経済を学ぶ!番外編❹/バフェットが狙って来た銘柄から未来を見る?
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ウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイが「次に何を狙っているか」は、世界中の投資家が最も注目するテーマです。
バフェットは、投資実行の直前まで手の内を明かさない(SECへの報告も、隠密買いの期間は開示を遅らせる特例を使う事が多い)ことで有名ですが、
近年のポートフォリオの変化(2025年〜2026年の最新動向)や本人の発言から、「今、彼がどこに照準を合わせているか」を、彼が過去に狙って来た銘柄を見ると、未来を読み解くことが出来ます。
米国株と日本株、それぞれの動向と狙い目のセクターを整理しました。
1. 米国株:バフェットが「今、動いている」銘柄
直近のバークシャー・ハサウェイの保有高報告(13F)やポートフォリオの変化から、
バフェット(および後継の投資マネージャーたち)が、新たに狙いを定めている、または買い増している銘柄には、以下のような特徴があります。
動向:かつて「自分が理解できない」と、ハイテク株を避けていたバフェットですが、Appleに続き、Alphabet(グーグル)の株式を近年新規取得し、直近でも買い増しを継続しています。
狙い:検索市場やYouTubeにおける圧倒的なシェア(経済の堀)と、強固なデジタル広告インフラ、そして膨大なキャッシュフローを評価しています。
更に、AI分野での長期的な成長力も、視野に入れていると見られます。
動向:バークシャーが「秘密裏に買い集めていた銘柄」として大きな話題となった、スイス登記の巨大損害保険会社でした。
狙い:保険はバフェットの「本業(バークシャーの原点)」であり、最も得意とする分野だからです。
それは優れた財務健全性と、一貫した増配実績、堅実な経営陣を高く評価し、現在トップ10に入る主要銘柄へと買い進めていると言われています。
2. 日本株:次に狙うと有力視する「第2のバフェット業種は?」
バフェットは2020年に「5大商社(三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅、伊藤忠商事)」の株を購入し、その後も、保有比率を最大9.9%近くまで引き上げるなど大成功を収めました。
彼が次に日本株で狙う、あるいは市場で「バフェットの条件を満たしている」と有力視されている銘柄やセクターには、以下の条件が考えられます。
《バフェットが求める条件》
①時価総額が大きく流動性がある。
②PBRが割安で配当利回りが高い。
③参入障壁が高くビジネスが安定している(経済の堀)
④積極的な自社株買いなどの株主還元がある。
これらに合致する企業がターゲットとなるようで、これを熟慮し検証することが重要だと考えます。
検証①:金融業種
狙目の理由:バフェットは米国株でもバンク・オブ・アメリカ(BAC)などの銀行株を長年好んで来ました。
日本の金利上昇局面に於いて、利ざやの改善が見込めること、また海外事業が好調で莫大なキャッシュから、自社株買いや増配を積極的に行っている点が、彼の好む「資本配分の上手い経営」に合致しています。
検証②:大手損害保険業種
狙目の理由:米国株で「チャブ(CB)」を買い集めたことからも分かるように、バフェットは保険ビジネスの仕組み(顧客から集めた保険料を運用して利益を生む構造)が大好きです。
「チャブ保険」とは、世界54ヵ国で展開する、世界最大級の損害保険会社のことを指します。
政策保有株(持ち合い株)の売却を進めて、株主還元を強化している現在の日本の損保大手は、バフェットのスクリーニング(条件選定)に引っかかりやすいと言われています。
検証③:世界的な競争力を持つキャッシュリッチ企業
狙目の理由:世界中に強固な販路(経済の堀)を持ち、業績が安定している製造業。
バフェットは過去に「商社以外にも投資を検討したい日本企業がある」と言及しており、世界シェア上位で、なおかつ現金を豊富に持っている(キャッシュリッチな)企業が、次の候補として噂されています。
投資会社バークシャー・ハサウェイは、2026年より長年バフェットの右腕を務めたグレッグ・アベル氏らが、実質的なトップとして本格的に舵取りを行っています。
バフェット自身の「バリュー投資」の哲学は完全に引き継がれていますが、近年Alphabet(グーグル)のような大型テック企業への投資を強化しているように、
「伝統的な割安株」だけでなく「テクノロジーと強固なブランドを併せ持つプラットフォーム企業」へのシフトがさらに強まる可能性があります。
【免責事項】
本記事は筆者個人の調査・分析に基づく見解をまとめたものであり、特定の金融商品や銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。
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