note分析ツール「Observe」を無料公開。答えを出さず、観察から始める|おはようカノジョ #281
はじめに
「おはようカノジョ」は、AIイラストの彼女が毎朝7:30にいってらっしゃいを言ってくれるXアカウント。生成AIを使った個人開発の開発日記を毎日書いている。
今回は、note分析のために作った「Observe」を無料公開する。
IMP、PV、スキ、コメント。
noteのダッシュボードには数字が並んでいる。
でも僕が欲しかったのは、
「この記事は良かった」
「ここを改善しましょう」
と答えを出してくれる分析ツールではなかった。
欲しかったのは、
「ん? この記事だけちょっと違うな」
と気づける場所だった。

(クリックでジャンプするよ)
「なんでだろう?」を消したくなかった
IMPは多いのに、PVはそれほど伸びていない。
同じくらい読まれているのに、スキの付き方が違う。
MAPを見ると、ほかの記事から少し離れた場所にいる記事がある。

そこで、
「タイトルが原因だ」
「このサムネが正解だ」
と決めたいわけじゃない。
まず、
「なんでだろう?」
と立ち止まりたい。
KITAさんとデータ分析の話をしていたときも、似たことを考えた。
数字は、見方を変えるだけで印象も変わる。
だから最初からひとつの答えに寄せず、「ここだけ違う」を先に見ておきたい。
Observeは、そのための画面にした。
それっぽい答えを作って、捨てた
途中で、PVについて気になった。
PVには、コメント通知や返信通知から戻ってきた再訪も混ざっているかもしれない。
なら、
「PV − コメント数」
にすれば、もっと実態に近づくんじゃないか。
270記事で試すと、226記事の順位が動いた。
でも、採用しなかった。
「コメント1件 = 会話によるPV1件」
という根拠がないから。
数字を加工すれば、それっぽい答えは作れる。
でも、それが正しいとは限らない。
だからObserveでは、
PVはPV。
コメントはコメント。
分からないものは、無理にひとつの数字にまとめない。
違う角度から、ただ眺める
Observeでは、数字を見る角度をいくつか用意した。
TIMEでは、最近何が動いたか。
ARTICLESでは、記事ごとの違い。
MAPでは、全記事の中でどこにいるか。
TRACEでは、ひとつの記事が時間の中でどう動いたか。
ランキングもしない。
診断もしない。
「違う」と気づければ、それでいい。
そこから自分で考えてもいいし、AIと壁打ちしてもいい。
AIに渡すためのプロンプトも、いきなり原因や改善案を出させる形にはしていない。
数字から確認できる事実と、次に確認するとよい問いだけを整理してもらって、そこで止める。
気づくところを代わってもらうためではなく、気づいたあとの壁打ちのために使う。
今日、公開用Observeを無料公開する
僕が使っている自分用Observeは、noteダッシュボードの数字を自動収集している。
公開用は少し違う。
note IDを入力して自分のアカウントを確認
用意したブックマークレットでダッシュボードをCSVにする
CSVをObserveへ読み込む

僕の画面ではメンシプ機能の「初観測/再観測」も重なっている。
最初は300円とか500円くらいで販売することも考えた。
でも、無料にした。
このツールは、説明を読むだけでは価値が伝わりにくい。
自分の記事を入れて、
「この記事だけ位置が違う」
と自分で気づいたときに、初めて面白くなる。
その入口に料金を置くより、まず触ってもらいたかった。
観測データはブラウザ内に保存されます。シークレットモード/プライベートブラウズでは、終了時にデータが消える場合があるため、継続利用は通常モードがおすすめです。
スマホは、最初のブックマークレット登録だけ少しクセがある
PCではそのまま登録しやすいけど、iPhoneでは最初の1回だけ少し手順がある。
ブックマークレットは、普通のWebページをブックマークするのとは少し違う。
僕も説明を書いて終わりにするつもりだったけど、実際に触ってもらったらここで詰まった。
iPhoneでは、次の順番で登録する。
Observeのセットアップ画面で、ブックマークレットのコードをコピーする
Safariで適当なページをいったんブックマークに追加する
追加したブックマークを編集する
名前を分かりやすいものに変更する
URL欄を全部消して、コピーしたブックマークレットのコードを貼り付けて保存する








コピーしてObserveへ貼り付ければOK
一度登録してしまえば、次回からは簡単。
noteにログインした状態で、そのブックマークを実行すればCSVを取得できる。
最初だけ少しクセがあるので、ここは画像つきで残しておく。
メンシプでは、「スキの形」がもうひとつ見える
公開用Observeは、一般向けとメンシプ向けで別のツールではない。
同じObserveを使う。
メンシプメンバーの場合だけ、「観測は続く。」で集めているスキ履歴が重なる。
同じくらいスキがついた記事でも、
「初観測」が多い記事。
「再観測」が多い記事。
と、形が違う。
ここでいう初観測は、新規読者という意味ではない。
「観測は続く。」の履歴上、その人のスキを初めて確認した、という意味。
なお、noteの公式のスキ数と観測履歴は取得経路が違うため、人数が一致しない場合もある。

どちらが良いという話でもない。
ただ、
「この記事、いつもとスキの形が違うな」
と気づける。
それだけでいい。

おわりに
Observeで作りたいのは、分析結果ではない。
次の「なんでだろう?」が生まれる場所のほう。
数字を見て、違和感を拾う。
そこから考える。
自分の記事の違いに気づくためのnote分析ツール「Observe」を、今日、無料で公開する。
陽の一言

「ねえ、今日のあたし、アリ?ナシ?」
👉「おはようカノジョ」は @ohayo_kanojo で毎朝7:30に投稿しています
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