズは基本結婚と恋愛システムがなかったこともあり、ひたすら牧場で働くことは身についていても、人と交流していくことは本当に素人でした。

子どもの頃からダラダラ遊んでいるとこういうことになります。


最近は逆にプレゼント魔になっていて、人の好きなものを配りまくるのが好きです。だいたいみんなが均等に好きなものになっている、入手しやすいアイテムがどの作品にもあるのでそれが狙い目。
余裕ができたら、徐々に好物に切り替えていきましょう。



ちなみにこのあたりからルーンファクトリーの存在も知り、遊び始めました。











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俗にいう3DS三部作と呼ばれる牧場物語です。

ここから本格的に前情報などもきちんと調べた上で、遊んでいきました。非常に時期に恵まれていて、DS〜3DS時代の牧場物語は新しいスタッフさんと共にどんどん新しいことに挑戦している時期でした。


浸透している気がしないのですが、とび森よりもスタバレよりも先に自分の敷地のカスタマイズも採用していて、3DS時代はこのシステムを中心にして進歩していっていたイメージです。


一番カスタマイズの自由度が高かった「はじまりの大地」。
出荷する国を指定していろんなものを解放していったり、出荷額をライバルと競い合って陣地を奪い合う要素があった「つながる新天地」。
近年の牧場物語で長く最高傑作だった、非常に全ての要素のクオリティが高水準でまとまっていた「3つの里の大切な友だち」。

この時代の意欲的な牧場物語を知らない人が、「スターデューバレー」だけを見て、牧場物語を叩いているのが本当に心象に悪かった。


ちなみに「スターデューバレー」と同時期に発売されたのは「オリーブタウンと希望の大地」ではなく「3つの里の大切な友だち」です。
この後、マーベラスはテンセントと繋がりを持ったり、長く現場を仕切っていた、はしもとよしふみさんが独立したりと、このタイミングで制作体制が大きく変わっていった時期でもあります。
それを知らずに、ひたすら牧場物語を理不尽に叩く時期は本当にひどかったです。

「3つの里の大切な友だち」を遊んだ人は「スターデューバレー」の方が上だとは思わないでしょう。
それぐらいよくできていました。


牧場物語はスタッフの改変を大きく発表しないのですが、はしもとよしふみさんの前から、スタッフの改変は見られており、それでも徐々に牧場物語としての体制を緩やかに整えてきたことも見てきたので、過剰にオリーブタウンを叩く流れは本当に当時、理解できませんでした。


この時期の牧場物語はルーンファクトリーを立ち上げた、はしもとよしふみ時代の集大成といえると思います。

やり込み要素が多すぎたり、新規要素もかなり多い作品が多いですが、興味がある人はぜひ手に取って欲しい作品です。


正直に言うと、この時期、私はほぼ惰性で牧場物語を買っていました。
しかし「3つの里の大切な友だち」のあまりの完成度の高さにびっくりし、本当に楽しく遊べたことから、このシリーズを長く応援しようと決意した時期でもあります。

いろんなことが不安な時期でしたが、「3つの里」を遊んでいる時間は本当に楽しかったです。


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ついにやっとですよ、すすんでキャラクターと結婚したのも「3つの里」でした。白状しましょう、このタイトルまで私は誰とも結婚まで至っていませんでした。


ユヅキ含む、この作品のキャラクターたちが、交流は苦手だった私に、交流することの楽しさを教えてくれたところもあります。



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キャラクター人気投票上位はほとんど「3つの里」の攻略対象。
ユヅキ(緑色の和服を着たポニーテールの男性)は二位でした。
レーガ(料理人風の男性)は「つながる新天地」、一位のニール(金髪)は「はじまりの大地」のメイン攻略対象。
3DS時代の攻略対象に多くの人が思い入れがあることがわかります。


それぐらい、この時代の牧場物語やクセが強いところも、荒い部分もありましたが、とにかく濃かった思い出です(こうやって書くと恋愛ゲームっぽいですが、やり込み要素の多さや、求められる作業量の多さもシリーズ最多です。ほとんど牛と畑と街づくりに重きを置いた硬派な時代でもあります)。

正直この時代、恋愛イベントは本当に良い出来でしたが、効率よく牧場を経営し、街の人とも順当に仲良くなっていく、ドッシリと重い作業ゲーの要素も本当に強いです。
恋愛ゲームとしての側面でちやほやされた時「やめとけ、牛と畑と過ごす時間の方が圧倒的に長いぞ」と心配しました(不安は的中に、オリーブタウンの炎上に繋がったと思っています)。











https://www.bokumono.com/sub/olive.php


大炎上した作品ですが私には思い出深いです。
それは、この作品が出続ける限り、ずっと応援しようと決意させた炎上だったからです。

もうあんまり思い出したくないのですが、炎上というのは酷い言葉が飛び交うものです。
買っている人間を罵倒するもの、侮辱するもの、楽しく遊んでいる人を犯罪者呼ばわりする人、本当にこの世の地獄を味わいました。


