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FIFAワールドカップ2026 9日目の見どころ【日本時間・6月20日】アメリカvsオーストラリア/スコットランドvsモロッコ/ブラジルvsハイチ/トルコvsパラグアイ

ワールドカップ9日目(日本時間6月20日)は、グループCとDの8カ国が、それぞれ2試合目を迎えます。第2節は、初戦の結果がそのまま重みになります。グループDでは、ともに白星発進のアメリカとオーストラリアが「勝者対決」で首位を争い、初戦で敗れたトルコとパラグアイが「後がない者同士」でぶつかります。グループCでは、初戦を制して単独首位に立ったスコットランドが、世界7位の強豪モロッコに挑み、取りこぼした優勝候補ブラジルが、勝利が必要な一戦でハイチと対峙します。それぞれの90分に、突破へ向けた現実的な意味が詰まっています。

※選手名の前に付く「#7」などは、すべて背番号です。


この日の試合(日本時間/現地時間)

  • アメリカ(15位)vs オーストラリア(27位)|日本 6/20(土)4:00 / 現地 6/19(金)12:00 |ルーメン・フィールド(シアトル)|グループD

  • スコットランド(40位)vs モロッコ(7位)|日本 6/20(土)7:00 / 現地 6/19(金)18:00 |ジレット・スタジアム(ボストン/フォックスボロ)|グループC

  • ブラジル(6位)vs ハイチ(83位)|日本 6/20(土)9:30 / 現地 6/19(金)20:30 |リンカーン・ファイナンシャル・フィールド(フィラデルフィア)|グループC

  • トルコ(23位)vs パラグアイ(42位)|日本 6/20(土)12:00 / 現地 6/19(金)20:00 |リーバイス・スタジアム(サンタクララ)|グループD

(カッコ内はFIFA公式ランキング・2026年6月11日版)

アメリカ(15位)vs オーストラリア(27位)

日本 6/20 4:00 / 現地 6/19 12:00・ルーメン・フィールド(シアトル)

ともに白星発進、勝者同士の首位攻防。開催国アメリカは、初戦でパラグアイを4-1と一蹴し、好スタートを切りました。対するオーストラリアも、トルコを2-0で完封して金星を挙げ、勢いに乗ります。この一戦に勝てば、グループD突破がぐっと近づく——両者にとって重要な90分です。アメリカはホームの大観衆と攻撃の破壊力が武器。オーストラリアは規律ある堅守とカウンターで、開催国の勢いを止めにかかります。

30秒でわかる構図

  • アメリカ:ポチェッティーノ監督の4-2-3-1。前から奪い、早い時間に試合を決める破壊力が持ち味。プリシッチ(#10)を中心に、バログン(#20)・ペピ(#9)の2枚看板が前線を担う。ホームの後押しが絶大。

  • オーストラリア:ポポビッチ監督の「守って一発」。規律ある守備ブロックを敷き、奪ったらイランクンダ(#17)のスピードで一気に。トルコを完封した堅守が看板。

  • 懸かるもの:勝てば突破が近づく勝者対決。アメリカは初戦の勢いを持続したい。オーストラリアは堅守で開催国を止め、金星を続けたい。

注目選手

【アメリカ】

  • #10 クリスティアン・プリシッチ(FW/ACミラン(イタリア)):アメリカ攻撃の中心。ドリブルとラストパスで違いを作り、初戦でも2得点に絡んだ。パラグアイ戦では左ふくらはぎの問題でハーフタイムに交代しており、状態はこの試合の大きな焦点。出場できれば、攻撃の質を大きく左右する存在になる。

  • #20 フォラリン・バログン(FW/ASモナコ(フランス)):初戦パラグアイ戦で途中出場から2得点を挙げた、勢いのあるストライカー。ゴール前の決定力は本物。連続得点なるかに注目。

  • #8 ウェストン・マッケニー(MF/ユヴェントス(イタリア)):中盤の運動量と推進力で攻守をつなぐ。前から奪ってのショートカウンターの起点として、アメリカのプレスを支える。

【オーストラリア】

  • #17 ネストリー・イランクンダ(FW/ワトフォード(イングランド)):オーストラリアの「切り札」。縦への爆発的なスピードで、初戦トルコ戦でも得点に絡んだ。堅守からのカウンターの先頭に立ち、一発で試合を動かす力を持つ。

