FIFAワールドカップ2026 26日目の見どころ【日本時間・7月7日】ポルトガルvsスペイン/アメリカvsベルギー(ラウンド16)
ワールドカップ2026、ラウンド16が続きます。日本時間7月7日は2試合。ポルトガルとスペインが、ベスト8を懸けたイベリア半島の隣国対決を演じる一戦と、開催国アメリカが、出場停止を免れた看板FWバログンを擁してベルギーの分厚い個と対峙する一戦。どちらも一発勝負ならではの緊張感がにじむカードです。順にお届けします。
※選手名の前に付く「#10」などは、すべて背番号です。
この日の試合
ラウンド16の3日目は、対照的な2試合が並びます。1試合目は、大会を通じて無失点を続けるスペインと、土壇場の勝負強さで勝ち上がったポルトガルによるイベリアダービー。昨年のネーションズリーグ決勝の再戦でもあります。2試合目は、開催国アメリカと、デ・ブライネ・ルカクを擁する経験豊富なベルギーの一戦で、2014年大会で延長の末に敗れた相手への、12年越しの再挑戦。直前には、米国バログンの出場停止が異例の裁定で取り消される波紋もありました(詳細は本文で)。勝者はベスト8へ。ここからは一つの負けが即敗退となる、緊張感の高い戦いです。
(カッコ内はFIFA公式ランキング・2026年6月11日版です)
ポルトガル(5位)vs スペイン(2位)
日本 7/7 4:00 / 現地 7/6 14:00・AT&T(ダラス)

ベスト8を懸けたイベリア半島の大一番です。スペインはここまで大会を通じて無失点というクリーンシートの継続が最大の武器。対するポルトガルは、ラウンド32のクロアチア戦を土壇場の一撃で制すなど、個の力と勝負強さで勝ち上がってきました。昨年のネーションズリーグ決勝でも顔を合わせた両国が、今度はワールドカップの舞台で激突します。支配して封じるスペインに、ロナウドを擁するポルトガルがどう風穴を開けるかが焦点です。
30秒でわかる構図
ポルトガル:マルティネス監督のもと、ロナウド(#7・主将)を最前線に、ブルーノ・フェルナンデス(#8)・ヴィティーニャ(#23)が中盤を作り、レオン(#17)・ゴンサロ・ラモス(#9)が仕掛けます。ラウンド32ではクロアチアに2-1の逆転勝ち。
スペイン:デ・ラ・フエンテ監督の、支配的ポゼッションと大会屈指の守備。主将ロドリ(#16)が中盤の底を締め、ヤマル(#19)・ペドリ(#20)が創造性を担い、オヤルサバル(#21)が仕留めます。ラウンド32ではオーストリアに3-0で快勝。
懸かるもの:勝者がベスト8(準々決勝)へ。無失点継続のスペインが順当に勝ち上がるのか、ポルトガルが個の力で番狂わせを起こすのか。
注目選手
【ポルトガル】
#7 クリスティアーノ・ロナウド(FW・主将/アル・ナスル(サウジアラビア)):41歳にして今なお主将を背負う、ポルトガルの象徴。ラウンド32のクロアチア戦ではPKで同点弾を沈め、勝負どころでの決定力は健在です。今大会も出場停止や大きな負傷はなく、この大一番に臨みます。
#8 ブルーノ・フェルナンデス(MF/マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)):中盤からの配球とラストパスでチャンスを演出する司令塔。ロナウドへの供給源として、崩しの精度がチームの生命線です。クロアチア戦では本来の出来ではなかっただけに、この一戦での巻き返しが期待されます。
#17 ラファエル・レオン(FW/ACミラン(イタリア)):左サイドの仕掛け役。ラウンド32ではロナウドの同点弾を演出し、決勝点となったゴンサロ・ラモスのゴールにもクロスで絡みました。スピードと創造性で、スペインの守備網に揺さぶりをかけます。
【スペイン】
#19 ラミネ・ヤマル(FW/バルセロナ(スペイン)):大会屈指の若きスター。ハムストリングの不安から慎重に起用されてきましたが、試合を重ねるごとに状態を上げ、最後の崩しを担う存在になっています。引いた相手を切り裂く仕掛けは、この試合でも最大の武器です。
