Sherpa Channel #206【英文読解?解読? 〜「読めている」スピードとは?〜】
Sherpaはメンバー同士で、ときにはゲストを招いて、特定のトピックについて議論し、その様子をYouTubeで公開しています。
Sherpa Channel #206のトピックは【英文読解?解読? 〜「読めている」スピードとは?〜】でした。Sherpaメンバー6人(臼倉、大田、金谷、鈴木、砂田、隅田の各氏)が、高校英語の授業で読むスピードを意識した指導はあまりされていないのではという課題を共有してから議論は始まりました。まず、臼倉先生(東京学芸大学准教授)がRonald P. Carverの1992年の論文を紹介。英語母語話者の大学生が大学で手にするようなテキストを素材に、どのような読み方をどのようなスピードで行っているかを調査したものです。
138 wpmは「読んだ内容を正確に思い出すための読み」、300 wpmは「全体を理解する(選択式問題に答えられる程度に読む)」、600 wpmは「文章の中から特定の単語を見つけるために読む」、など論文では「読むスピード」が5段階に分けられています。
この研究をもとに様々な意見を出し合いました。450 wpm以上になると頭の中での音声化なしでの読みになるのでは? Sherpaが2017年に高校生約1,000人を対象に中3の検定教科書の英文を読むスピードを調査したところ、wpmは73程度だった。ゆっくりしか読めない高校生は、スピードが遅いゆえに前に読んだ内容が記憶に残らず結果的に概要をつかめない「読み」になっているのではないか。読むスピードを上げるには、特殊な訓練が必要なのではなく、適切な素材を使ってスピードを意識した指導が大切なのではないか、など、現状把握と改善に向けての議論が進みました。
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