TOEIC勉強法は、なぜ順番を変えるだけで伸びるのか?990点の私が初心者から900点まで「次にやる1つ」を決めます
TOEICの勉強法を調べていると、やることが多すぎて逆に手が止まりませんか。
単語もやれ、文法もやれ、シャドーイングもやれ、模試も解け。
結論から言うと、TOEICで点が伸びない人のほとんどは、勉強量が足りないのではなく「同時にやりすぎている」だけです。
TOEICは出題形式が毎回まったく同じテストなので、今の点数によって「次にやるべきたった1つ」が機械的に決まります。
私はTOEIC990点を持っていて、TOEICだけを専門に教えています。
この記事では、点数帯ごとに「やること1つ」と「やらないこと」を切り分けて、今日から動ける形にします。
良いことだけは書きません。
伸びない時期が必ず来ることも、そこで何をすれば抜けられるかも、そのまま書きます。
TOEICの勉強法の結論|やることを1つに絞ると伸びます
先に結論だけ置いておきます。
伸びない人の共通点は「同時に3つ以上やっている」こと
単語帳を回しながら、文法書を進めながら、シャドーイングもしている。
一見まじめですが、どれも1日あたりの量が足りず、どれも定着しません。
TOEICは「広く薄く」がいちばん効かないテストです。
1つのことを1ヶ月続けた人だけが、次の点数帯に上がります。
3つを1ヶ月ずつ分けてやれば3ヶ月かかりますが、同時にやれば3ヶ月経っても1つも終わりません。
TOEICは出題が固定されているので、順番が決まります
TOEICは出題形式が毎回同じです。
つまり「どのパートで何問落としているか」が分かれば、次にやることは自動的に決まります。
やる気や才能の話ではなく、単なる引き算です。
英会話と違って、TOEICには「相手」がいません。
出題する側の手の内が全部公開されているので、対策が立てられる側のテストです。
今日決めるのは「次の1ヶ月で何をやらないか」
やることを増やすのは簡単ですが、やらないことを決められる人だけが伸びます。
この記事を読み終わったときに、机の上に残す教材が2〜3冊になっていれば成功です。
TOEICの勉強法を決める前に、テストの形だけ押さえます
ここは公式データです。
知らないまま勉強を始めると、それだけで数十点を捨てます。
TOEICはリスニング約45分・リーディング75分の合計約2時間
IIBC公式「テストの形式と構成」によると、TOEIC L&Rはリスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式です。
ここで大事なのは、リーディングだけが「75分」と固定されていることです。
リスニングは音声が流れる速度で進むので、時間切れという概念がありません。
つまり「時間が足りない」という悩みは、100%リーディングの話です。
TOEICのパート別の問題数(公式)
各パートの問題数は毎回固定です。

この表を見た瞬間に、勉強の優先順位が半分決まります。
Part3(39問)とPart7(54問)だけで、200問中93問です。
この2つで全体のほぼ半分を占めます。
一方でPart1はたった6問しかありません。
TOEICは合格・不合格ではなく10〜990点のスコアで返ってきます
公式の記載は明確です。
TOEIC L&Rの結果は合格・不合格ではなく、トータル10~990点の「スコア」として表示されます。
落ちる試験ではないので、「まだ実力がないから受けない」という判断がいちばん損をします。
リスニングとリーディングのセクション別スコアも返ってくるので、次に何をやるかの材料が毎回手に入ります。
英文和訳・和文英訳は1問も出ません
公式にこう書かれています。
テストは英文のみで構成されており、英文和訳・和文英訳といった設問はありません。
訳す練習は、TOEICのスコアには直結しません。
日本語に直してから理解する癖は、むしろリーディングの時間切れの原因になります。
パート別の問題数と試験時間は、公式が全部公開しています。
IIBC公式|TOEIC Listening & Reading Test テストの形式と構成についてはこちら↓
TOEICの勉強法は現在地で変わります|自分の点数帯を先に判定します