#16 ロドリ(MF・主将/マンチェスター・シティ(イングランド)):中盤の底を締める主将。2024年の前十字靭帯断裂から復帰し、この大会もスペインの中盤を支えています。完全なトップフォームには戻り切っていないとの見方もありますが、ボールの循環を支配し、相手にリズムを渡さない存在です。
#21 ミケル・オヤルサバル(FW/レアル・ソシエダ(スペイン)):ラウンド32のオーストリア戦で2得点を挙げた決定力の申し子。少ない好機を確実に仕留める嗅覚で、スペインの支配を得点に変える最後のピースです。
戦術と強み・急所
【ポルトガル】
攻めの特徴:ロナウドの決定力を軸に、レオンの仕掛けとブルーノ・フェルナンデスの配球で崩します。ラウンド32では土壇場までかかったものの、勝負どころでの勝負強さは大会屈指です。
急所:中盤の出来がクロアチア戦では本来の水準になく、崩しの効率に課題を残しました。引いた相手や堅い相手に対して手詰まりになる遅攻の癖があり、決定力に頼る展開になりがちです。相手がスペインほどボールを持てるチームだと、守備の時間が長くなること自体がリスクになります。
【スペイン】
攻めの特徴:ヤマル・ペドリの創造性とオヤルサバルの決定力で多彩に崩します。大会を通じて無失点という守備の安定感は、ノックアウトステージで大きな安心材料です。
急所:開幕戦でカーボベルデに0-0と引いた相手を崩せなかったように、堅く守る相手には停滞する時間帯があります。ただし直近2試合は崩しの効率が大きく改善しており、この弱点は解消されつつあります。
各国のいま
【ポルトガル】
マルティネス監督のもと、グループKを2位で通過し、ラウンド32ではクロアチアに2-1と逆転勝ちしました。ペリシッチに先制を許すも、ロナウドのPKで追いつき、ゴンサロ・ラモスの90+4分の決勝ヘッドで勝ち上がり。土壇場の勝負強さを見せる一方、崩しきるまでに時間を要する課題も見えました。
直前情報として、ルベン・ディアスはグループステージ開幕戦こそ負傷で欠場したものの、その後回復し、ラウンド32のクロアチア戦では先発。守備陣の状態は大会序盤より整っており、この一戦も大きな不安なく臨める見通しです。
【スペイン】
デ・ラ・フエンテ監督のもと、グループHを1位で通過し、ラウンド32ではオーストリアに3-0で快勝しました。オヤルサバルの2得点とペドロ・ポロの追加点で、懸念だった崩しの停滞も解消。グループ3戦に続き、ラウンド32でも無失点を継続しています。
直前情報として、ヤマルは試合を重ねるごとに状態を上げ、スペインの攻撃に鋭さを戻しています。ニコ・ウィリアムズらの状態管理は続くものの、攻撃陣全体のコンディションは上向きで、この大一番に臨みます。
かみ合わせ分析
スペインの支配的ポゼッション × ポルトガルの停滞しがちな中盤:スペインがボールを握る時間が長くなるほど、ポルトガルは守備の時間が増えます。ヴィティーニャ・ブルーノ・フェルナンデスがどれだけ高い位置でボールを奪い返せるかが、試合の第一の分水嶺です。
ロナウドの決定力 × スペインの無失点の守備:大会を通じて無失点のスペイン守備陣に対し、ロナウドがどれだけ数少ない好機を仕留められるかが、ポルトガルの勝機です。逆にスペインが無失点を守り切れば、そのままベスト8が見えてきます。
ヤマル × ヌーノ・メンデス:スペインの右で違いを作るヤマルに対し、ポルトガルはヌーノ・メンデスがどこまで対応できるか。昨年のネーションズリーグ決勝でも注目されたサイドの攻防で、ここをスペインが突破できるかどうかが、試合の流れを左右します。
総じて:支配と守備の安定で上回るスペインが、ポルトガルの停滞する中盤を制して主導権を握る展開を本線に見ています。ポルトガルはロナウド・レオンの個で一撃を狙いますが、スペインの守備を崩すには相応の精度が必要です。
