TOEIC時間配分の正解は?990点の私が本番で見ている「3つの時計のチェックポイント」を全部出します
TOEICのリーディングで、いつも最後の10問が塗り絵になっていませんか。
時間配分を調べても、サイトごとに数字が違って迷いませんでしたか。
結論から言うと、TOEICの時間配分で覚えるべき数字は3つだけです。
75分のうち、10分・20分・75分。
この3つの時刻に「何問目にいるべきか」を決めておけば、それ以外は覚えなくて構いません。
私はTOEIC990点を持っていて、TOEICだけを専門に教えています。
この記事では、公式の問題数と試験時間を先に確認したうえで、私が本番で実際に見ている数字をそのまま出します。
良いことだけは書きません。
時間配分を直しても点が伸びないケースがあることも、そのまま書きます。
TOEIC時間配分の結論|覚えるのは3つの数字だけです
先に結論を置きます。
TOEIC時間配分は「リーディング75分の中の3点」で決まります
リスニングは音声の速度で進むので、受験者が配分を決められる余地がありません。
配分という言葉が意味を持つのは、リーディングの75分だけです。
その75分を、開始10分・開始20分・終了時の3点で管理します。
TOEIC時間配分のチェックポイントは10分・20分・75分です
- 開始から10分でPart5(30問)を終える
- 開始から20分でPart6(16問)を終える
- 残り55分をPart7(54問)に丸ごと使う
これだけです。
この3点以外の時刻は見ません。
TOEIC時間配分を細かく決めすぎると、逆に遅くなります
1問ごとに秒数を決める人がいますが、本番では機能しません。
時計を見る回数が増えるほど、読むスピードは落ちます。
見るのは3回だけ、と決めておくほうが速く終わります。
TOEIC時間配分を考える前に、公式の問題数を確認します
配分の話は、問題数を知らないと始まりません。
TOEICはリスニング約45分・リーディング75分の合計約2時間です
IIBC公式「テストの形式と構成」によると、TOEIC L&Rはリスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式です。
ここで重要なのは、リーディングだけが75分と固定されている点です。
リスニングには「時間が足りない」という概念がありません。
TOEIC時間配分の前提になるパート別の問題数(公式)
公式サイトに記載されているパート別の問題数は、以下のとおりです。

問題数は公式の数字、配分の欄は私の推奨です。
ここを混ぜて書いている記事が多いので、分けておきます。
TOEIC時間配分でいちばん重いのはPart7の54問です
リーディング100問のうち、54問がPart7です。
リーディングの半分以上が長文読解ということになります。
にもかかわらず、多くの人がPart5に時間を溶かして、Part7を塗り絵にしています。
TOEIC時間配分の当日スケジュールも先に押さえます
本番の時間配分は、家を出る時刻から始まっています。
TOEICの受付時間は30分しかありません
IIBC公式「テスト申込」によると、2026年10月25日実施回の受付時間は午前実施が9:25〜9:55、午後実施が14:05〜14:35です。
受付は30分間で締め切られます。
ここを外すと、時間配分どころではありません。
試験時間は約2時間ですが、拘束時間はもっと長くなります
テスト自体は約2時間です。
ただし、受付・音テスト・説明・回収の時間が前後に付きます。
半日が消えるつもりで予定を空けてください。
TOEIC時間配分の練習は、本番と同じ時間帯にやります
午前実施を申し込んだなら、練習も午前にやってください。
脳が英語で動き始めるまでに、人によって30分以上かかります。
本番の午前9時に初めて英語を読む状態を作らないことです。
TOEIC時間配分でリスニングにできることは1つだけです
リスニングは配分ではなく「先読み」の話になります。
リスニングの時間配分は音声が決めるので、動かせません
Part1からPart4まで、音声は1度だけ流れます。
巻き戻せませんし、飛ばせません。
だから、リスニングで受験者が操作できるのは設問を読む順番だけです。
Part3・Part4は設問を先に読むと正答率が上がります
Part3は39問、Part4は30問です。
