見出し画像

経済を学ぶ!ジム・ロジャーズの「ベタ記事投資術」小さな記事ほど価値がある

この記事はnoteマネーにピックアップされました

この記事はnoteマネーにピックアップされました

小さな新聞記事や、ほんの数行のベタ記事(目立たない小さな記事)から時代の変化を読み解き、

のちに巨万の富を築いたり、市場を揺るがしたりしたエピソードは、投資の歴史の中でいくつか存在します。

人間の心理として「大々的なニュース」に目を奪われがちですが、本物のチャンスは誰も見向きもしない、隅っこに隠れているものです。

そんな、知的好奇心を刺激する「小さな記事・情報から始まった大逆転のエピソード」をご紹介します。


1. 伝説の投資家ジム・ロジャーズの「ベタ記事投資術」

ウォーレン・バフェットと並び称される伝説の投資家ジム・ロジャーズは、「新聞の隅にある小さなベタ記事ほど価値がある」と言う持論を持っています。

きっかけ: ある時、新聞の片隅に「ある国(または地域)で、これまで禁止されていた外貨の持ち込みや私有財産の所有が一部認められることになった」と言う、わずか数行の小さな記事が掲載されました。

察知したこと: 一般の投資家は誰も気に留めないニュースでしたが、ジム・ロジャーズは「これはこの国が資本主義へ舵を切る、歴史的な転換点のシグナルだ」と見抜きました。

結果: 彼はすぐにその国(あるいは周辺の関連市場)の株や資源を買い漁り、後にその市場は爆発的に成長。大成功を収めました。

彼は「一面トップのニュースは既に誰もが知っており、株価に織り込み済み。本当に儲かるのは、誰も注目していない3面の片隅にある」と語っています。

皆が知った時には、その情報は価値がないと言う、お手本のようなエピソードです。

2. 医療業界の革命を察知した「新薬承認」の数行

1990年代後半~2000年代にかけて、あるバイオ・製薬系のベンチャー企業に関するエピソードです。

きっかけ: 経済紙の医薬品コーナーの隅に、「〇〇と言う成分の治験がフェーズ2で良好な結果を示した」と言う、専門用語だらけの小さな記事が載りました。
 
 察知したこと: ある先見の明のある個人投資家は、その成分が「これまで特効薬がなかった難病」に対して劇的な効果を持つ可能性に気づきました。

大手製薬会社がまだ買収に動く前で、一般投資家が「ただの地味な研究報告」だと、スルーしていた段階です。

結果: この投資家は、その企業の株がまだ数ドルの超低位株(ペニーストック)だった頃に仕込みました。

その後、治験は成功し、大手製薬会社に高額で買収されることが発表されると、株価は数十倍から100倍近くにまで大化けしました。

3. 「小さな需要の兆候」からテンバガー(10倍株)へ

日本国内でも、新聞の「地域経済面」や「業界紙」の小さな記事がヒントになるケースがあります。

きっかけ: 「〇〇地方の工場で、人手不足を解消するために新しい自動化センサーが試験導入され、効率が3割上がった」と言う、地方版の小さなビジネス短信。

察知したこと: これを見た投資家は、「これはこの地方だけの問題ではない。日本全国の中小企業がこれから直面する『深刻な人手不足』を解決する決定打になる」と確信しました。

結果: 当時、そのセンサーを製造していたのは、まだ上場したばかりの知名度の低い時価総額の小さな企業でした。

投資家が目をつけた後、その企業の製品は全国に普及し、業績は急拡大。株価は数年で10倍以上の「テンバガー」を達成しました。

エピソードに共通する「勝者の共通点」 これらの話に共通するのは、「記事の大きさ」ではなく「その事実が持つ未来へのインパクト(行間)」を想像する力です。

小さな記事を見つけた時点では、まだ誰もその価値に気づいていないため、株価は圧倒的に割安なまま放置されています。

だからこそ、後に「大きな株価の上昇」と言う果実を独占できるのです。

4.コーヒー市場を揺るがした歴史的な大霜の話し

最後に、これは私の上司が度々話していた逸話で、その上司はその情報を日経新聞から知ったらしく、新聞はよく読めよと酔う度に話していたのです。

それは、投資の世界で非常に有名な「ブラジルの霜(ブラック・フロスト)」をめぐる、新聞のベタ記事から始まった伝説的なエピソードです。

時代は1975年7月。当時、まだインターネットなどない時代の話です。

始まりは、現地紙の「小さな天気予報」

あるアメリカの有能なコモディティ(商品先物)トレーダーが、ブラジルの現地紙(あるいは気象短信)の隅に書かれた、

「ブラジル南部のパラナ州で、今夜は異例の冷え込みが予想される」と言う、ごく数行の小さな気象記事に目を留めました。

北半球のアメリカの人々にとっては、7月といえば真夏です。

そのため、南半球のブラジルが冬であることすら、多くの一般投資家は意識していません。ましてや、数行の天気予報など誰も気に留めません。

察知した「莫大な富のシナリオ」

しかし、そのトレーダーはただの冷え込みとは捉えませんでした。

当時の状況: ブラジルのパラナ州は、当時の世界のコーヒー豆の供給を支える一大生産地でした。

見抜いたリスク: コーヒーの木は非常にデリケートで、霜(しも)が降りると一晩で木が枯れて全滅してしまいます。

タイムラグ: 当時は情報の伝達スピードが遅く、ブラジルの地方で起きた天候異変が世界的な大ニュースとして、ニューヨークの市場に届くまでには、数日〜数週間のタイムラグがありました。

彼はこの記事を読んだ瞬間、「コーヒー豆が世界中で大不足する」と確信し、まだ誰も買いに動いていない静かな市場で、コーヒー豆の先物を大量に買い集めました。

結果:わずか2年で価格が「6倍」に暴騰し、予感は的中しました。

1975年7月18日、ブラジルのコーヒー地帯を記録的な大寒波(大霜)が襲い、栽培されていたコーヒーの木が事実上全滅したのです。

数日後、被害の深刻さが大手マスコミで大々的に報道されると、世界中の市場が大パニックに陥りました。

それまで1ポンドあたり40〜50セント前後で推移していたコーヒーの価格は一気に跳ね上がり、1977年には300セント(約6倍)を超える歴史的な超暴騰を記録しました。

このエピソードの教訓 「南半球の小さな天気予報」と言う地味な1コマから、世界的な需給の崩壊を先読みし、莫大な利益を上げたこのエピソードは、今でも投資の教科書に載るほど有名です。

誰もが「大ニュース」になってから大騒ぎして買いに走る中、「現地の小さな1行」から未来のパニックを想像できた人だけが、

仕込み価格の数倍〜数十倍という巨万の富を得るという、まさに情報の隙を突いた見事な例でした。

情報は昔も今も、最大の武器です!新聞には、お宝が眠っているかもしれません。


「最後までお読みいただきありがとうございました!当アカウントでは主に、本や読書、新聞記事等についての感想や思い、そんな思いを詩などの創作作品にして毎日更新しています。

次回の記事を見逃さないよう、ぜひフォローとスキで応援していただけると嬉しいです!」



いいなと思ったら応援しよう!

ヘッセ よろしければ応援お願いします!いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!

この記事が参加している募集

この記事は noteマネー にピックアップされました

noteマネーのバナー