会場とコンディション
AT&T(ダラス/アーリントン)は開閉式屋根を備えた巨大スタジアム。真夏のテキサスでも屋根を閉じれば空調が効き、暑熱のハンデは小さく抑えられます。コンディションの言い訳がききにくいぶん、技術と戦術で真っ向勝負がしやすい舞台。ボールを保持して主導権を握りたいスペインにとっては、力を発揮しやすい環境といえます。
もし今、笛が鳴ったら
スペインがボールを握り続ければ、ポルトガルは守備の時間が長くなり、消耗も早まります。若きヤマルの仕掛けと、経験豊富なオヤルサバルの決定力が噛み合えば、スペインが着実に得点を重ねられるはずです。ロナウドの一撃だけでは、この堅い守備を崩しきるには足りない、というのが本線の見立てです。大会を通じての無失点という実績が、ここでも生きると読みます。
予想スコア:スペインが 2-0 で勝利
予想得点者:ヤマル、オヤルサバル(スペイン)
注目ポイント:スペインの無失点継続、ポルトガル中盤の出来、ロナウドの決定力、ヤマルの仕掛け
※あくまで個人的な予想です
見どころ
イベリア半島の隣国が、ベスト8を懸けて激突する大一番です。最大の見どころは、大会を通じて無失点を続けるスペインの守備を、41歳になっても衰えないロナウドがこじ開けられるか。ヤマルという新時代のスターと、ロナウドという偉大なベテラン、両国の象徴の対比も見ものです。支配して勝つスペインか、個の一撃で仕留めるポルトガルか。プライドをかけた隣国対決を、じっくり楽しみたい一戦です。
アメリカ(15位)vs ベルギー(9位)
日本 7/7 9:00 / 現地 7/6 17:00・ルーメン(シアトル)

開催国の勢いと、経験豊富なベテランたちの一戦です。アメリカは、ラウンド32で攻撃の軸バログンが退場となり一度は出場停止が決まりましたが、FIFA懲戒委員会が異例の措置でこれを猶予し、バログンは出場可能に。前線の得点源が戻ったのは大きな追い風です。対するベルギーは、デ・ブライネ、ルカク、クルトワら経験ある選手を擁し、ラウンド32ではセネガル相手に0-2から3-2へひっくり返した勝負強さがあります。しかもこのカードは、2014年大会のラウンド16でベルギーがアメリカを延長の末に退けた因縁の再戦でもあります。個の質で上回るベルギーに、開催国アメリカがホームの後押しでどこまで抗えるかが焦点です。
30秒でわかる構図
アメリカ:ポチェッティーノ監督の組織的な守備とスピードのある攻撃。主将ティム・リーム(#13)が最終ラインを統率し、前線は出場停止を免れたバログン(#20)とプリシッチ(#10)の二枚看板が攻撃の生命線。ペピ(#9)ら前線の層にも厚みがあります。
ベルギー:ルディ・ガルシア監督の、個の質で押し切るスタイル。主将ティーレマンス(#8)が中盤を統率し、デ・ブライネ(#7)の創造性、ドク(#11)のスピードが加わります。ラウンド32ではセネガルに0-2から延長3-2の大逆転。
懸かるもの:勝者がベスト8(準々決勝)へ。得点源バログンが戻ったアメリカがホームの後押しでベスト8をつかむのか、個の総量で上回るベルギーが振り切るのか。
注目選手
【アメリカ】
#10 クリスティアン・プリシッチ(FW/ACミラン(イタリア)):アメリカ攻撃陣の中心。復帰したバログンと二枚看板を組み、個での打開力とゴール前での嗅覚で、チームを牽引します。
#20 フォラリン・バログン(FW/ASモナコ(フランス)):アメリカの得点源。ラウンド32のボスニア戦で先制点を挙げながら退場となり、一度は出場停止に。それがこの試合を前に異例の裁定で取り消され、復帰即、前線の主役として得点が期待されます。
#13 ティム・リーム(DF・主将/シャーロットFC(アメリカ)):38歳、チーム最年長で主将を務める最終ラインの要。経験と統率力で若いチームをまとめ、ベルギーの強力な攻撃陣を受け止める重責を担います。
【ベルギー】