  • #8 コナー・メトカーフ(MF/FCザンクト・パウリ(ドイツ)):初戦で得点を挙げた、ボックス内に飛び込む嗅覚を持つMF。中盤からの押し上げが武器。

  • #19 ハリー・サウター(DF/レスター・シティ(イングランド)):高さと強さを誇るセンターバック。アメリカの強力な前線を、体を張って食い止める守備の柱。

戦術と強み・急所

【アメリカ】

  • 攻めの特徴:前線からのプレスでボールを奪い、プリシッチを起点にバログン・ペピが仕留める。早い時間に試合を決める破壊力が最大の武器。ホームの後押しが運動量を引き上げる。

  • 急所:過去には強豪相手に守備が崩れた試合もあり、リードした後の集中(初戦も73分に失点)には注意が必要。引いて守る相手をこじ開ける力は、まだ試されていない。

【オーストラリア】

  • 攻めの特徴:自陣で我慢して守り、奪ったらイランクンダのスピードで一気に。セットプレーも貴重な得点機会。守備の集中を90分保つことが生命線。

  • 急所:自ら主導権を握って崩す力は限定的。ボールを持たされる展開になると、攻撃が単調になりやすい。

各国のいま

【アメリカ】

  • ポチェッティーノ監督のもと、初戦でパラグアイを4-1と圧倒し、最高のスタートを切りました。バログン・ペピの2枚看板に加え、プリシッチの個、そしてホームの大観衆という後押しがあります。指揮官は快勝の後も油断を戒めており、その慎重な姿勢がチームを引き締めています。プリシッチのコンディションが、注目の変数です。

【オーストラリア】

  • ポポビッチ監督のもと、規律ある守備を土台に、トルコを完封して金星を挙げました。目立つスターに頼るチームではありませんが、組織で強豪を苦しめる準備はできています。アウェーの地で、開催国アメリカの勢いをどこまで受け止められるか。堅守とイランクンダの一発に、勝機を見出します。

「パラグアイ戦以上に、もっと戦わなければならない。それは簡単じゃない。オーストラリアも難しい相手だし、次に当たる相手も難しい」
——マウリシオ・ポチェッティーノ(アメリカ代表監督・快勝後の戒め)

かみ合わせ分析

  • アメリカの強み(ハイプレス+早い破壊力+ホーム)× オーストラリアの急所(持たされた時の崩しの単調さ):アメリカが主導権を握り、前線の個とホームの勢いで決定機を作る公算が高い。先制すれば、試合を運びやすくなる。

  • オーストラリアの強み(堅守+イランクンダのカウンター)× アメリカの急所(リード後の集中・強豪相手の脆さ):オーストラリアが我慢して守り、イランクンダの一発を決められれば、金星の目も出てくる。

  • 総じて:ホーム+攻撃の破壊力で、アメリカがやや優位と見ます。2-1でアメリカを本線にしつつ、オーストラリアの堅守とカウンターは侮れず、イランクンダの1点は計算に入れておくべきです。

会場とコンディション

ルーメン・フィールド(シアトル)はオープンエア型のスタジアムで、観客席の多くを覆う屋根を備えています。現地6月のシアトルは比較的涼しく、暑熱の心配は小さい一戦です。何より、開催国アメリカにとってはホームの大観衆という後押しが最大の追い風になります。現地正午のキックオフですが、コンディション面の障害は小さい一戦です。

もし今、笛が鳴ったら

立ち上がりから、アメリカが前線から圧力をかけ、オーストラリアは自陣にブロックを築いて耐える——その構図で始まりそうです。アメリカはプリシッチの仕掛けとバログンの動き出しで再三チャンスを作りますが、オーストラリアもサウターを中心に粘り強く跳ね返す。前半のどこか、あるいは後半に、アメリカがバログンの決定力かセットプレーから先制。リードを得たアメリカが勢いに乗りますが、オーストラリアもイランクンダのカウンターから一矢報いる——そんな展開を本線に見ています。

  • 予想スコア:2-1(アメリカ)

  • 予想得点者:バログン、プリシッチ(アメリカ)、イランクンダ(オーストラリア)

