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「夢路より」という美しい言葉。。。

最近、仕事で使うクリスマス時期に流れる曲を
色々調べたり聴いたりしているのですが
讃美歌とか、合唱曲とかも入ってきて
聴いてると、涼しい~気が、一瞬します(まだ6月なのにとても暑いのです)

楽器で奏でる音楽はもちろん、歌も大好きなのですが
歌声入りは仕事で使えないので
歌の部分を音だけで使用できないかなぁと色々検索中。

言葉って、意味を持ってしまうので
インストゥルメンタルのみ仕事で使用可なのが残念です。

この歌もいいなぁ、あの歌もいいなぁと
聴いているうちに
大人(中年)になった現在
やたらと刺さる歌に再会しました。

子どもの頃は歌詞の意味を知らずに歌っていた、
教科書に掲載されている歌・・・

「夢路より」です。

マリリン・ホーンが歌うBeautiful Dreamer
ずっと聴いていたくなります。
作曲はフォスター
原題は夢見る人、です。

夢路より、と訳詞をつけたのは
津川主一さんという、日本で合唱を広めることに尽力した牧師さん。

西尾薫さんが美しい歌声で聴かせてくださいます。

夢路より かえりて
星の光 仰げや
騒がしき 真昼の
業(わざ)も今は 終わりぬ
夢見るや 我が君
聴かずや 我が調べを
生活(なりわい)の 憂いは
跡もなく 消えゆけば
夢路より かえりこよ

夢見る人よ目覚めておくれ、ではなく
夢路よりかえりて、と訳す主一さん。

素敵・・・
短く濃縮されている表現に
日本語の素晴らしさを感じずにはいられず、思わず歌ってしまいます。

翻訳ってセンスが問われますよね。
たくさん言葉を知っていて、理解していて
広げて使いこなせて自分のものに出来るのが羨ましい。

詩の意味は、年を重ねた今は少しばかり切ないです。

この歌はフォスターの遺作であり、死後発見されました。
(死する数日前に作曲した)
当時の荒れた生活の中で、よくこのような美しい旋律と詩を生みだせたなぁと。。。。

昔は(1860年頃)著作権法がなく、たくさん曲をつくって
その曲が売れても、フォスターは貧困だったと。

妻子は出て行き、酒と借金の中でひとり、亡くなったフォスター。
どんな想いでこの曲をつくったのか。
暗くはない、でも明るくもない、淡々とした、僅かに光を感じる歌。
それも星の光だから、夜空、暗い中の光。

ほんの僅かでも希望を捨てなかったのかなぁ、などと思います。

フォスター、享年37歳。
前の記事に書いたジェラールも37歳。
なんなら、ジェラールの映画で知って好きになった画家の
モディリアーニも、近い35歳で亡くなっていて、しんみり。

夢路よりかえりこよ。。。。。