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【英単語の覚え方】電車で単語帳を開いて寝落ちしていた高校生に伝えたいこと

長男が小学校に上がって生活リズムが変わったので、通勤電車の時間を少しずらしてみた。高校生もわりと多い時間帯だ。

今朝、目の前に座っていた高校生が単語帳を開いたまま眠っていた。

付箋だらけのその単語帳は、電車の空調によって残酷にも前のページへとパラパラと戻されていた。

その光景が自分自身のコンプレックスにまみれた高校時代と重なった。

高校を卒業したのが16年前になるおじさんにとっては、高校時代なんてものはすっかり美化されていて、毎日がキラキラしたものだったような気がしてくるのだが、冷静に考えるとそんなことはない。

思春期でニキビだらけでコンプレックスにまみれた17歳に、僕は戻りたいとは思わない。

頭の片隅には常に受験のことがあって、ちょっと前までは純粋に友達だった同級生は数字で順位づけされるライバルになる。

SNS全盛の令和においてはさらに新しい悩みが生まれているに違いない。

だが、令和においても「単語帳を繰り返し読め」と言われるのは変わっていないようだ。

僕が今朝目撃した光景は、おそらく日本中で観測できる。現代においても日本の高校生たちは、眠い目をこすって面白くもない単語帳と格闘しているのだ。

英語が苦手なまま社会人になり、試行錯誤の末に『海外の小説やドラマで英語に楽しく触れる』という勉強法でTOEIC875点を取得した僕としては、単語帳で寝落ちしている高校生を見かけると

「そんなのやめてもっと楽しい勉強やろうよ!」

と声をかけたくなるが、それはあまりに不審者であるし、彼らは人生がかかっているから下手なことは言えない。

とはいえ、全ての英語学習者が知っておくべき、『単語帳を読むために必要な3つの能力』がある。

この記事ではその3つの能力と身につけ方を紹介する。


①発音記号を読めるようになろう

そもそも、日本人は英単語をちゃんと読めていない。

"environment:環境" は多くの単語帳に載っていると思うが、読み方は『エンヴィロンメント』じゃなくて『ィンヴァィラメン』だ。

もっと正確にいえば "ɪnvάɪrəmənt" だ。

たぶん、発音記号をよく理解していない人のほとんどが「たぶん読み方あってないんだろうな・・」と思いながら単語帳を読んでると思う。

発音を間違って覚えるとその単語がリスニングで出てきても聞き取れないし、正しい発音を知らない英単語のスペルはただのアルファベットの羅列であり、つまり暗号であるので頭に残るはずがない。

発音記号を知らず、薄々「たぶん効率悪いことやってるんだろうな・・」と思いながら単語帳を読めばそりゃやる気もでないし、眠くもなる。

逆に、発音記号を読めるようになれば英単語が一気に身近なものに思えてくる。単語帳が楽しくなるとは言わないが、かなりマシになる。

発音記号はとっつきにくいが、勉強してみると意外とそんなに難しくない。完璧に理解する必要はないし、まずは気軽に手をつけてみよう。

発音の本を買って勉強することをおすすめするが、いまはYoutubeで解説動画がたくさんあるので、まずは無料で勉強してほしい↓

おすすめの本や詳しい勉強法、他のおすすめYoutubeなどは↓の記事で解説しているので参考にしてみてほしい。

英語をがんばるなら、発音学習は最優先事項だ。

②品詞マークを理解しよう

単語帳には必ず『動』とか『名』などの品詞マークが載っている。

これは英単語を使い方でグループ分けしたもので、品詞マークを見れば『その単語が英文の中でどのように使われるのか』がわかるようになる。

例文を作ってみよう。品詞マークにしたがって、単語を次の◯◯に入れることができる。

名詞なら、
My dog loves ◯◯s.  ※◯◯は複数形にする
(私の愛犬は◯◯が好きだ。)

動詞なら、
自動詞の場合は
My dog likes to ◯◯.
(私の愛犬は◯◯するのが好きだ)

他動詞の場合は
My dog likes to ◯◯ me.
(私の愛犬は私に◯◯するのが好きだ)

形容詞なら、
My dog is ◯◯.
(私の愛犬は◯◯だ)

副詞なら、
I walk my dog ◯◯.
(私は愛犬を◯◯に散歩させる)

実際に、単語帳ターゲット1900に出てくる単語を入れてみよう。

【動】create:〜を創り出す
My dog likes to create me.
(私の愛犬は私を創り出すのが好きだ)

かなり謎な文が出来上がったが、謎なままイメージしてみるのがおすすめだ↓

ChatGPTがすぐ作ってくれた

【名】riot:暴動、反乱
My dog likes riots.
(私の愛犬は反乱が好きだ)

【形】beneficial:役にたつ、有益な
My dog is beneficial.
(私の愛犬は役にたつ)

【副】significantly:意義深く
I walked my dog significantly.
(私は愛犬を意義深く散歩した)

注意:
上記は文法的には間違ってないが、普通におかしな英語であることはご理解いただきたい(beneficialはわりと自然だが、significantlyはかなり不自然な英語だ)。