ここを飛ばして勉強法だけ真似すると、まず伸びません。
まだ一度も受けていない人は、先に申し込みます
受験日が決まっていない勉強は、ほぼ確実に途中で消えます。
理由は単純で、締め切りがないと今日やらなくていい理由がいくらでも作れるからです。
先に日付を押さえて、その日から逆算します。
一度でも受けた人は、公式の結果票の内訳を見ます
TOEICの結果には、リスニングとリーディングの内訳と、項目別の正答率が出ます。
ここで見るのはトータルスコアではなく、LとRの差です。
差が100点以上あるなら、低いほうを先に埋めるのが最短です。
バランスが取れている状態が強いのではなく、低いほうに伸びしろが残っているだけです。
高いほうをさらに伸ばすのは、同じ労力で半分しか動きません。
LとRの差で、やることが変わります
リスニングが低い(LがRより100点以上低い)→ Part2とPart3を先に
リーディングが低い(RがLより100点以上低い)→ Part5と時間配分を先に
どちらも同じくらい→ 下の点数帯別の手順をそのまま上から
迷ったらリスニングを先に上げてください。
理由は、リスニングのほうが伸びが早く出て、勉強が続きやすいからです。
【〜400点】TOEICの勉強法は、英文が読める状態を作るところから
この段階でTOEICの問題集を解いても、ほぼ全部が「読めない・聞こえない」で終わります。
中学英文法を1冊、3週間で終わらせます
ここを飛ばした人は、この先で必ず戻ってきます。
主語と動詞が取れない状態でPart5を解いても、それは英語の勉強ではなく4択のクイズです。
薄い1冊を、解説を読む→問題を解く、で3週間。
単語は「TOEIC用」より先に、基礎の1,000語から
いきなりTOEIC専用の単語帳を買うと、知らない単語だらけで手が止まります。
まず中学〜高校基礎レベルの1,000語を固める
1日100語を10日で1周、それを3周
1周目で覚えようとしない。3周目で覚えます
Part2だけ、先に触っておきます
Part2は1問が短く、この段階でも「英語を聞く」という行為に慣れるのに向いています。
正解しなくて構いません。
この段階の目的は、英語の音が「意味を持った塊」として聞こえるようになることだけです。
1日5問、通勤中に聞くだけで十分です。
この段階でやってはいけないこと
模試を通しで解く(時間の無駄になります)
シャドーイング(土台がないと、音を真似ているだけになります)
参考書を3冊以上同時に持つ
【400〜600点】TOEICの勉強法は、Part5とPart2で点を拾います
いちばん点が動きやすい帯です。
ここは「やり方を変えるだけ」で100点上がる人がいます。
Part5は、30問を10分で解く形に持っていきます
Part5は30問あって、知っていれば一瞬で終わり、知らなければ何分考えても当たりません。
だから狙うのは正答率より速度です。
1問20秒を超えたら飛ばす、と決めてください。
飛ばした問題は、Part7が終わってから戻ります。
考え込んだ1問のせいでPart7を5問落とすのが、いちばんもったいない負け方です。
Part5で狙うのは「品詞問題」だけ
Part5の中には、単語の意味を知らなくても解ける問題が一定数あります。
空欄の前後を見て、名詞・動詞・形容詞・副詞のどれが入るかを決める
選択肢が同じ単語の語尾違いなら、それは品詞問題です
語彙問題(選択肢が全部違う単語)は、知らなければ飛ばす
Part2は「最初の3語」だけに集中します
Part2は25問あります。
質問の最初の3語で、答えの形はほぼ決まります。
WhenかWhereかWhoかWhyか、それとも一般動詞の疑問文か。
全部を聞き取ろうとすると、かえって全部を落とします。
Whenで聞かれたら時間、Whereで聞かれたら場所。
それ以外の情報は、聞こえていても使いません。
公式問題集は「解く」より「復習」に時間を使います
公式問題集を買ったら、1回分を解くのに2時間、復習に4時間かけてください。
解いて答え合わせして終わり、をやっている限り、点は動きません。
復習でやるのは、間違えた問題を「なぜその選択肢なのか」まで言葉にすることです。
そして同じくらい大事なのが、正解した問題の確認です。
たまたま当たった問題は、次に同じ形で出たときに落とします。
