昔より給料は増えたのに、欲しいものが減ってきた。
最近、
ネットで買い物をしていて、
少し不思議なことに気づきました。
「これ、いいな。」
と思う。
値段を見る。
買えない金額ではない。
カートに入れる。
でも、
買わない。
数日後、
もう一度見る。
やっぱり、
買わない。
昔だったら、
欲しいと思ったら、
もっと勢いで買っていた気がします。
服。
靴。
財布。
時計。
家電。
車のパーツ。
欲しいものが、
次から次へと出てきた。
でも30代になって、
昔より給料は増えているはずなのに、
なぜか、
「絶対これが欲しい。」
と思うものが減ってきました。
初任給の頃の方が、欲しいものは多かった
働き始めた頃。
給料日は、
今よりずっと特別でした。
「給料入った。」
それだけで嬉しい。
欲しかったものを買う。
友達とご飯へ行く。
服を見る。
ネットで何か探す。
次の給料日まで、
あと何日。
そんなことも考えていました。
お金は今よりなかった。
でも、
欲しいものはたくさんあった。
今考えると、
少し面白いです。
大人になれば、もっと自由に買えると思っていた
学生の頃は、
社会人になれば、
好きなものを買える。
なんとなく、
そう思っていました。
確かに、
ある程度はそうなりました。
自分で働いて、
自分で稼ぐ。
自分のお金なので、
何を買うかも自分で決められる。
でも実際は、
給料が全部自由に使えるわけではありません。
生活費。
保険。
スマホ。
車。
税金。
いろいろあります。
そして不思議なことに、
自由に使えるお金が少し増えても、
昔ほど物を欲しいと思わなくなりました。
1万円のものを買うとき、別の使い道を考えるようになった
例えば、
欲しいものが1万円。
昔なら、
「1万円か。」
で終わっていました。
今は、
少し違います。
1万円あったら、
美味しいもの食べられるな。
旅行のホテル代の一部になるな。
ガソリン代になるな。
カメラを持ってどこか行けるな。
家族と出かけられるな。
貯めておけば、
もっと大きなことに使えるな。
そんなふうに、
「買うか、買わないか」ではなく、「何に使うか」
を考えるようになりました。
物が欲しくなくなったわけではない
もちろん、
欲しいものはあります。笑
新しい家電。
カメラ用品。
PC。
便利そうなもの。
見ていると、
普通に欲しくなります。
でも、
「欲しい」と、
「本当に買いたい」の間に、
少し距離ができた。
欲しい。
でも、
なくても困らない。
だったら、
今じゃなくてもいいか。
そう思えるものが増えました。
Amazonのカートに入れたまま一週間
これ、
結構あります。笑
欲しい。
カートへ入れる。
でも、
その日は買わない。
数日後。
カートを見る。
「あ、これ入れてたな。」
さらに数日後。
まだ買っていない。
そして、
いつの間にか、
「あとで買う」に移動する。
結局買わない。
本当に必要なものって、
意外と、
すぐ買っているんですよね。
買わなくても困らなかったものは、たぶん必要なかった
一週間待った。
一か月待った。
でも、
普通に生活できている。
それなら、
なくても大丈夫だった可能性が高い。
昔は、
欲しいと思った瞬間が、
買うタイミングでした。
今は、
「欲しいと思ってから少し待つ」
ようになりました。
節約を頑張っている、
という感覚でもありません。
ただ、
勢いで買うことが減った。
その代わり「経験」には前よりお金を使えるようになった
これは、
自分でも変わったところです。
旅行。
美味しいもの。
行ったことのない場所。
家族とのお出かけ。
写真を撮りに行く。
昔なら、
「そこにお金使うなら物が残った方がいい。」
と思っていたかもしれません。
でも今は、
少し逆です。
物は残る。
経験は残らない。
……と思っていた。
でも実際は、
経験も結構残ります。
旅行で使った3万円は、物としては何も残らない
ホテル。
高速代。
ガソリン。
食事。
入場料。
帰ってくる。
財布の中のお金は減っています。
家の中に、
3万円分の何かが増えたわけでもない。
でも、
写真が残る。
「あそこ良かったな。」
という記憶が残る。
一緒に行った人との話が残る。
数年後、
写真を見返す。
「このとき行ったね。」
となる。
そう考えると、
何も残っていないわけではありません。
物は古くなるけど、思い出は少しずつ良くなることがある
買った瞬間が一番嬉しかったもの。
ありませんか?