#7 ケビン・デ・ブライネ(MF/ナポリ(イタリア)):黄金世代を象徴する司令塔。これが最後のワールドカップになる可能性が高い一人で、中盤からの配球とラストパスは、今も世界最高峰です。
#8 ユーリ・ティーレマンス(MF・主将/アストン・ヴィラ(イングランド)):ベルギーの主将。ラウンド32のセネガル戦では89分、120+5分と2得点を挙げ、延長の大逆転を演出しました。勝負どころでの得点力を持つ、まさに主将にふさわしい存在です。
#11 ジェレミー・ドク(FW/マンチェスター・シティ(イングランド)):圧倒的なスピードを持つ仕掛け役。1対1の突破力でアメリカの守備網を切り裂き、デ・ブライネやルカクへ好機を演出します。
戦術と強み・急所
【アメリカ】
攻めの特徴:スピードのある攻撃と組織的な守備が持ち味。ラウンド32ではバログンが退場して10人になっても完封するなど、規律ある守備は本物です。ホームの大観衆を背にした立ち上がりの勢いも武器になります。
急所:格上との地力差と、リード時の集中力。過去にリードを守り切れず失点を重ねた経験もあり、ベルギーのような個の質が高い相手には、守備の脆さが突かれるリスクがあります。相手に主導権を握られた時間帯にどれだけ我慢できるかが、勝ち上がりの鍵です。
【ベルギー】
攻めの特徴:デ・ブライネの配球とドクのスピード、ティーレマンスの得点力を組み合わせた、個の総量で押し切るスタイル。ルカクはコンディション面に不安を抱えつつも、出場すればここぞの場面で結果を出す実績があります。
急所:立ち上がりから受け身に回ると失点する脆さ。ラウンド32のセネガル戦では24分と51分に失点して0-2とリードを許しており、試合の入り方に課題が残ります。アメリカのホームの勢いに乗じられると、同じ展開を招く危険があり、延長戦の疲労も残る点は懸念材料です。
各国のいま
【アメリカ】
ポチェッティーノ監督のもと、グループDを1位で通過し、ラウンド32ではボスニアを2-0で下しました。バログンが先制するも後半半ばに一発退場。それでも10人になってからティルマンが追加点を挙げ、完封で勝ち上がりました。退場に伴うバログンの出場停止は、この試合を前に異例の裁定で取り消され、得点源が前線に戻っています。
直前情報として、この試合最大のニュースはバログンの出場停止取り消しです。ラウンド32での一発退場で科された1試合の出場停止を、FIFA懲戒委員会が懲戒規程第27条にもとづき「1年間の保護観察付きで猶予」とし、バログンは出場可能になりました。FIFAがワールドカップの退場停止を取り消すのは、1962年決勝のガリンシャ以来、史上2度目という異例中の異例です。トランプ米大統領がインファンティノ会長に見直しを求める電話をかけたと報じられ、ベルギー協会は「唖然とした」「規則を無視している」と猛抗議、ガルシア監督も「エイプリルフールかと思った」と語るなど、開催国への優遇ではないかと賛否を呼んでいます。ピッチ上では、得点源が戻ったアメリカの前線がどこまで違いを生むかが焦点です。
【ベルギー】
ルディ・ガルシア監督のもと、グループGを1位で通過し(最終節でニュージーランドに5-1と大勝し、エジプトを得失点差で逆転)、ラウンド32ではセネガルに0-2とリードされてから3-2の大逆転勝ちを収めました。ルカクとティーレマンスの終盤の2発が象徴する、どん底からの逆転力と個の総量が武器。一方で立ち上がりから受けに回ると失点する守備の脆さという課題も露呈し、この試合は延長120分を戦った疲労が残るなかでの一戦になります。
直前情報として、デ・ブライネ、ルカクはともに今大会限りとなる可能性がある大ベテラン。ルカクは今シーズン、ハムストリングの負傷でクラブでの出場が約1時間にとどまり、コンディションを取り戻す途上にあります。それでもラウンド32ではセネガル戦で途中出場から反撃の起点となっており、ガルシア監督が切り札としてどう使うかが焦点です。
かみ合わせ分析
