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経済を学ぶ!「骨太、成長分野に投資枠~閣議決定へAIや半導体」どうなる

この記事はnoteマネーにピックアップされました

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骨太、成長分野に投資枠を閣議決定

「骨太、成長分野に投資枠~閣議決定へAIや半導体」「基礎収支黒字化掲げず」と言う報道がなされています。

政府が発表した、この「骨太の方針2026」では投資枠の方向性が示された。

「国策に売りなし(国策は買い)」の言葉は、株式市場で古くから重要視される格言ですが、

これを受け、この記事の「要点(肝)」と、それを踏まえた「今後の注目投資テーマ・企業選びのヒント」を整理してみます。

1. この記事の「3つの肝(要点)」

① 「責任ある積極財政」への方針転換

政府は、従来の「基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)の単年度黒字化」と言う目標を取り下げ、

短期的な財政悪化を許容してでも、「成長投資」を優先する姿勢を打ち出しました。

国家として「節約」から「成長への積極的な投資」へと、舵を切った点が最大のポイントです。

② 「戦略17分野」と「特別投資枠」の創設

予算要求に上限を設けない「『強く豊かな日本』投資枠」などの枠組みが新設され、2040年度までに、官民で累計370兆円超の投資を目指します。

予算の天井が撤廃・拡大されるため、対象分野の企業には、長期的な国からの支援(補助金や税制優遇、国策事業の発注)が強力な追い風となります。

③ 直近の最重点は「AI・半導体」

17分野の中でも、特に「AI・半導体」「防衛・宇宙」「電力インフラ」などが、中核として位置づけられています。

AIの社会実装と、それを支える国内の半導体サプライチェーン構築が国策の最優先課題です。

2. 注目すべき投資テーマと主要企業例

「国策」の恩恵を直接的・間接的に受けやすいセクターと、その代表的な企業例です。

注目テーマ
注目される背景としては、国策との連動 / 代表的な関連企業・業種例 / 半導体製造装置・材料 / 国内工場(RapidusやTSMC熊本等)への直接支援やサプライチェーン強靱化から考察すると、

東京エレクトロン、レーザーテック、信越化学工業 など、電力インフラ・データセンター

AI普及に伴う爆発的な電力需要に対応するための送電網整備・省エネ技術としては、日立製作所、富士電機、関西電力(電力株全般) など

AIソリューション・DX
官民でのAI導入支援、産業用AI(フィジカルAI)の推進から考察すると、
NTT、富士通、NEC、PKSHA Technology など

防衛・経済安全保障
国防力強化および重要物資の国産化推進では、三菱重工業、川崎重工業、IHI などでしょう。

個別銘柄の選定が難しい場合は、「日経半導体株指数」や「AI・ロボティクス関連のETF」、あるいは、「防衛・インフラ関連の投資信託」などを活用することで、テーマ全体に分散投資するアプローチも効果的です。

3. 注意しておきたいポイント

「国策=即買い」とはなるものの、以下の点には留意が必要です。

長期的なテーマであること: 2040年に向けた中長期ロードマップのため、明日すぐに株価が跳ね上がるものばかりではありません。

長期投資の視点が求められます。

金利と財政への影響: 財政出動が増えること(PB黒字化の見送り)で、長期金利が上昇しやすい環境になります。

金利上昇局面では、利回りメリットがある銀行株(金融セクター)などにも資金が向かいやすくなるでしょう。

4.代表的な企業を4社ピックアップ

「骨太の方針」における重点投資テーマに合致し、かつ強固な競争優位性を持つ代表的な企業を4社ピックアップし、その強みを分析します。

1. 東京エレクトロン(8035)

:半導体製造装置の世界的リーダー

「AI・半導体」分野の国策投資において、直接的にその恩恵を受ける中心的な企業です。

事業の強み: 圧倒的な世界シェアと技術力の幅広さ: 前工程(半導体チップの回路を形成する工程)における塗布現像装置(コータ・デベロッパー)で世界シェア約9割を保持しているほか、エッチング装置や成膜装置などでも世界トップクラスのシェアを有しています。

研究開発力の高さ: 次世代の超微細化技術(EUV関連)や、AI向け半導体で重要となる3次元積層技術など、先端半導体の製造に不可欠な技術特許を強固に保持しています。

国策との関連性: 国内でのRapidus(ラピダス)やTSMC熊本工場などの生産拠点整備、および最先端AI半導体の国産化・安定調達に向けた投資が、同社の装置需要に直結します。

2. 日立製作所(6501)

:社会インフラとIT(データ・AI)の融合

「電力インフラ」と「AI・データセンター」と言う、国策が掲げるエネルギー・デジタルの課題を横断的に解決できる存在です。

事業の強み: 送配電・電力インフラの世界基盤: 2020年にスイスABBのパワーグリッド事業を買収したことで、世界トップクラスの送配電・電力インフラ技術とグローバル顧客網を獲得しています。

ITと制御技術(OT)の統合力: 自社のデジタルプラットフォーム「Lumada(ルミダ)」を通じ、電力制御や工場自動化などの現場データとAIを組み合わせた最適化ソリューションを一元提供できます。

国策との関連性: AIの爆発的普及に伴うデータセンター向け電力需要の急増、および再生可能エネルギー導入に伴う送配電網の刷新・強靭化という国策分野において、主導的な役割を果たします。

3. NTT(日本電信電話・9432)

:次世代通信「IOWN」による低消費電力化

AI時代に懸念される「電力消費爆発」を回避するための次世代インフラ技術を握る企業です。

事業の強み:「IOWN(アイオン)」構想の推進: 光技術をネットワークだけでなくチップ内部の伝送にまで導入する「光電融合技術」を開発中であり、従来の電気通信に比べ電力消費量を100分に1に削減することを目指しています。

国内最大のインフラ基盤: データセンター事業、通信回線、法人向けDX支援で国内圧倒的首位の顧客・基盤を有しています。

国策との関連性: 政府が推進する「グリーンDX(脱炭素×デジタル)」やデータ基盤の安全保障において、IOWN技術の社会実装が国家的な重要プロジェクトとなっています。

4. 三菱重工業(7011)

:経済安全保障・防衛・エネルギーの要

国策の重点17分野に含まれる「防衛・宇宙」および「次世代エネルギー」の領域で国内不可欠な存在です。

事業の強み: 国内防衛事業の圧倒的トップ: 陸・海・空すべての防衛装備品(誘導弾、護衛艦、戦闘機関連等)の開発・製造を包括して手がける、国内防衛産業の中核企業です。

エネルギーインフラ技術: ガスタービン(世界最高水準の効率)や原子力(次世代軽水型炉・小型モジュール炉SMR)など、電源構成の安定化に必要な技術をトータルで保持しています。

国策との関連性: 防衛費の増額・経済安全保障の強化、ならびに電力需要急増に対応するための基幹電源(原子力・高効率火力・水素利用等)への投資拡大がダイレクトに追風となります。

これらの企業に共通する強みは、単に「トレンドに乗っている」だけでなく、「その企業が関与しなければ国の施策やインフラ維持が成立しにくいレベルの技術・シェア・基盤を握っている」点にあります。

(※特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。実際の投資判断にあたっては、業績推移や株価の割安・割高感なども含めてご検討ください。)
 
【免責事項】
本記事は筆者個人の調査・分析に基づく見解をまとめたものであり、特定の金融商品や銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。

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