自信を持って選べなかった問題には、その場で印をつけておいてください。
Part6は16問しかありませんが、捨ててはいけません
Part6は16問で、Part5と同じ知識で解ける問題と、前後の文脈を読まないと解けない問題が混ざっています。
前者は空欄の前後だけを見て即答し、後者は段落を1つ読んでから決めます。
この見分けができるだけで、Part6にかける時間が半分になります。
その浮いた時間が、そのままPart7の点になります。
Part6で1問に1分かけている人は、Part7を3問捨てているのと同じです。
時間はパートをまたいで移動するものだと考えてください。
この帯では、まだ時間配分を気にしなくて構いません
Part7が最後まで終わらないのは当然です。
塗り絵(時間切れで適当にマークすること)は、この段階では正常です。
【600〜730点】TOEICの勉強法は、Part3・4の先読みで一気に変わります
600点の壁を越えた人が次に詰まるのが、リスニングの後半です。
Part3・4は「設問を先に読む」だけで正答率が上がります
Part3は39問、Part4は30問あり、合計69問がリスニングの後半に固まっています。
音声が流れる前に設問を読んでおくと、聞くべき情報が決まった状態で音声に入れます。
先読みができているかどうかで、ここは20〜30点動きます。
英語力が同じでも、先読みの有無だけでこれだけ差がつきます。
裏を返すと、ここをやらないまま単語を増やしても点は動きません。
先読みの時間を作るために、Part1とPart2を早く終わらせます
先読みの時間は、どこかから捻出しなければいけません。
Part1(6問)は、写真を見た瞬間に答えを予想しておく
Part2(25問)は、マークを迷わない
1問ごとに悩まないこと自体が、Part3の先読み時間になります
シャドーイングは、ここから効き始めます
土台ができた段階でのシャドーイングは、聞き取れる速度そのものを上げます。
公式問題集のPart3を1つ、スクリプトを見ながら10回、見ないで10回。
新しい素材を増やすより、同じ素材を繰り返すほうが効きます。
Part4は「1トーク3問」の構造を利用します
Part4は30問あり、1つのトークにつき設問が3問ずつついています。
つまり10トークです。
そして3問は、たいてい前半・中盤・後半の順に答えが流れてきます。
1問目の答えが聞こえた時点で、2問目の設問に目を移す。
この目線の移動を練習するだけで、Part4は安定します。
Part7は「全部読まない」練習をします
Part7は54問あり、ここで時間切れになる人が大半です。
設問を先に読んで、本文から該当箇所を探しに行く。
頭から丁寧に読む癖を抜くのが、この帯の課題です。
【730〜860点】TOEICの勉強法は、取りこぼしを1問ずつ潰す作業になります
ここから先は、新しいことを覚える勉強ではありません。
「知っているのに落とした問題」を減らす作業です。
間違いを3種類に分類します
復習のときに、間違いをこう分けてください。
知らなかった(語彙・表現の不足)
知っていたのに読み違えた(処理速度の不足)
時間が足りなかった(配分の失敗)
この3つで、次にやることが完全に変わります。
Part7の複数文書問題を集中的に解きます
複数の文書は25問あり、情報を2つの文書にまたがって拾う設計になっています。
メールと日程表、広告と注文書、といった組み合わせです。
ここだけを1週間、毎日3セット解くと、目に見えて速くなります。
コツは、先に2つの文書がそれぞれ何なのかを判定してから設問に入ることです。
「メールと日程表」だと分かった時点で、日付を照合させる問題が来ると予測できます。
語彙は、公式問題集に出た単語だけで足ります
この帯で新しい単語帳を買い足す必要はありません。
公式問題集に出てきて意味が取れなかった単語を、その場でノートに落とす。
これだけで十分に間に合います。
復習の間隔を固定します
解いた翌日、3日後、1週間後。
この3回で、同じ問題を必ず解き直してください。
【860点〜990点】TOEICの勉強法は、残った壁が3つだけになります
ここまで来ると、伸びしろは特定の場所にしかありません。
Part2の変化球を落とさない
