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mityururu
何も食べられない三週間が始まりました
入院してから、あの激痛からは解放されました。
食事は禁止になり、朝も昼も夜も点滴につながれたままです。
私は病室のベッドに横たわり、病室の天井を眺めていました。
詳しい原因を調べるために、さまざまな検査が行われました。
CTを撮り、胆のうや膵臓、胆管を詳しく調べるカメラでの特殊な検査も受けました。
その結果、小さな胆石が原因で胆汁の通り道をふさいでいたことが分かりました。
胆汁は肝臓でつくられ、胆管を通って十二指腸へ流れていきます。
ところが、小さな石がその出口をせき止めたため、行き場を失った胆汁が肝臓側にあふれ、肝臓の細胞を傷つけてしまったのです。
胆石が十二指腸へ抜けた痕跡が見つかり、激しい痛みの原因そのものは、すでに取り除かれていました。
だから、あの激痛は治まっていたのです。
けれど、その石が通り過ぎるまでに受けた肝臓のダメージは、すぐには回復しませんでした。
さらに検査を進めると、胆のうがそれまでにも何度も炎症を起こしていたことが分かりました。
確かに、振り返れば、お腹が痛いと感じたことは何度もありました。
けれど、ロキソニンを飲めば、その場の痛みはしのげました。
仕事もある。
子どもの世話もある。
病院へ行くほどではない。
私はそう考え、深刻に受け止めていませんでした。
けれど、その痛みは、体から届いていた警告でした。
私は何度も軽い胆のう炎を起こし、そのたびに痛み止めで声を消していたのです。