例文のテンプレートに覚えたい単語を入れてみて、おかしな英文ができるのを楽しむのがコツだ。イメージすると頭に残りやすい。

品詞については↓の記事に詳しくまとめているから参考にしてほしい。

僕が海外小説&ドラマで英語を読みまくって身につけた『英語をじっくり読むための基礎知識』をまとめてある。

品詞がわかれば英語がかなりシンプルになるので、ぜひ読んでもらえれば幸いである。

念入りにチェックはしているが、素人が書いた記事であるので細かい文法用語について間違いがある可能性があるので注意いただきたい。

③例文をスラスラ読めるようになろう

単語帳で眠くなるのは『スペル』→『意味』→『スペル』・・を繰り返す単純な作業だからだ。

例文をスラスラ読めるようになると、単語帳を読むのがかなりマシになる。

発音と品詞の勉強と並行して、『英語多読』を始めよう。

英語多読は英語圏の小説などを活用して英語を読みまくる勉強法だ。わからないところは飛ばして、ストーリーを楽しむことを優先する。

小説を楽しみながら英語を楽しんでいるうちに、自然と単語力も伸びていく。

英語多読は海外ドラマの英語字幕で行うこともできるが、海外ドラマは中毒性が高く、他の教科に影響が出る可能性が高いのでやめた方がいいかもしれない。

おすすめの海外小説と英語多読の始め方を↓の記事にまとめているので参考にしてみてほしい。

最初に紹介している『Holes』はわりと難しめな本で、『Holes』を読破できるぐらいになれば受験英語はかなり楽になると思う。試しに読んでみて、無理そうなら他の簡単めな本を読めばいい。

【まとめ】単語帳で勉強する手順3ステップ

ひたすら『スペル』→『意味』→『スペル』・・を読む単調でキリがない暗記作業はもうやめよう。

僕がTOEIC700点台で伸び悩んでときに1ヶ月だけやった単語帳学習が次の3ステップだ。

①まずは発音だけ覚える
『スペル』→『発音記号』→『スペル』・・のように読んで、一通りの発音を覚えよう。音読するとなおよし。

まずはスペルと発音記号だけで単語帳を3周ぐらいする。とりあえず単語帳の全単語と顔見知りになることが重要だ。

別に覚えようとしなくていい。全ての単語に対して、「発音は覚えてはないけど、何回か読んだことあるな」という状態にすることが大事だ。

『全くの赤の他人』から、『別に仲良くないけど、声ぐらいは聞いたことがあるクラスメイト』ぐらいにしよう。

②品詞ごとに単語の意味をチェックする
「今日は動詞の日」「明日は名詞にしよう」という風に、その日の気分によって読む品詞を選ぼう。『品詞』→『スペル』→『意味』で読んでいく。

品詞を絞れば単語帳をバシバシめくっていけるので眠くなりにくい。

前述した例文テンプレートをつかう際も、品詞ごとの方がやりやすいだろう。

③例文だけ読んでいこう
そこそこ覚えたら(覚えてなくても)、あとは『スペル』『発音記号』『品詞』『意味』は無視して例文だけ読んでいこう。
なにも考えずに淡々と読んでいけばいい。
『英語多読』で英語を読むことに慣れたあとなら、そんなに抵抗なく読んでいけるはずだ(もちろん楽しくはないけど)。

最も重要なのは、教科書や参考書の他に『好きな英文』を持っておくこと

社会人になって英語を10年勉強している僕の結論だが、単語帳だけで単語を覚えるのは無理だ。

確かにたまに出来るやつがいて、僕も高校時代そういうやつにコンプレックスを持っていたが、いま思うと出来るやつが異常なだけだった。

単語帳を使った勉強をムリなく続けるためにおすすめなのが、教材以外に『好きな英文』を持っておくことだ。

そもそも、英語は世界中で話されている言語であり、世界中の面白い人たちが英語で面白いコンテンツを作り続けている。

それなのに、クソ真面目な日本人が学生の学力を測るためだけに作ったクソつまらない英語だけ読むなんてバカバカしいと思わないだろうか。

なんでもいいので、自分の好きなこと、興味のあることに関連する生の英語を読んでみよう。

特に読みたいものが思いつかなければ、さきほど紹介した『Holes』を目標に、おすすめの小説を読んでみてほしい。

小説で出会った単語が単語帳に出てきたら嬉しいし、その逆も嬉しい。

英語多読も楽ではないが、ストーリーがある分、単語帳の何億倍もマシだ。

もし興味があれば、毎日の勉強に少しずつでいいから取り入れてみてほしい。

ちなみに、文法も同じだ

文法とは『単語の並べ方』であり『英語あるある』なので、クソつまんない文法書を読むより、実際に生の英語をたくさん読む方が身につく。

英語を読むことに慣れてきたら文法書もそれなりに楽しめるようになるので、文法書がしんどいならいったん休憩して英語多読に集中してみるという選択肢もある。

単語帳や文法書なんかをメインにするのはやめて、世界中の面白い英語に触れることを軸にしよう。

それこそ、『他の教科の勉強の気分転換に好きな英語を楽しむ』ということもできる。
英語多読にはそれだけの可能性がある。

以上、16〜18年前に英語の授業中にフォレスト(いまのエバーグリーン)とネクステージを重ねて枕にして寝ていた、いまは英語が好きになったおじさんより。


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ハリポタを英語で読むことのオタク ここまで読んでいただきありがとうございます🤗