ベルギーの立ち上がりの脆さ × アメリカのホームでの勢い:ラウンド32でセネガルに0-2とリードを許したベルギーの弱点は、ホームの後押しを受けるアメリカにとって数少ない勝機です。立ち上がりの15分でどれだけ圧力をかけられるかが鍵になります。
ベルギーの延長帰りの疲労とルカクの起用法 × アメリカの鮮度:ベルギーはラウンド32でセネガル戦の延長120分を戦い、脚に疲労が残ります。さらにデ・ブライネは35歳のベテランで、ルカクもコンディション面から途中起用が有力。対するアメリカは90分で試合を終え、ホームで比較的元気。この「元気さの差」が終盤に効いてきます。
総じて:個の質ではベルギーが上ですが、この一戦は状況がアメリカに傾いています。120分を戦って脚の重いベルギーに対し、ホームの大観衆・鮮度で上回るアメリカ。ベルギーの立ち上がりの脆さ(セネガルに0-2とリードを許した)を、地元の勢いに乗るアメリカが突く。得点源バログンが戻ったことでプリシッチとの二枚看板の迫力が増し、ホームのアメリカが金星をつかむ——それを本線に見ています。もちろんデ・ブライネの一瞬で試合が動く力は健在で、際どい一戦です。
会場とコンディション
ルーメン(シアトル)は、観客席の一部を覆う屋根を備えた開放型スタジアムで、ホームの大歓声が反響しやすいことで知られます。開催国アメリカにとっては、地元の後押しを最大限に受けられる舞台。7月のシアトルは比較的過ごしやすく、暑熱のハンデは小さめです。コンディション面の障害が少ないぶん、立ち上がりの勢いと球際の集中が、そのまま試合の流れに直結します。
もし今、笛が鳴ったら
アメリカがホームの大観衆を背に、立ち上がりから勢いよく圧力をかける——そんな展開を予想します。120分を戦って脚の重いベルギーは受けに回り、立ち上がりの脆さを突かれてアメリカが先制(プリシッチ)。ベルギーは後半に投入されたルカクが前線に重心を作り一矢報いますが、延長帰りの疲労で全体の動きが重く、勢いに乗るアメリカが大観衆を背に、復帰した得点源バログンの一撃で振り切る。個の質はベルギーが上でも、鮮度とホームの後押しがアメリカに味方すると読みます。もちろんコインフリップに近い一戦で、ベルギーの個が上回る目も十分に残ります。
予想スコア:アメリカが 2-1 で勝利
予想得点者:プリシッチ、バログン(アメリカ)/ルカク(ベルギー、後半途中出場から)
注目ポイント:バログンの出場停止取り消しという異例の裁定、ベルギーの120分延長帰りの疲労、アメリカのホームの勢い、ルカクが後半に流れを変えられるか
※あくまで個人的な予想です
見どころ
開催国の意地と、黄金世代の集大成がぶつかる一戦です。最大の見どころは、120分の延長を戦ったベルギーを、ホームの大観衆を味方にした元気なアメリカが攻略できるか。ラウンド32で退場した看板FWバログンが、異例の裁定で出場可能になったことも大きな注目点。賛否を呼んだ復帰劇のなか、バログンとプリシッチの二枚看板がどれだけ違いを生むかも焦点です。おそらく最後のワールドカップとなるベテランたちの意地と、地元開催で波に乗る開催国の勢い。個の質か、鮮度とホームの後押しか。緊張感あふれる90分を、じっくり見届けたい一戦です。
最後に
ベスト8を懸けたラウンド16は、ここからさらに濃いカードが続きます。7月7日は、「守備の安定」と「経験豊富なベテラン」が物語の軸になる2試合です。ポルトガル×スペインは、大会無失点を継続する支配者に、ロナウドの個がどこまで抗えるか。アメリカ×ベルギーは、ホームの後押しを受ける開催国に、経験豊富なベルギーがどう立ちはだかるか。どちらも、勝てばベスト8という重みのなかで、たった一つの決定機が勝敗を分けます。ノックアウトならではの一発勝負の緊張感を、じっくりと目に焼き付けておきたい2試合です。
【マガジンのご紹介】
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