アドラー心理学が今も色褪せない一つの理由
100年前に生まれた心理学が、今も色褪せない1つの理由
——アドラーが「思想」を手放さなかったわけ
アドラー心理学を学び始めて、気づいたことがあります。
100年前の学問なのに、
今の自己啓発本と言っていることが変わらない。
その理由が、「共同体感覚」という思想にありました。
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■ アドラー心理学と「共同体感覚」
ご縁があって、アドラー心理学を学んでいます。
「嫌われる勇気」で広く知られるようになりましたが、
アドラー心理学が他の心理学と大きく違う点があります。
それは、思想を取り入れているということです。
心理学は本来、科学です。
科学に思想は持ち込まないのが原則。
でもアドラーは「共同体感覚」という自分の思想を、
心理学の中心に据えました。
共同体感覚とは、
社会への所属感、他者への貢献感を大切にするという考え方です。
■ 思想がなければ、行動は暴走する
アドラー心理学には「仮想論」という考え方があります。
物事に意味があるのではなく、
自分がその物事に意味づけをするという考え方です。
これは非常に自由な発想ですが、
裏を返せば、自分勝手な意味づけにも使えてしまう。
そこに歯止めをかけるのが、共同体感覚という思想なのだと思います。
思想があるから、行動が暴走しない。
思想がなければ、どれだけ優れた手法も、
ただのロボットのような動きになってしまう——
アドラーはそれをわかっていたのかもしれません。
■ 自分の仕事の「思想」は何か
これは仕事にも置き換えられます。
私は高齢者介護の仕事をしていますが、
その根底にある思想は
「人を助けたい、支えたい、喜んでもらいたい」です。
この思想が欠落したら、
業務は進んでも本質的なゴールにはたどり着かない。
むしろまったく違う方向に進んでしまうかもしれない。
思想というのは、行動を支える土台なんだと
改めて感じます。
■ 「思想がない」のではなく「言語化できていない」だけ
思想がないと感じる人も、実はそうではないと思っています。
思想に気づいていないか、
言葉にできていないだけ。
少し時間をとって
「自分はなぜこれをしているのか」
を問い直してみると、意外と自分の思想が見えてきます。
それが一致感につながる入り口にもなると思っています。
アドラー心理学、「嫌われる勇気」を読んだことがある方も、
共同体感覚というキーワードを入り口に
もう少し深く探ってみてください。
100年前の言葉が、今の自分にそのまま刺さります。
── なみはる
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