Part2の25問のうち、素直に答えていない応答が数問混ざります。
「明日の会議は何時ですか」に対して「まだ決まっていません」と返すような形です。
質問の形に対する正解ではなく、会話として自然かで選びます。
Part7の言い換えを追えるようにする
上位帯で落とすのは、本文と選択肢で表現が入れ替わっている問題です。
本文が postpone なら、選択肢は delay になっています。
同義表現のストックが、そのまま点になります。
公式問題集を解いたら、本文と正解選択肢の言い換えのペアだけをノートに抜いてください。
1回分から15組ほど取れます。
Part5の語彙問題を落とさない
品詞問題は取り切れている前提で、残るのは語彙問題です。
ここは知っているか知らないかしかないので、出会った単語をその場で潰す以外にありません。
ただし、闇雲に難単語を追いかける必要はありません。
TOEICはビジネス文書のテストなので、出てくる語彙の範囲は決まっています。
契約、請求、出荷、人事、設備保守。
この5つの場面の語彙から外れる単語は、優先度を下げて構いません。
2時間、集中を切らさない練習をする
満点近辺で落とすのは、最後のPart7です。
通しで2時間解く練習を、月に2回は入れてください。
満点を狙う段階では、知識ではなく最後の30分の判断力が削られます。
Part7の後半で1問に固まった時点で、その回の満点は消えます。
TOEICのパート別勉強法まとめ|どのパートで何をするか
ここまでを1枚にまとめます。

迷ったらPart3・Part5・Part7の3つだけ
この3パートで200問中123問、全体の6割を超えます。
Part1に時間をかけている人は、今日やめてください。
リーディング75分の配分は、先に数字で決めておきます
リーディングだけが75分で固定されているので、配分は事前に決められます。
Part5(30問)=10分
Part6(16問)=8分
Part7 1つの文書(29問)=25分
Part7 複数の文書(25問)=32分
合計で75分です。
この数字を紙に書いて、模試のときに必ず時計と突き合わせてください。
決めていない人は、ほぼ全員がPart5に20分以上使って、Part7が終わりません。
リスニングとリーディングは、同じ日に両方やらない
1日30分しか取れないなら、曜日で分けてください。
月水金はリスニング、火木はリーディング、というだけで定着が変わります。
TOEICの勉強法で使う教材は、3冊で足ります
教材を増やすのは、いちばん気持ちのいいサボり方です。
1冊目|公式問題集
TOEICに「過去問」は存在しません。
市販されている「過去問」を名乗るものは、公式のテスト問題そのものではありません。
本番と同じ形式で作られているのは、IIBCが出している公式教材・問題集だけです。
2冊目|TOEIC用の単語帳を1冊
600点を超えたあたりから、TOEIC特有の語彙が必要になります。
1冊を3周してから、次を考えてください。
3冊目|文法の解説書を1冊
Part5の解説として使います。
通読するものではなく、間違えた問題の該当ページだけを引く辞書として使います。
なぜ増やしてはいけないのか
新しい教材を買うと、1冊目に戻ってこられなくなります。
TOEICは同じ形式が毎回出るテストなので、素材を増やすより1つを深く回すほうが確実に効きます。
公式の結果票にある「項目別正答率」を必ず読みます
TOEICの結果票には、リスニング5項目・リーディング5項目の項目別正答率(アビメ)が載っています。
ここを見ずにトータルスコアだけを見ている人が、非常に多いです。
リスニングで「短い会話・アナウンスから詳細が聞き取れる」が低い→ Part3・4の先読みができていません
リスニングで「短い会話・アナウンスから概要が理解できる」が低い→ 音そのものが取れていないので、シャドーイングに戻ります
リーディングで「文書の中の情報をもとに推測できる」が低い→ Part7の言い換えに弱いということです
リーディングで「文法が理解できる」が低い→ Part5の品詞問題を落としています
次の1ヶ月に何をやるかは、この4行のどれに当たるかで決まります。
感覚で決めないでください。
