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【第10回】"AIっぽさ"の正体は、モデルの賢さではなかった。──プロのLP1,000本と、自分たちのAI製LPを並べた日

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連載「AI×Web制作、ゼロから1年で食えるか?」第10回。
AIでWeb制作事業を0から立ち上げる、私たちHaSeRuの定点観測ドキュメントです。

前回(第9回)は、こんな宿題を残して終わりました。

「見られてはいる。でも、その先に進まない。」

専用サンプルを送ると、1割前後の方が実際に開いてくださる。けれど返信には至らない。
私たちはその原因を「届け方」の問題だと考えて、次の一手を3つ挙げました。開いた人を追いかける、メール以外の入口を作る、最初の一歩を小さくする——どれも「運び方」の話です。

ところが7月後半、その3つに手をつける前に、もっと手前にある問題に気づいてしまいました。

運び方の前に、運んでいる物そのものが弱かったのではないか。

今回はその話です。私たちが自分たちの商品を並べて点検し、**「AIで作ったものが"AIっぽく"見える正体」**を突き止めた記録になります。結論を先に言うと、犯人は私たちが思っていた場所にいませんでした。

はじめに――「もっと賢いAIを使えばいい」という思い込み

生成AIで物を作っていると、品質の悩みは全部これで片付けたくなります。

「上位のモデルに変えれば、もっと良くなるはずだ。」

実際、私たちも一度それをやりました。安いモデルから上位モデルへ。文章の破綻は減り、コピーの構文はうまくなりました。それでも、出来上がったページを何枚か並べて眺めると、どうしても消えない感じがある。うまく言葉にできない、あの**「AIで作った感じ」**です。

これは何なのか。感覚のままにしておくと直しようがないので、正体を特定することにしました。

1. やったこと――「AIが作ったものを、AIに読ませる」

代表(私)の仮説は、こうでした。

「AIで作ったものをAIに読み込ませれば、どう作るべきかが分かるんじゃないか。」

普通は逆をやります。上手いお手本を大量に読ませて「こう作れ」と教える方向です。今回はそれに加えて、自分たちが生成した失敗作の方も読ませて、上手いお手本と直接見比べさせる。逆方向のInputです。

具体的には、こうしました。

  • プロが作った実際のLPを、約1,000本 集めて、1本まるごと縦長の画像にする

  • 私たちがこれまでAIで生成した営業サンプルを12本(士業・不動産・工務店・クリニック・保険・旅館・学習塾など)、同じ形式で画像にする

  • その両方を並べてAIに読ませ、「何がどう違うのか」を言語化させる

ちなみに集める作業は最初、290本で止まりました。ページ送りの仕組みを勘違いしていて、何度めくっても同じ44本が返ってきていたのです。原因に気づいて1,000本に届いたときには半日が溶けていました。こういう地味な詰まりが毎日あります。

そして、この読ませ方は正解でした。上手いお手本だけを読ませたときより、はるかに具体的な指摘が出てきたのです。ただし、返ってきたものを読むのは、なかなかしんどい時間でした。

2. 自分たちのサンプルから出てきた、3つの恥ずかしい話

まず、品質論以前の事故が見つかりました。正直に3つ書きます。

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