経済を学ぶ!株価の暴落に個人投資家はどう対処すればいいのだろう
この記事はnoteマネーにピックアップされました

株価の下落に個人投資家はどうする
株価が近日のように大きく乱高下し、時に暴落すると、個人投資家としては心を痛めます。
そして、1990年代のバブル崩壊当時のようにならないかと、不安になってしまいます。
今では、多くのセフティーネットが施されていると聞きましたが、それはどんなものなのかを検証してみましょう。
そして個人投資家が安心して、投資するには何が必要なのかを探りながら、
株価が急落した際、市場制度の進化や、投資家のメンタル維持について、知っておくことは非常に重要だと考えます。
1. 暴落時の心構え
パニック売り(狼狽売り)を避ける
市場の急激な下落に恐怖を感じて、投げ売りしてしまうと、その時点の損失が確定します。
基本戦略を再確認する
長期投資目的であれば、市場の短期的な変動に左右されず、設定したシナリオ(積立投資の継続など)を、機械的に維持することが基本です。
ポートフォリオを点検する
リスクを取り過ぎていないか、現金比率が適切かを確認し、必要に応じてリバランス(資産配分の調整)を検討します。
2. バブル崩壊時との違いと市場のセーフティネット
1990年代のバブル崩壊やリーマン・ショックなどの教訓を経て、金融市場にはパニックの連鎖を防ぐ仕組みが導入・強化されています。
《セーフティネット制度と、仕組みと役割》
サーキットブレーカー制度
価格が急激に変動した際に取引を一時停止(数分~数十 Central Pause)し、投資家に冷静な判断機会を与える仕組み。
制限値幅(ストップ高・ストップ安)
1日の株価の上下幅を一定以下に抑制し、無秩序な連鎖暴落を防ぐ。
中央銀行による流動性供給
市場の資金繰りが悪化した際、中央銀行(日銀やFRBなど)が市場へ資金供給を行い、金融システムの機能不全を防ぐ。
金融機関の自己資本規制(バーゼル規制等)
銀行などの金融機関に対して、健全性を保つ自己資本比率規制が厳格化されており、バブル期のような連鎖破たんが起きにくい仕組みを構築。
3. 個人投資家が安心して投資するために必要なこと
生活防衛資金の確保
投資とは別に、3か月~1年分程度の生活費を現金等で保有しておくことで、株価暴落時も、生活の不安なく資産運用を継続できます。
適切な資産分散と時間分散
特定の銘柄や地域に偏らず、世界の株式や債券、ゴールドなどに分散投信(インデックスファンド等)を活用します。
また、定額積立(ドル・コスト平均法)を行うことで、下落局面に多く購入するメリットが得られます。
事前にドローダウン(下落)リスクを許容しておく
「自分のリスク許容度はどのくらいか(最大で何%の下落に耐えられるか)」を把握した上で、資産配分を設定しておくことが、精神的安定につながります。
長期的な目線とルールに基づく運用を行うことが、暴落局面に振り回されない、最大の対策となります。
個人投資家Aさんの苦悩
そこで、ここでは例えば、大口の個人投資家のAさんが居たと仮定します。
Aさんは日経平均が70,000円を超えた頃、有頂天でいました。
AI・半導体銘柄が凄い勢いで上昇していた頃には、更に、株式投資への比率を加速させようとしていました。
しかし、ここに来てAI・半導体関連への潮目が変わって来て、大きく暴落する日には、Aさんの持ち株の棄損が、1日に100万円も下落する事態となり、Aさんは不安を募らせる事態になったのです。
では、どれぐらいの額なら許容出来るのでしょうか。
1日で100万円もの下落を目の当たりにすると、どれだけ知識と、長い株式経験があるAさんでも、心が揺らぐのは極めて自然な反応です。
個人投資家が「夜も安心して眠れる」下落額(リスク許容度)の目安は、
投資金額の絶対額ではなく、資産全体に対する比率や、精神的ストレスの度合いによって決まります。
1. 許容できる下落額の目安(一般的な指標)
年間最大下落率からの逆算
一般的に株式中心のポートフォリオでは、年間で最大20%〜30%程度の下落(暴落)が起こり得ると想定するのが標準的です。
1日で100万円下落したと言うことは、含み損全体では更に、膨らむ可能性があります。
「1日の下落=月収の範囲内」が一つの基準
心理的な安全圏としてよく挙げられるのは、「1日の資産変動額が、月間の手取り収入の範囲内(できれば数日分〜半月分程度)に収まっていること」です。
月収を超える額が1日で消えると、精神的負担(生活への危機感)が、一気に跳ね上がります。
2. リスク許容度を超えている時のサイン
以下の状態に1つでも当てはまる場合、現在のポジション(投資額)は、リスクを取りすぎています。
◆株価や評価損益を1日に何度も確認してしまう
◆損切りすべきか、持ち続けるべきかで仕事や生活に手がつかない
◆暴落のニュースを見るたびに動悸や強い不安を感じる
3. 適正な水準に調整するためのアクション
リスク資産(株など)の比率を下げる
「1日100万円の下落が耐えられない」と感じる場合、現金の比率を増やし、株式の比率を減らすのが、最も確実にストレスを和らげる方法です。
例えば、投資額を半分に減らせば、同じ下落率でも、1日の変動は50万円に抑えられます。
生活防衛資金を別に確保する
生活費の半年〜2年分程度を「絶対につけない現金」として確保しておくことで、「最悪の事態になっても生活は破綻しない」と言う心理的土台が出来ます。
「気にならない額」までポジションを落とす
著名投資家ジェレミー・シーゲル博士の言葉にもある通り、「夜ぐっすり眠れるレベル」まで投資額を落とす事が、長期投資を生き残る最大の秘訣です。
適正な許容額は「年収」「総資産」「家族構成」「投資経験」によって一人ひとり異なりますが、
「株価が暴落しても日常のメンタルが乱されない金額」こそが、あなたにとっての正解の範囲となります。
【免責事項】
本記事は筆者個人の調査・分析に基づく見解をまとめたものであり、特定の金融商品や銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。
株式投資をはじめとする金融商品の取引には、価格変動リスク、為替リスク、業績変動リスクなどが伴い、投資元本を割り込む可能性があります。
記事中の情報については、執筆時点で信頼できると考えられる資料を基に作成していますが、その正確性、完全性、最新性を保証するものではありません。
投資に関する最終的な判断は、ご自身の目的や資産状況、リスク許容度を踏まえたうえで、ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
本記事の情報を利用したことにより生じたいかなる損失についても、筆者は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
「最後までお読みいただきありがとうございました!当アカウントでは主に、本や読書、新聞記事についての感想や思い、そんな思いを詩などの創作作品にして毎日更新しています。
次回の記事を見逃さないよう、ぜひフォローとスキで応援していただけると嬉しいです!」
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします!いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!この記事が参加している募集
この記事は noteマネー にピックアップされました