公式サイトによると、各会話・各トークには設問が3問ずつあります。
つまり、音声が流れる前に3問の設問に目を通せれば、何を聞き取ればいいかが決まった状態で聞けます。
先読みの時間は、Part1とPart2で作ります
Part1は6問、Part2は25問しかありません。
この2つは選択肢を読む必要がないので、余った時間で先を読めます。
Part2の放送中にPart3の設問へ目を送る練習を、模試のときからやってください。
聞き逃したら、その1問は捨てます
いちばん多い失点パターンがこれです。
聞き逃した1問を考えている間に、次の設問の音声が流れます。
1問を守ろうとして3問落とすので、切り替えの練習を先にしてください。
TOEIC時間配分の本体|リーディング75分の割り方
ここが本題です。
Part5は30問を10分で解きます
Part5は短文穴埋め問題です。
1問あたり20秒の計算になります。
長く感じるかもしれませんが、品詞問題は5秒で終わるので平均は取れます。
Part5で20秒を超えたら、印を付けて飛ばします
考えて分かる問題と、知らないと分からない問題があります。
語彙問題は、知らなければ何分考えても分かりません。
20秒で答えが出なければマークして次に進んでください。
Part6は16問を10分で解きます
Part6は長文の中の空欄を埋める形式です。
公式サイトによると、各長文には設問が4問ずつあります。
文単位ではなく、前後の文脈で決まる設問が混じるので、Part5より1問あたりの時間はかかります。
Part7に残す時間は55分が最低ラインです
54問を55分なので、1問あたり約1分です。
これでも足りないと感じる人が多いはずです。
足りないのは読解力ではなく、Part5とPart6で使いすぎた時間です。
Part7は「1つの文書」から順に解きます
公式サイトによると、Part7は1つの文書が29問、複数の文書が25問です。
複数文書のほうが情報を照合する必要があるぶん、時間がかかります。
前半の29問を確実に取ってから、後半に入ってください。
TOEIC時間配分が崩れる3つの原因
原因はほぼこの3つに絞れます。
原因1|Part5で1問に1分以上かけている
30問のうち5問で1分ずつ使うと、それだけで5分です。
その5分は、Part7の5問ぶんです。
Part5の1問とPart7の1問は、配点上まったく同じ重さです。
原因2|Part7を1文字ずつ読んでいる
設問を読む前に本文を全部読むと、間に合いません。
設問を先に読んで、必要な情報を探しに行く読み方に変えてください。
これだけで、Part7の所要時間は体感で3割減ります。
原因3|語彙が足りていない
これがいちばん多い原因です。
知らない単語で止まった回数だけ、時間が消えています。
時間配分を直しても伸びない人は、ここが原因である可能性が高いです。
TOEIC時間配分は目標スコアで変えます
全員が同じ配分を使う必要はありません。
600点未満なら、Part7の後半を最初から捨てます
全問解こうとするのが、いちばんの失点原因です。
Part5・Part6・Part7前半を確実に取り、複数文書は最後にまとめてマークする。
この割り切りで、たいてい50点前後は動きます。
600〜800点なら、Part7を最後まで解き切ることを目標にします
この帯の人は、読めるのに間に合っていないケースがほとんどです。
Part5を10分に収める練習だけで、Part7に5分が返ってきます。
まずは時間内に全問マークできる状態を作ってください。
800点以上なら、見直しの時間を5分作ります
この帯になると、取りこぼしの1〜2問がスコアを決めます。
Part5を8分、Part6を8分で終えて、最後に5分残す設計にしてください。
見直すのは、印を付けて飛ばした問題だけです。
TOEIC時間配分で解く順番を変えるべきか
よく聞かれる質問です。
解く順番を変えるのは、時間が足りない人だけです
Part7から先に解く方法を勧める記事があります。
確かに、最後に塗り絵になるのがPart5に変わるので、失点は減ります。
ただし、Part5は1問20秒で取れる問題です。
順番を変える前に、Part5を10分に収める練習をしてください
順番を変えるのは、10分に収める練習をしても間に合わなかった人の最後の手段です。
先に順番を変えると、Part5の速度が一生上がりません。