  • 注目ポイント:プリシッチが万全で出場できるか、アメリカが早めに先制できるか、イランクンダのカウンターが何度脅威になるか

※あくまで個人的な予想です

見どころ

この試合は、勢いに乗る開催国アメリカと、堅守で挑むオーストラリアの「勝者対決」です。バログン・ペピ・プリシッチを擁するアメリカの攻撃が、オーストラリアの組織された守備をこじ開けられるか。あるいは、ポポビッチ監督のオーストラリアが、堅守とイランクンダの一発で、再び金星を挙げるのか。ホームの大観衆が後押しするシアトルで、突破に大きく近づく一戦を、ぜひ見届けてください。

スコットランド(40位)vs モロッコ(7位)

日本 6/20 7:00 / 現地 6/19 18:00・ジレット・スタジアム(ボストン/フォックスボロ)

首位の伏兵と、復活を狙う強豪。スコットランドは、28年ぶりのワールドカップ出場となった初戦でハイチを1-0と下し、グループC単独首位に立ちました。対するモロッコは、2022年大会のベスト4。世界7位の実力国ですが、初戦は優勝候補ブラジルと1-1で痛み分け、勝ち点1にとどまりました。ランキングで大きく上回るモロッコが、勝ち点3で巻き返しを図るのか。それとも、堅守のスコットランドが、再び金星を挙げるのか——。

30秒でわかる構図

  • スコットランド:クラーク監督のもと、規律ある堅守を土台に、マクギン(#7)・マクトミネイ(#4)ら中盤の運動量と一発で勝負。ロバートソン(#3・主将)が最終ラインを統率。初戦はハイチを完封した。

  • モロッコ:ウアビ監督のもと、ハキミ(#2・主将)を軸に、ブラヒム・ディアス(#10)やサイバリ(#11)の個で仕掛ける。2022年ベスト4の組織力と、堅守からの鋭いカウンターが武器。

  • 懸かるもの:首位スコットランドは、引き分け以上で好位置を維持したい。勝ち点1のモロッコは、突破へ向けて勝ち点3が欲しいところ。

注目選手

【スコットランド】

  • #7 ジョン・マクギン(MF/アストン・ヴィラ(イングランド)):スコットランドの中盤のエンジン。初戦ハイチ戦で決勝点を挙げた、最も頼れる得点源。中盤からの飛び出しとミドルで、モロッコのゴールに迫る。

  • #4 スコット・マクトミネイ(MF/ナポリ(イタリア)):ボックス・トゥ・ボックスで攻守に効く中盤の主力。セリエAで実績を積み、運動量とゴール前への飛び出しで違いを作る。

  • #3 アンディ・ロバートソン(DF・主将/トッテナム・ホットスパー(イングランド)):世界トップクラスの左サイドバックにして主将。守備の統率と、攻め上がりからのクロスで、チームを引っ張る精神的支柱。

【モロッコ】

  • #2 アシュラフ・ハキミ(DF・主将/パリ・サンジェルマン(フランス)):世界屈指の攻撃的右サイドバックにして主将。スピードとオーバーラップで右サイドを制圧し、攻撃に厚みをもたらす。守備を破る最大の起点。

  • #10 ブラヒム・ディアス(FW/レアル・マドリード(スペイン)):技術とドリブルで局面を打開できるアタッカー。狭いスペースでも違いを作れる個の質は、スコットランドの堅守を崩す鍵になる。

  • #20 アイユブ・エル・カービ(FW/オリンピアコス(ギリシャ)):ペナルティエリア内の嗅覚に優れたストライカー。少ないチャンスを仕留める決定力で、モロッコの得点源を担う。

戦術と強み・急所

【スコットランド】

  • 攻めの特徴:規律ある守備で耐え、マクギンやマクトミネイら中盤の飛び出しとセットプレーで仕留める。前線の決定力は細いぶん、中盤の得点力と組織で勝負する。

  • 急所:前線で起点を作って自ら大量点を奪う形は乏しく、強豪に主導権を握られると我慢の時間が長くなる。負傷者が複数おり、編成のやりくりも課題。

【モロッコ】

  • 攻めの特徴:ハキミの右サイドを起点に、ブラヒム・ディアスやサイバリの個で仕掛ける。堅守からの鋭いカウンターとセットプレーも武器。2022年ベスト4の組織力は本物。

