Tonight I’m leaving this town
君は街だった
私の知らないところに連れて行ってくれて
私の知らない景色を知ってて、
私は田舎に飽き飽きしていたから、君みたいな街が羨ましくて帰ろうとしなった
周りはみんな、他人の芝は青く見えるだけだよって言う
それは当然だった
私の知らない景色は、他の誰かが知っている景色で
たまたまその景色を君が知っていたというだけだったのだから
東京に何度も行くたびに、上手く乗り換えができる自分がいた。
入り組んでいるビルのおかげで場所は全くわからないけれど、路線だけはなんとなく分かるくらいの
君は、スカスカだった
田舎のちょっと大きい駅と全く変わらなかったんだ
街と呼ぶにも躊躇うこの場所を
君を
私はそろそろ出て行きたいと思っているんだ
君にそれを伝えたら、君はもっと発展した土地が見たいからって着いてきてくれるのかな
明日、黙って出ていけば、君から電話着信が溜まっているだろうか
そんな未来にこの街を出たかった
出たかったはずなのにね
私はいつのまにか田舎のちょっとした大きなバカでかいショッピングセンターで、1人で
いつも君なら何が喜ぶか駆けずり回っている
もうあの頃のときめきもない、知り尽くしたお店
君のためにお金を使おうと
自分が欲しいものなんて分からなくなったよ
でも、君が何を欲しいのかも分からなかった
1人そうやって
ずるずる生きている
なんだかんだ10時間睡眠とは程遠くて
その10時間はきっと悪いものだったんだと思う
ほらね、自分が10時間何をしてたかも覚えてない
君のこと考えて歌を書いてたんだ
途中で辞めたよ
自分が無様だったから
君は手を叩いて面白おかしく笑ってくれないだろうか
一つの街に執着して、
東京というありふれた曲のタイトルだけに惹かれて中身なんて全部違う曲を、全て同じだと思い込む
そんな私の歌を、言葉を
私はこうやってひとつひとつ文字に書き起こしてみるけれど、もうきっとその根源はどこにもない
私が昔好きだった、あのずっとずっと遠いあの街に置いてきてしまったんだろう
生き方も、行き方も、どこにあったかも覚えていない