TOEICの勉強時間の目安と、伸びない時期の話
正直に書きます。
スコアが上がる速度は、点数帯で変わります
低い帯ほど速く、高い帯ほど遅くなります。
400点台から600点台までは、比較的短期間で動きます
700点台から800点台は、同じ量をやっても動きが鈍ります
860点以降は、1回の受験で5点しか動かないことも普通です
これは実力が止まったのではなく、残っている取りこぼしが少ないからです。
1日の配分は「30分×毎日」が「3時間×週1」に勝ちます
リスニングは特に、間隔を空けると戻ります。
平日は30分、週末に1回だけ通しで解く。
この形がいちばん続きます。
1ヶ月プランは、週ごとに役割を変えます
1ヶ月を4週として、こう組みます。
1週目=現在地を測る。公式問題集を1回分、通しで解く
2週目=いちばん落としたパートだけを毎日やる
3週目=2週目のパートを続けつつ、公式問題集をもう1回分
4週目=間違えた問題だけを解き直す。新しい素材に触らない
新しいことをやるのは2週目と3週目だけです。
1週目と4週目は測る週なので、ここで教材を増やすと何を直したのか分からなくなります。
伸びない期間は必ず来ます
2〜3回連続でスコアが動かない時期があります。
そこでやり方を変えるのではなく、間違いの3分類(知らなかった/読み違えた/時間切れ)をもう一度取り直してください。
たいていは、分類を取らずに解き直しだけしています。
TOEICの勉強法でやってはいけないこと
ここは全部、実際によく見る失敗です。
教材を3冊以上、同時に進める
進んでいる感覚だけが手に入って、どれも終わりません。
模試を解きっぱなしにする
解く時間より復習の時間のほうが長くなければ、模試を解く意味はありません。
全部を聞き取ろうとする
リスニングは、設問に関係ない部分を捨てる技術でもあります。
日本語に訳してから理解する
公式に「英文和訳・和文英訳といった設問はありません」と書かれているとおり、訳す作業は点になりません。
単語帳を1周目で完璧にしようとする
1周目は「見たことがある」を作る作業です。
覚えるのは3周目です。
受験日を決めずに勉強を始める
締め切りのない勉強は消えます。
リスニングを後回しにする
リスニングのほうが伸びが早く出るので、後回しにすると成功体験が来ません。
TOEICの勉強が続かない人のための設計
意志の話ではなく、設計の話をします。
時間ではなく「問題数」で決めます
「30分やる」ではなく「Part5を15問やる」と決めてください。
終わりが見えている作業のほうが、着手のハードルが下がります。
やる場所を1つに固定します
机、電車の中、昼休みのデスク。
場所を決めると、道具を出す手間が消えます。
記録は1行だけ残します
日付と、やったパートと、正答数。
これだけで、伸びていない期間にも「やった証拠」が残ります。
やめる日を先に決めておきます
週に1日は完全にやらない日を作ってください。
逃げ道がないと、崩れたときにそのまま戻ってこられません。
TOEIC本番の直前1週間でスコアを落とさないための勉強法
最後の1週間は、新しいことをやらない週です。
1週間前|通しで1回解いて、時間配分を確定させます
本番と同じ時間帯に、同じ2時間で解いてください。
ここで決めるのは、Part7に何分残せるかです。
3日前|間違えた問題だけを解き直します
新しい素材に手を出さないでください。
前日|単語だけ、軽く回します
前日に詰め込んでも点は増えませんが、単語だけは前日でも効きます。
睡眠を削るほうが、はるかに損です。
当日|開始前に英語の音を耳に入れます
会場に着く前に、聞き慣れた音源を10分聞いておいてください。
Part1の最初の数問で耳が起きていないと、そのまま数問落とします。
筆者について|このTOEIC勉強法をどの立場から書いているか
先に、私が何を持っていて、何を持っていないかを書いておきます。
TOEIC990点を取得しています
満点を取っている立場から書いています。
TOEICだけを専門に教えています
英会話全般ではなく、TOEICのスコアを上げることだけを仕事にしています。
だからこの記事も、英語力全般の話ではなくスコアの話に絞っています。
教材は自分で解いたものだけを扱います
解いていない教材を「おすすめ」とは書きません。