炎上が治った時期に、オリーブタウンをつけた時、涙が出たのを覚えています。
私は楽しみにしていたシリーズの新作を、納得して普通に遊んでいたのに、このゲームを遊んでいると多くの人に罵声を浴びせられるとビクビクしながらずっと遊んでいたんです。

その時、もう私はゲームの炎上を真面目に受け止めるのをやめようと思いました。

その人たちにとっては、面白半分だったのかもしれない。
遊んだこともない、興味もない、どうでもいい作品を暇つぶしに貶すことになんの意味もなかったのかもしれない。
だって、これからも遊ぶ予定がないから。

その、何の重みもない、暇つぶしの悪意が本当に怖かった。
雑にバカにされ、雑に虐められ、雑に罵倒され、雑に処理された。

私は発売当時からオリーブタウンの炎上には納得していなかったので、なおさらそれが理不尽に感じた。

過去作を遊べば通ってきた道なのに、古参ほど怒っているという定型文が書かれるのも嫌だった。



PS時代から時が止まっているような奴らが、同じ時期に出た開発元が違うドラえもんの牧場物語を、本家の牧場物語と同じ分類にしてバカにされるのも、本当に辛かった。

あえて名前を残します
これでドラえもんの印象がかなり悪くなりました

開発元が違うと言っているのに、ドラえもんのファンに本家もこんなもんなんでしょ?とバカにされて本当に悲しかった。
ちなみに続編は牧場物語スタッフが作っていて、評判がいいです。それも誰も聞いてくれなかった。


そもそも「3つの里」からかなり期間が空いている時に開発会社が違うドラえもんを出されてファンはかなりイライラしていた。
その間に「スターデューバレー」が現れ、牧場物語をかなり煽っていた。「サクナヒメ」がやっと出たがやはり、牧場物語かルーンファクトリーの続編を当時本当に待っていました。

この時期が一番、このジャンルが干上がっていた時期だと思います。
禁断症状が出ているのに、それを満たしてくれるものが何も出なかった時期が若干トラウマになっています。


その間、本当に牧場物語は言われたい放題であり、本当に辛かった。
それにとどめを刺すように、オリーブタウンが炎上しました。


こんなに耐えて、耐えて、やっと遊べた新作(しかも自分はそこそこ遊べている)にこんなケチをつけられて、ネットの目を気にしながらゲームを遊ばないといけなくて、飽きたら次の話題に行くような奴らに、心をめちゃくちゃにされて。

ネットのゲーム炎上なんて何の意味もないと本当に思いました。


少なくとも、納得してお金を払った消費者側まで、バカにされる筋合いなんてない。それを超えることを言う奴らは、何の意味も持たない言葉を発しているだけのクズどもだ。
そう思うことにしました。


その、中身もない、深さもない、その場限りの八つ当たりの中にこんな言葉がありました。



「牧場物語、これでシリーズ終わるんじゃね?」


それを言葉にされて、私はこの作品が終わってほしくないんだと思いました。

そもそも終わるなんて考えたことなかったと思いました。
特に情報を集めなくても、探せば新作がどこかに置いてあって、次が出ることも当たり前で、今回はこんな感じかぁと笑って、また次の作品を待つ。

それが自分の中で、子どもの頃から当たり前になっていて、それが崩れることが本当に嫌だと思ったんです。


その時に、たとえいつか終わるのだとしても、最後まで見届けたいと本当に思いました。
たとえ世間でもうオワコンだと言われ、バカにされ、遊んでいること自体をせせら笑われても。

何の関係もないゲームのレビューで「牧場物語は本当にダメだ」と書かれることがあっても。


私は最後まで見届けようと思いました。
この炎上がきっかけで、気づけたことはそれです。


本当に辛かったし、悲しかったし、今でもトラウマになっていて、いろんなことに過剰に反応するようになってしまったけど、ずっと一緒にのっしりと歩いてくれたこの作品を失いたくないと本当に思いました。





いまだに根強く、牧場物語=クソと言い続けている嫌がらせは見ますが、「風のグランドバザール」で多くの人がその意見を変えるのもみました。

先日のいっせいトライアルで、復帰した人、新規で始めた人も多く見かけ、「PS時代から時が止まっていた」と認める人もいました。


そうですよ。
鉱山は最近、そんなに重要視されてないんですよ。
今はいろいろ便利になっていて、好感度もすぐに上がるし、イベントがどこで起こるのかもわかるし、着せ替えややり込み要素も豊富で、ちゃんと進化しているんですよ。


