【#創作大賞感想】誰もが経験するかもしれない狂気を孕んだ小説
正気と狂気の境目はどこか……
この考えをよく思い浮かべます。そもそも正気か狂気かも自分と周囲とでは判断が異なっているかもしれません。それらの基準を作り出すのは日常です。私たちは正気と狂気の間を行ったり来たりしているというか。
「踊る吠え声」を読んだとき、私の脳内にある疑問がくっきりと浮かび上がりました。
みなとせさんのイメージは、私の中では「ほんわか」であるため、この作風は驚きました。しかし、同時に共に「日常の狂気」に興味を抱いている仲間だったとわかりすごくうれしかったです。
狂気は私の中でコメディにもホラーにもなる素敵な素材なんです✨
こちらの作品は動物愛護を取り上げており、現在の法律では抜け落ちがちな動物の尊厳に触れています。現在ペットは家族と同等で大切な存在です。被害にあった際に「もの扱い」になってしまうのを私も不満を感じていたので、主人公を応援したくもなりました。
でも、作者はそれをメインに作品を書いていません。作者が描きたかったのは「ゆがみ」だと私は感じました。
他責思考が起こすゆがみ
我欲に固執するゆがみ
責任転嫁のゆがみ
家庭内のゆがみ
社会のゆがみ
これらは世間のそこかしこでポツリポツリと花開き毒を放っています。その毒はこっそりと広がり我々の神経に入り込むのです。
正気が狂気に変わるのは日常に潜む「ゆがみ」のせいではないかと私は思っております。
「ゆがみ」は創作欲をたいそう刺激する素材です。
その素材に目をつけミステリーを書いてくださったみなとせはるさん、本当にありがとうございました。
《 創作大賞2026参加作品 》
お時間があればお読みください。「読んだよ」の一言で小躍りをします。
🐌恋愛小説部門(現代ファンタジー累計26位!)
👂お仕事小説部門(累計で100位以内はスゴイ!)
👻ホラー小説部門(月間が急上昇中!)
🧶オールカテゴリ部門(おふざけに全力!)
