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ピーマン好きのピーマンとナスのナムル

いつも野菜を譲っていただいている農家さんでピーマンが好きな人がいて、販売する野菜とは別で、趣味でピーマンを作っているという。それがものすごく美味しい。好きだから作っているんだもん、美味しいに決まっている。人は好きなことやものには自然と愛情を注いでいるから、食べなくても美味しいだろうとわかる。
今年もそのピーマン好きが作る肉厚のピーマンを譲っていただけそうだ。

そうなると、ピーマン好きの私としても、食べてもらいたいメニューがある。去年作って好評をいただいていた、韓国在住の日本人直伝のピーマンとナスのナムル。ナスが多かった去年の秋にメニューに出して反響が多かった。いわゆる一般的に日本でも韓国でも知られているナムルより、何というか、奥深さがあるナムル。一口食べたら、今まで食べた一般的な、家庭ナムルとは違った風味が加えられていると感じる。「何が入っているんですか?」と帰り際に聞かれることが多かった。
気づいている人はすごいと思う。

韓国在住の日本の方は、韓国に嫁いだ女性で、その方が作る韓国料理が秀逸で、旦那のシオモニ(お義母さん)も「彼女はチャングムだ」(二十数年前に一世風靡した韓国ドラマ、宮廷料理人のチャングムのように料理が素晴らしい!という意味の表現)と言うくらい、本場の韓国の人からも認められている。その方が日本に帰ってくるたびに、我が家にも美味しい韓国料理をお裾分けしてくれるのだ。本当に有難い。昨年その中に「なすのナムル」が入っていた。私は早速ラインして、何が入っているの?と聞いた。塩、胡椒、胡麻油、しょうゆ、ニンニクすりおろし、そこまでは他と同じでなんとなくわかるけど、その後のこの風味、なんとも言えない、味わい深い風味はなんだろう?

答えは日本で言えば秋田のしょっつる、タイで言えばナンプラー、ベトナムではヌムマムのような、「魚醤」の、ミョルチエクチョ(멸치액젓)やカナリエクジョッ(까나리액젓)というエキスが入っているとのこと。なるほど、だから味わいに深みがあるのか。韓国キムチに塩漬けのアミが入っているとそれだけで風味が格段に違うから、納得だ。でも使い方はそこはナンプラーなどと同じで、量は少しずつ入れて好みで調整して、私の場合は、苦手な人にも気がつかれないくらいの、これいつもと何か違うね、ぐらいに感じてもらえるようにしてメニューに入れた。

そして、今年はナスに、ピーマン好きが作るピーマンを加え、ピーマンとナスのナムルが完成、9月の季節のランチセットに入れた。


古民家カフェ晴ノ舎 9月季節のランチセット


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