  • 急所:初戦はブラジル相手に1得点にとどまり、決定力に課題を残した。リードを奪っても守り切れない場面があり、試合を締める精度が問われる。

各国のいま

【スコットランド】

  • クラーク監督のもと、28年ぶりの大舞台で初戦を白星で飾り、グループC首位に立ちました。マクギンの決勝点と、ハイチを完封した堅守は本物です。一方で、負傷者が複数おり、指揮官は編成に頭を悩ませているとも報じられます。世界トップ10の強豪を相手に、「重圧の少ない挑戦者」として、どんな戦いを見せるかが注目されます。

【モロッコ】

  • ウアビ監督のもと、2022年ベスト4のチームが世代交代を進めながら臨みます。初戦はブラジルと1-1の痛み分けで、組織力は示したものの、勝ち切れませんでした。突破へ向けて、ここは勝ち点3を取りたい一戦。ハキミやブラヒム・ディアスの個で、スコットランドの堅守をこじ開けられるかが鍵になります。

「次の2試合は世界トップ10の相手で、厳しい戦いになる。だが、(初戦ほどの)重圧はかからずに臨めるのは明らかだ」
——スティーブ・クラーク(スコットランド代表監督)

かみ合わせ分析

  • モロッコの強み(ハキミ+個の質)× スコットランドの急所(強豪に握られる守勢の時間):モロッコが主導権を握り、右サイドと個で決定機を作る公算が高い。ハキミのオーバーラップは、スコットランドにとって最大の警戒点。

  • スコットランドの強み(堅守+中盤の一発)× モロッコの急所(決定力・リードを守り切れない):スコットランドが我慢して守り、マクギンやセットプレーで一発を決められれば、再び金星の目も出てくる。

  • 総じて:個の質ではモロッコが上回りますが、スコットランドの堅守(初戦完封)と、モロッコの決定力不足(初戦1得点)を踏まえると、締まった展開を予想します。1-1の引き分けを本線にしつつ、モロッコが個でこじ開けるか、スコットランドが堅守で耐え切るかが焦点です。

会場とコンディション

ジレット・スタジアム(ボストン/フォックスボロ)は、現地6月の夜は涼しく過ごしやすい環境です。現地18時のキックオフで、暑熱の影響は小さい一戦。コンディション面の優劣は小さく、個の質と組織、そして堅守をどこまで保てるかが、そのまま結果に出やすい90分になります。

もし今、笛が鳴ったら

立ち上がりから、モロッコがボールを持ち、スコットランドは自陣にブロックを敷いて対抗する——その構図で始まりそうです。モロッコはハキミの攻め上がりとブラヒム・ディアスの仕掛けでサイドを破ろうとしますが、スコットランドはロバートソンを中心に粘り強く跳ね返す。前半は締まった展開が続き、後半、モロッコが個の質で先制。しかしスコットランドも、マクギンの飛び出しかセットプレーから追いつく——という展開を本線に見ています。モロッコの決定力と、スコットランドの粘りが拮抗する一戦になりそうです。

  • 予想スコア:1-1(引き分け)

  • 予想得点者:マクギン(スコットランド)、エル・カービ(モロッコ)

  • 注目ポイント:モロッコが個でスコットランドの堅守をこじ開けられるか、ハキミの右サイドをどう抑えるか、スコットランドが負傷者を抱えて守り切れるか

※あくまで個人的な予想です

見どころ

この試合は、立場の異なる両者の意地がぶつかります。28年ぶりの大舞台で首位に立ったスコットランドにとって、世界7位モロッコ相手の勝ち点は、突破へ大きな意味を持ちます。クラーク監督の「重圧は少ない」という言葉どおり、挑戦者として伸び伸び戦えるか。一方のモロッコは、2022年ベスト4の実力国として、ここで勝ち切って巻き返したい。ハキミやブラヒム・ディアスの個が、スコットランドの堅守をこじ開ける瞬間に注目です。

ブラジル(6位)vs ハイチ(83位)