自分で全問解いて、解説まで読んだものだけを扱います。
売れているから、有名だからという理由で挙げることはしません。
確認できていないことは、確認できていないと書きます
この記事でも、受験料と平均スコアは書いていません。
2026年8月26日時点で、公式サイトから確定した数値を取得できなかったからです。
推測で数字を書くくらいなら、書かないほうが読者の役に立ちます。
TOEICの勉強法についてよくある質問
実際によく聞かれるものだけ載せます。
TOEICの勉強は何から始めればいいですか
受験日を決めることからです。
そのうえで、一度も受けたことがなければ中学英文法と基礎単語、一度でも受けていればLとRの低いほうから始めます。
TOEICは独学でスコアを上げられますか
上げられます。
ただし、間違いを3分類できるかどうかで結果が分かれます。
自分で分類できないと感じたら、そこだけ人に見てもらう価値があります。
TOEICの過去問はどこで手に入りますか
過去問は公開されていません。
本番と同じ形式で作られているのは公式問題集です。
2ヶ月でTOEIC600点は取れますか
現在地によります。
400点台からなら現実的な射程ですが、まったくの初学者からの2ヶ月はかなり厳しいです。
その場合は「600点を取る」ではなく「英文法を1冊終わらせる」を2ヶ月の目標にしてください。
スコアを目標にすると、達成できなかったときにやめてしまいます。
作業を目標にすると、終わったかどうかが自分で判定できます。
1日どれくらい勉強すればいいですか
平日30分・週末に2時間が、いちばん続く形です。
時間より、毎日触れているかどうかが効きます。
アプリだけでTOEICのスコアは上がりますか
単語と隙間時間の学習には向いています。
ただし、2時間通しで解く練習だけはアプリでは代わりになりません。
本番は紙のマークシートで、机の上で2時間です。
その形式に慣れていないと、実力どおりの点が出ません。
月に1回でいいので、紙で通しで解いてください。
リスニングとリーディング、どちらを先に上げるべきですか
リスニングです。
伸びが早く出るぶん、勉強が続きます。
スコアが3回連続で上がりません
やり方を変える前に、間違いの3分類を取り直してください。
分類を取らずに解き直しているケースが、いちばん多いです。
それでも動かないなら、受験の間隔が短すぎる可能性があります。
1ヶ月に1回受けても、その間に埋められる穴の数はたかが知れています。
2〜3ヶ月に1回にして、そのぶん1回の準備を厚くするほうが、結果として速く上がります。
TOEICの勉強法まとめ|今日決めるのは1つだけです
長くなったので、最後に1つに絞ります。
受験日を決める
LとRの低いほうを選ぶ
その帯の「やること1つ」だけを、次の1ヶ月やる
TOEICは、才能ではなく順番のテストです。
今日、机の上の教材を3冊まで減らせたら、それだけでもう始まっています。
このnoteでは、これからパート別の具体的な解き方と点数帯ごとの1ヶ月プランを1本ずつ書いていきます。
参考元・出典一覧
IIBC公式|TOEIC Listening & Reading Test テストの形式と構成(2026年8月26日取得。パート別問題数・試験時間・スコア表示・英文和訳なしの記載)
情報確認日
2026年8月26日(試験形式・問題数・スコア表示に関する一次情報は2026年8月26日時点で公式サイトから取得したものです)
試験形式・日程・受験料は変更される可能性があります。
申し込む前に、必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。
免責事項
本記事は筆者個人の指導経験と、公式サイトの公開情報にもとづいて作成しています。
スコアの伸び方には個人差があり、結果を保証するものではありません。
受験料・平均スコアなど、2026年8月26日時点で公式から確定した数値を取得できなかった項目については、あえて記載していません。
学習教材やサービスを利用する際は、必ず公式情報をご確認のうえ、ご自身で判断してください。
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