順番を変えるなら、模試で2回以上試してから本番に持ち込みます
本番で初めて順番を変えると、マークミスが起きます。
解答用紙は問題順に並んでいます。
飛ばして解くなら、マーク欄を指で押さえる癖まで含めて練習してください。
TOEIC時間配分を体に入れる普段の練習
本番だけ意識しても、間に合いません。
必ずタイマーを使って解きます
時間を計らずに解いた模試は、練習になりません。
Part5だけなら10分、Part6だけなら10分でタイマーをかけてください。
パートごとにかかった時間を記録します
模試を解くたびに、Part5・Part6・Part7の所要時間をメモします。
どこで溶けているかは、数字を取らないと分かりません。
3回ぶん並べると、自分の癖が見えます。
月に1回は、2時間通しで解きます
パート練習だけでは、後半の集中力が持ちません。
Part7の後半で正答率が落ちるのは、実力ではなく体力の問題です。
紙で、机の上で、2時間続けて解く練習を月に1回入れてください。
返り読みの癖は音読で直します
前に戻って読み直す癖があると、Part7は絶対に間に合いません。
音読は、前から順に処理する回路を作る練習です。
1日5分で構いません。
TOEIC時間配分を直しても伸びないケース
正直に書いておきます。
語彙が足りない人は、配分を直しても変わりません
読めない文章は、時間があっても読めません。
単語で止まる回数が多い自覚があるなら、先に単語です。
配分の話は、その後です。
文法の処理が遅い人も、配分では解決しません
Part5に20秒以上かかるのは、文法の判断が自動化されていないからです。
知識としては知っているのに時間がかかる、という状態です。
これは演習量でしか埋まりません。
時間配分で伸びるのは「読めているのに間に合っていない人」だけです
自分がどちらなのかは、簡単に判定できます。
時間無制限でPart7を解いて、正答率が大きく上がるなら、配分の問題です。
上がらないなら、語彙と文法の問題です。
TOEIC時間配分をマークシートの塗り方で守る
意外に見落とされている工程です。
マークは1問ずつ塗るのが、結局いちばん速いです
まとめて塗ろうとして、ズレに気づかないまま進む事故が毎回起きています。
1問ズレると、そこから先が全滅します。
Part7の途中で気づいたら、直す時間はありません。
飛ばした問題は、必ず何かをマークしてから飛ばします
空欄のまま飛ばすと、戻ってこられなかったときに0点が確定します。
選択肢のどれかを塗ってから、問題用紙に印を付けて飛ばしてください。
TOEICは間違えても減点されないので、空欄にする理由が1つもありません。
残り5分になったら、読むのをやめて全部塗ります
これは戦略ではなく、事務作業です。
残り5分で読める量より、塗り残しを潰すほうが確実に点になります。
タイマーではなく、会場の時計で「残り5分」を決めておいてください。
TOEIC時間配分の練習に使う教材の条件
どの教材でも練習になるわけではありません。
本番と同じ問題数で並んでいる教材だけを使います
Part5が20問しかない教材で10分の練習をしても、意味がありません。
Part5は30問、Part6は16問、Part7は54問。
この構成で並んでいないものは、配分の練習には使えません。
解説より、時間を計れるかどうかで教材を選びます
配分の練習に必要なのは、本番と同じ密度で200問が並んでいることだけです。
解説の丁寧さは、復習の段階で効いてきます。
練習用と復習用を1冊で兼ねようとしないほうが、結果は速く出ます。
アプリだけでは、2時間の配分練習にはなりません
単語や隙間時間の学習には向いています。
ただし、紙で2時間続けて解く感覚だけは、アプリでは代わりになりません。
本番は紙のマークシートで、机の上で2時間です。
筆者について|このTOEIC時間配分をどの立場から書いているか
数字を出す以上、立場を書いておきます。
TOEIC990点を取得しています
TOEIC L&Rの満点は990点です。
私はこのスコアを取得しています。
TOEICだけを専門に教えています
英会話全般ではなく、TOEICのスコアを上げることだけを仕事にしています。
扱う教材は、自分で最後まで解いたものだけです。
この記事の配分は、私が本番で実際に使っている数字です
理論値ではありません。
10分・20分・75分の3点は、私が毎回の受験で実際に見ている時刻です。