日本 6/20 9:30 / 現地 6/19 20:30・リンカーン・ファイナンシャル・フィールド(フィラデルフィア)

優勝候補と、52年ぶりの挑戦者。世界6位のブラジルは、初戦でモロッコと1-1の引き分けに終わり、優勝候補としては物足りないスタートとなりました。突破を確実にするため、この一戦は勝利が必要です。対するハイチは、1974年以来、実に52年ぶりのワールドカップ。初戦はスコットランドに0-1で惜敗しましたが、身体能力を生かした前向きなサッカーで、世界の強豪に挑みます。ブラジルが地力を見せて修正するのか、ハイチが堅守で粘るのか——。

30秒でわかる構図

  • ブラジル:アンチェロッティ監督のもと、ヴィニシウス(#7)を筆頭に、ラフィーニャ(#11)・クーニャ(#9)ら、世界屈指の個のタレントで押し込む。ネイマール(#10)は状態次第だが、起用されれば攻撃の選択肢をさらに広げる存在。初戦の引き分けを修正し、ここは確実に勝ちたい。

  • ハイチ:ミニェ監督のもと、身体能力とスピードを生かした前向きなサッカー。ベルガルド(#10)やナゾン(#9)を中心に、堅守からカウンターを狙う。プラシード(#1・主将)が最後の砦。

  • 懸かるもの:ブラジルは、突破へ向けて勝ち点3が必須。引き分け発進だっただけに、ここは内容と結果の両方が求められる。ハイチは、世界の舞台で何を示せるか。

注目選手

【ブラジル】

  • #7 ヴィニシウス・ジュニオール(FW/レアル・マドリード(スペイン)):ブラジル攻撃の中心。爆発的なスピードとドリブルで、一人で局面を打開できる。初戦モロッコ戦でも得点を挙げており、左サイドからの仕掛けは、ハイチ守備にとって最大の脅威。

  • #11 ラフィーニャ(FW/バルセロナ(スペイン)):右サイドから違いを作る、得点能力の高いアタッカー。バルセロナで結果を残し続ける個の質で、ヴィニシウスと両翼から圧力をかける。

  • #9 マテウス・クーニャ(FW/マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)):前線で起点を作り、自ら仕留める力も備えたフォワード。ブラジルの多彩な攻撃に厚みをもたらす。

【ハイチ】

  • #10 ジャン=リクネル・ベルガルド(MF/ウォルバーハンプトン(イングランド)):ハイチ中盤の核。プレミアリーグで揉まれた技術と運動量で、攻守をつなぐ。カウンターの起点として、数少ない好機を作り出す。

  • #9 ダックンス・ナゾン(FW):ハイチ代表歴代最多得点を誇るストライカー。経験と決定力で、前線で起点となり、一発を狙う。

  • #18 ウィルソン・イシドール(FW/サンダーランド(イングランド)):欧州でプレーするスピード型のアタッカー。ブラジルの最終ラインの背後を、鋭い動き出しで突く役割を担う。

戦術と強み・急所

【ブラジル】

  • 攻めの特徴:ヴィニシウス・ラフィーニャの両翼が幅をとり、クーニャやネイマールが中央で絡む。個の総量で相手を圧倒し、多角的に崩す。タレントの質は大会屈指。

  • 急所:初戦では後半に失速し、難敵モロッコ相手に勝ち切れなかった。新体制の連係はまだ発展途上で、決定力にムラがある。引いて守る相手をこじ開ける効率が、改めて問われる。

【ハイチ】

  • 攻めの特徴:身体能力とスピードを生かし、奪ったらベルガルドやイシドールの個で速く。セットプレーも数少ない得点機会。まずは堅く守り、失点を防ぐことが大前提。

  • 急所:初戦では堅守を崩す得点力に欠け、無得点に終わった。強豪ブラジルの個に対し、守備の集中を90分保てるかが最大の課題になる。

各国のいま

【ブラジル】

  • アンチェロッティ監督のもと、初戦はモロッコと1-1の引き分け。ヴィニシウスが追いついたものの、後半は崩しきれず、優勝候補としては課題の残る内容でした。指揮官は「初戦で決まるものではない」と忍耐を説きつつ、改善を求めています。ハイチ戦は、連係の熟成と決定力を取り戻し、確実に勝ち点3を奪いたい一戦です。