新しいスマホ。
新しい服。
新しい家電。
最初は、
すごく嬉しい。
でも、
一か月。
半年。
一年。
普通になります。
一方で、
旅行の写真。
その日は、
ただ撮っただけ。
でも、
3年後に見ると、
少し懐かしい。
5年後に見ると、
もっと懐かしい。
不思議です。
物は時間とともに価値が下がることがあるけれど、思い出は時間が経ってから価値が上がることもある。
家族に使うお金の感覚も変わってきた
自分のために、
1万円のものを買う。
少し悩む。
でも、
家族とどこかへ行く。
美味しいものを食べる。
そのための1万円なら、
あまり気にならない。
昔は、
自分が欲しいものに使うお金の方が、
満足度が高かった気がします。
でも、
これも年齢とともに変わってきました。
「高いか安いか」より「自分にとって価値があるか」
500円でも、
もったいないものがあります。
3万円でも、
「使ってよかった。」
と思うものがあります。
値段だけでは、
決まらない。
例えば、
ほとんど使わない500円のもの。
安い。
でも、
結局捨てる。
一方、
ずっと行きたかった場所への旅行。
数万円。
高い。
でも、
何年経っても覚えている。
だったら、
自分にとっては、
後者の方が価値が高い。
節約=何も使わない、ではないと思う
お金を貯める。
もちろん大切です。
将来、
何があるか分からない。
だから、
ある程度の貯金は必要。
でも、
「使わないこと」が目的になってしまうのも、
少し違う気がしています。
100万円貯める。
次は200万円。
300万円。
数字が増える。
安心する。
でも、
使うタイミングをずっと先送りする。
それで本当にいいのかな、
と思うこともあります。
将来の自分と、今の自分
ここが、
お金の難しいところだと思います。
全部使えば、
将来困る。
全部貯めれば、
今できることを逃す。
だから、
どちらかではなく、
両方。
将来の自分のために貯める。
今の自分のためにも使う。
このバランス。
60歳になった自分が欲しいものと、今欲しいものは違う
例えば、
今なら、
長時間歩ける。
遠くまで運転できる。
多少無理な旅行もできる。
新しいことにも挑戦しやすい。
でも、
60歳になったとき、
同じことができるかは分かりません。
逆に、
60歳だから楽しめることもあると思います。
だから、
何でも、
「老後にお金があればいい。」
ではない。
今しかできないことにも、お金を使っていい。
最近はそう思います。
だからといって「経験に全部使おう」とも思わない
ここも大事です。
旅行が大切。
思い出が大切。
だから、
貯金なんてしなくていい。
とは思いません。
急な出費。
病気。
車。
家。
家族。
将来。
お金が必要になる場面はあります。
だから、
守るお金も必要。
使うお金も必要。
どちらか一方ではない。
最近は「買ったあと」を想像するようになった
欲しいものを見つける。
買った瞬間ではなく、
一か月後を想像する。
まだ使っている?
どこに置く?
本当に便利?
一週間に何回使う?
これを考える。
すると、
意外と、
「いらないか。」
になります。笑
反対に、
一か月後も絶対使っていると思えるもの。
これは、
少し高くても買うことがあります。
お金を使うことは「自分が何を大切にしているか」を選ぶことなのかもしれない
服に使う人。
車に使う人。
旅行に使う人。
趣味に使う人。
家に使う人。
子どもに使う人。
食事に使う人。
貯金する人。
投資する人。
全部違います。
だから、
「これにお金を使うのは無駄。」
と他人が決めることでもない。
本人が、
それで満足しているなら、
いい。
SNSを見ると、欲しいものが増える
これもあります。笑
新しい商品。
便利グッズ。
服。
家電。
車。
旅行。
美味しそうな店。
次から次へと出てきます。
見なければ、
欲しいと思わなかったものまで、
欲しくなる。
便利な時代ですが、
欲望を作るのも上手な時代だなと思います。
「持っていない=足りない」ではない
もっといい車。
もっといい家。
もっといい時計。
もっといい服。
上を見れば、
いくらでもあります。
でも、
全部手に入れることはできません。
だから、
どこかで、
「今の自分にはこれで十分。」
と思えることも、
結構大事なのかもしれません。
昔より欲しいものが減ったのは、悪いことではなかった
最初は、
少し寂しく感じました。
昔ほど、
買い物でワクワクしない。
欲しいものがない。
大人になったからかな。
でも、
今は少し違います。
物以外に、
楽しみが増えただけなのかもしれない。
行きたい場所。
やってみたいこと。
一緒に過ごしたい人。
撮りたい写真。
作りたいもの。
覚えたいこと。
そちらへ興味が移った。
おわりに
昔より、
給料は増えました。
でも、
昔より、
欲しいものは減りました。
その代わり、
「行きたい場所」が増えました。
「やってみたいこと」が増えました。
「この人とここへ行きたい。」
と思うことが増えました。
もしかすると、
お金の価値は、
いくら持っているかだけではなく、
「何に使ったら自分が嬉しいのかを知っていること」
なのかもしれません。
貯金もする。
欲しいものも買う。
旅行にも行く。
家族とも出かける。
たまには、
何となく欲しかったものを勢いで買って、
「やっぱりいらなかったな。」
と後悔する。笑
それも含めて、
自分のお金です。
ただ一つ、
昔と変わったことがあります。
買う前に、
少しだけ考えるようになりました。
「これは物が欲しいのか。それとも、このお金でできる別の経験の方が欲しいのか。」
正解は、
そのときによって違います。
でも、
その選択を自分でできることが、
働いてお金を稼ぐ一つの意味なのかもしれません。
みなさんは最近、
「物」と「経験」、どちらにお金を使うことが増えましたか?
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