いつから止まっている知識で牧場物語を叩いてるんですか?
と思いっていたので本当に少しだけ救われました。


ずっと懸念だったテンセントとも縁が切れて、「スターデューバレー」の作者も公式生配信で改めて、牧場物語やルーンファクトリーに多いに影響されて作った作品だとコメントを出しました。

何かしらの呪いが少しずつ剥がれていってくれればいいなぁと思っています。


自分が納得できるのなら、このシリーズに怒ることもあります。
でも納得できない炎上は、やっぱり認めなくていいよなぁと思っています。




今や、このジャンルは一大ジャンルになりました。
インディーゲームで、牧場物語をオマージュした作品は増え、今では日本一ソフトウェアやスクウェアエニックスが、畑ゲームを出す時代です。

特に驚いたのはスクウェアエニックスです。
多くの古参ゲーマーはこの作品に否定的でした。

戦わない、ボスもいない、世界を救わない、そんな作品は軟弱だとはっきり言われたこともあります。

なので、その時期に同じく農業ゲームを出していた「ファーミングシミュレーター」は少しだけ仲間意識があります。


世界を救わない、ゲームの中で働くなんて嫌だ、こんなゲーム何が楽しいの?時間の無駄だと、往年のRPGを愛している古参ゲーマーに問い詰められた時期もあり、畑を耕し、牛を育て、お金を稼ぐゲームはどうして楽しいのか、どうやったら説明できるのかと考えていた時期もあります。

それを言っていた古参ゲーマーの方々も、スクウェアエニックスや日本一ソフトウェアが出したら買っているのが現金だなぁと感じる時もあります。

何はともあれ、このジャンルはやっと認められたということです。


畑を耕して、牛を育て、ひたすら働くだけのゲームの何が楽しいの?


私の答えは、結局最初に返ってしまいます。
何もないところから、自分が築き上げていったものを大切にしていくことが楽しいのだと。


最初から整備された牧場を渡されたらきっと愛着は湧かなかったでしょう。
荒れ果てた土地を、自分で整備し、畑を耕し、動物を飼い、家を大きくし、設備を整え、自分の資産を増やしていき、それを人にも分け与え、絆を結んでいく。

この作品のそういった要素はRPGのスキル習得に似ていると言ったことがあります。
レベルが上がって、技を覚えるのがRPGなら、お金を稼いで、設備を整えるのがこのゲームなりのレベルアップなのだと。


最初はカブの種を買うだけで精一杯だったのに、今では動物を買いに行ける。家を建て替えられる。設備を増やして、加工品を売って、もっと大きな事業に挑戦できる。
ゆとりができれば、人と交流もできるようになり、やがてその土地に根付いて、愛着が湧き、結婚して子供が生まれる。

このゲームが表現したかったのは人生だったとインタビューを見たことがあります。
まさに人生のレベルアップを、体験できるのがこのゲームジャンルなのです。


実際、自分のできることが増えていき、設備が整って便利になって、自分の仕事が多くの人に求められるようになるのは現実でも楽しいことです。


まだ、うまく言葉にできた気がしませんが、私が言えることはそういうことなんだろうと思っています。


カラーでもなかったGBの場面で、牛と畑に囲まれた秋の牧場を自分が作ったのだと実感したタイミングが全てです。



またどこかの牧場で、自分ができてきたこと、手に入れたものを見て、自分はまだまだ色んなことができそうだと実感する。
そうやって積み上げてきたものを大切にしたいと思う。



それが私がずっと牧場物語を遊んできた理由だと思っています。




牧場物語の楽曲、一部配信中。
牧場物語は独特ののんびりとした雰囲気を醸し出している音楽です。
他の作品にあまり類似性がない音楽だとも思っているのでぜひ聴いてみてください。





上記で紹介した「ワンダフルライフ」のリメイク作品。


上記で紹介した「ミネラルタウンのなかまたち」のリメイク作品。


実況動画を引用させていただいたチャンネル。





移植されそうにないので
GBシリーズを買いました

流れ的に長くなりそうだったので省きましたが、他にも思い出深いタイトルはたくさんあります。
これからも、のんびり気ままな牧場生活をやっていけたらいいなぁと思っています。

ゲーム中はのんびりじゃないのは事実ですが、音楽や雰囲気はやっぱりのんびりなんですよ、このシリーズ。

そこがいいんです。


長文お付き合いいただき、ありがとうございました。