年長の年末に、安心の先生が奪われた日
息子にとって、そして私にとっても、あんなに安心できる先生は初めてだった。
年少の頃からずっとそばで見守ってくれて、心を開ける関係を作ってくれた。
進級したとき、卒園式で息子を送り出してくれることを、私たちはずっと楽しみにしていた。
>それなのに…年長のこの年末というタイミングで、園の事情により、その先生が別のクラスに異動になると聞いたとき、私は思わず泣いてしまった。
元々、先生の入れ替わりが激しい園だったけれど、まさか年長の年末にこのタイミングで…とは思わなかった。
年長のこのタイミングで、年長の先生をいじる園には不信感しかなかった。
でも、息子はお友達と一緒に卒園したい。だから、私も息子の気持ちを尊重して、この状況を受け止めざるを得なかった。
この間、2週間もなかったとおもう。
新しく加配につく先生は、息子にとってはほぼ初対面。私は、この時期にほぼ初対面の先生で、息子は大丈夫だろうかと不安だったり
でも、決してその先生を信用できないわけではない。
ただ、息子にとっては初めての関わりであり、私たちも園のやり方や制度がしんどく感じているだけだった。
なぜこの時期に新制度を導入するのか。年長の子どもたちの気持ちは考えているのか。
息子の「できてる」という環境のベースを軽く見ているとしか思えなかった。
主任の先生から聞いた話は、
めちゃ軽い調子で「ごめんね」から始まり、「でも息子くんならできるから」「今後はべったりはさせない」
「新制度として、年長はこれからメインの先生だけでなんとかする方針で行く」
といったものだった。
その言葉を聞きながらも、心の中ではぽっかり穴が開いたような気持ちだった。
息子は保育園の話をあまりしなくなった。特に先生について。
そして先生が年長さんにいる最後の日、いつも以上にその先生に甘えていた。
翌日、息子は保育園を休んだ。体調は悪くないのに、「しんどい」と言った。
元々、少し行き渋ることはあったけれど、休ませないように連れて行っていた。
でも、その日の顔はいつもと全く違った。暗く、どんよりとしていて…
私はその顔を見た瞬間、用事があったにもかかわらず、行かせることができなかった。
そして次の日は行く、という約束で休ませた。
初めてだった。息子の気持ちを優先して、保育園に行かせない選択をしたのは。
