日向坂46五期生ライブ

2026/7/15 ぴあアリーナMMで開催された日向坂46五期生ライブに行ってきた。

日向坂46では一貫したテーマ性があるタイプのライブかあるが、今回もそうで、映画がテーマだという事が最初に提示される。
宇宙のVTRの後に「月と星が踊るMidnight」が流れライトセーバーを持ちながらパフォーマンスしたのにはめちゃくちゃ驚いた。この曲は齊藤京子がセンターを務めた表題曲で、テンポはいいがコールなし、齊藤京子卒業コンサートではこの曲で紅白に出られなかったことが悔しかったと語られていたりと、グループの中でもかなりお堅い楽曲だ。だから最初は「こんなにフザけちゃっていいの?」とも思ったが、終わってみると意外とよかったなと思えている。
他にもE.T.などを想起させる満月のVTRの後には「空飛ぶ車」が披露され確かにSFな歌詞だったなとか、演出を通じて楽曲の解釈の余地が広がっていくのが素晴らしかった。

後半はアクションをテーマにすることでライブのギアを上げていく。
スパイ映画さながらレーザートラップをすり抜けるマイムからの冠番組「日向坂で会いましょう」でダンスが上手いメンバーランキングに選出された大田美月センターの「ってか」、中華系の世界観でダンサーとコラボした下田衣珠季センターの「錆びつかない剣を持て」と見応えのある楽曲が続く。

そしてここで2トップ大野愛実と松尾桜センターの楽曲が披露されていく。大野センターの「恋した魚は空を飛ぶ」、大野·松尾Wセンターの「絶対的第六感」、松尾センターの「My fans」。この二人は表情の作り方、言ってしまえば"演技力"が圧倒的で惹きつけられてしまう。大野の不敵な笑みにはモニターから目が離せなかったし、松尾も近くにいた他のメンバーを差し置いて目で追ってしまった。
これらは全て過去のライブでも二人がセンターで披露されている事もアツいポイントだ。
五期生は10人全員が魅力的で、今日のライブでも全員がセンターを務めていだが、この二人は中でも別格だった。

本編ラストは大野が追い詰められながも、平手友梨奈よろしく拳銃で敵を撃ち抜き、「クリフハンガー」が始まる。この楽曲は大野センターの表題曲である。期別ライブでその期のメンバーがセンターの表題曲を披露するのは坂道グループあるあるの激アツ規定路線で、予想していた観客も多いだろう。ただクリフハンガーとは先が気になるような展開を表す言葉で、今回の映画というテーマの締めとしてぴったりなのだ。ただでさえ大好きな楽曲が役満の文脈で披露されたというわけだ。

全体を通して、テーマ性を貫き通すコミカルさがありながらも、ライブらしい純粋なアツさも感じさせてくれる日向坂46らしい最高のライブだったと思う。先輩メンバーたちが作り上げてきた日向坂イズムを、ポテンシャルの高い五期生がちゃんと受け継いでくれているのが嬉しい。

今後は8月には三期生ライブ、9月にはひなたフェスと大きなイベントが続くが、最高の夏のスタートダッシュが切れたと思う。五期生ライブに負けんじゃねえぞ。


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