公式の数字と私の推奨は、分けて書いています
問題数と試験時間は公式サイトの記載です。
配分の分数は私の推奨であって、公式が定めたものではありません。
混ぜて書かないのが、この記事の方針です。
TOEIC時間配分についてよくある質問
実際によく聞かれるものだけ載せます。
TOEICの試験時間は何分ですか
公式サイトの記載によると、リスニング約45分・リーディング75分の合計約2時間です。
TOEICリーディングの時間配分の目安を教えてください
私の推奨は、Part5に10分・Part6に10分・Part7に55分です。
800点以上を狙うなら、Part5とPart6を8分ずつにして、5分の見直し時間を作ってください。
TOEICで時間が足りないときはどうすればいいですか
まず、残り時間に関係なく全問マークしてください。
空欄は0点ですが、マークすれば当たる可能性があります。
そのうえで、次回はPart5の所要時間を計ってください。
TOEICに腕時計は必要ですか
会場に時計があるとは限りません。
持ち込めるものは受験要領で決まっているので、申し込み後に必ず確認してください。
ここは回によって案内が変わる可能性があるため、断定しません。
リスニング中にリーディングを解いてもいいですか
やめてください。
リスニングは1度しか放送されません。
数問先に進めても、リスニングで落とすほうがはるかに大きい損失です。
塗り絵になるのは何点くらいの人ですか
スコア帯というより、Part5の所要時間で決まります。
Part5に20分かかっている人は、何点であっても塗り絵になります。
時間配分を見直せばスコアは上がりますか
読めているのに間に合っていない人だけ、上がります。
読めていない人は、先に語彙と文法です。
Part7は前から解くべきですか、後ろから解くべきですか
前からです。
1つの文書の29問のほうが1問あたりの時間が短く、確実に取れます。
Part5に何分かければいいですか
私の推奨は10分です。
800点以上を狙うなら8分に縮めて、見直しの時間に回してください。
リスニングの先読みが間に合いません
Part3・Part4の設問を全部読もうとしていませんか。
読むのは設問だけで、選択肢は読まなくて構いません。
設問3問だけなら、Part2の放送中でも目を通せます。
時間配分は毎回同じでいいですか
同じで構いません。
回ごとに変えると、どこで崩れたのかが分からなくなります。
同じ配分で3回受けて、初めて自分の癖が見えます。
TOEIC時間配分まとめ|今日決めるのは3つの時刻だけです
長くなったので、最後に絞ります。
- 開始10分でPart5を終える
- 開始20分でPart6を終える
- 残り55分をPart7に全部使う
時計を見るのは、この3回だけです。
次の模試で、この3点を守れたかどうかだけ記録してください。
このnoteでは、これからパート別の解き方と単語帳の選び方を1本ずつ書いていきます。
参考元・出典一覧
- IIBC公式|TOEIC Listening & Reading Test テストの形式と構成(2026年8月26日取得。リスニング約45分100問・リーディング75分100問、Part1〜7の問題数、英文和訳なしの記載)
- IIBC公式|TOEIC Listening & Reading Test テスト申込(2026年8月26日取得。2026年10月25日実施回の受付時間9:25〜9:55/14:05〜14:35)
情報確認日
2026年8月26日(試験時間・問題数・受付時間に関する一次情報は2026年8月26日時点で公式サイトから取得したものです)
試験形式・日程・受験要領は変更される可能性があります。
受験する前に、必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。
免責事項
本記事の問題数と試験時間は公式サイトの記載ですが、分単位の時間配分は筆者の推奨であり、公式が定めたものではありません。
スコアの伸び方には個人差があり、結果を保証するものではありません。
試験当日の持ち込み可否については、回ごとの受験要領をご確認ください。
学習教材やサービスを利用する際は、必ず公式情報をご確認のうえ、ご自身で判断してください。
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