【ハイチ】

  • ミニェ監督のもと、52年ぶりの大舞台に臨みます。26人中25人が海外クラブ所属のディアスポラ選手で、身体能力は高い水準にあります。初戦はスコットランドに惜敗しましたが、組織的に戦えば強豪も苦しめられるはず。優勝候補ブラジル相手に、どこまで食らいつけるか——それ自体が、彼らにとって大きな挑戦です。

「この結果に失望はしていない。だが満足もしていない。ワールドカップは初戦で決まるものじゃない」
——カルロ・アンチェロッティ(ブラジル代表監督・モロッコ戦のドロー後)

かみ合わせ分析

  • ブラジルの強み(ヴィニシウス・ラフィーニャら個の総量)× ハイチの急所(守備の集中を保てるか):時間とともにブラジルがスペースを見つけ、両翼の個から決定機を量産する公算が高い。先制すれば、試合は一気に楽になる。

  • ハイチの強み(身体能力+カウンター)× ブラジルの急所(連係の発展途上・取りこぼし癖):ハイチが我慢して守り、カウンターを一本沈められれば、波乱の目も完全には消えない。ブラジルが初戦のように崩しあぐねれば、なおさら。

  • 総じて:個の総量で大きく上回るブラジルが、勝利が必要な一戦で修正してくると見ます。3-0でブラジルを本線に。ただし、ハイチの身体能力とブラジルの取りこぼし癖を考えれば、立ち上がりは慎重に入る必要があります。

会場とコンディション

リンカーン・ファイナンシャル・フィールド(フィラデルフィア)は、現地6月の夜のキックオフで、日中より過ごしやすい環境です。屋外スタジアムですが、夜間のため暑熱の影響は比較的小さい一戦。コンディションよりも、ブラジルが個の質を結果に変えられるか、ハイチが守備の集中をどこまで保てるかが、勝敗を分けます。

もし今、笛が鳴ったら

立ち上がりからブラジルがボールを支配し、ハイチは自陣にブロックを敷いて耐える——その構図で始まるはずです。ブラジルはヴィニシウスとラフィーニャの両翼で再三仕掛けますが、ハイチもプラシードを中心に粘り強く跳ね返す。前半のどこかで、ブラジルが個の質から先制。後半、ハイチの運動量が落ちる時間帯に、ブラジルが2点目、3点目を加えて突き放す——という流れを本線に見ています。ハイチはカウンターから一矢を狙いますが、ブラジルの個の前に苦しい90分になりそうです。

  • 予想スコア:3-0(ブラジル)

  • 予想得点者:ヴィニシウス、ラフィーニャ、クーニャ(ブラジル)

  • 注目ポイント:ブラジルが初戦の取りこぼしを修正できるか、ヴィニシウスの仕掛けが何度決定機になるか、ハイチの堅守が何分耐えられるか

※あくまで個人的な予想です

見どころ

この試合の主役は、やはりブラジルの個のタレントです。ヴィニシウス、ラフィーニャ、ネイマール——世界のトップで活躍する選手たちが、初戦の物足りなさを払拭できるか。アンチェロッティ監督がどんな修正を施すのかにも注目です。一方で、52年ぶりに大舞台へ戻ってきたハイチにも、確かな物語があります。海外で腕を磨いた選手たちが、優勝候補を相手にどんな90分を見せるのか。結果だけでは測れない挑戦が、そこにあります。

トルコ(23位)vs パラグアイ(42位)

日本 6/20 12:00 / 現地 6/19 20:00・リーバイス・スタジアム(サンタクララ)

(※ここに「トルコ vs パラグアイ」の対戦カード画像)

ともに初戦で敗れ、後がなくなった者同士の直接対決。トルコは、24年ぶりのワールドカップとなった初戦で、オーストラリアに0-2と完敗しました。対するパラグアイも、開催国アメリカに1-4で大敗。両者ともに勝ち点0で、この一戦に敗れれば、突破の望みはほぼ断たれます。トルコは、ギュレルら若いタレントの個が武器。パラグアイは、立ち上がりの守備を立て直せるかが鍵。崖っぷちの両者が、生き残りをかけてぶつかります。

30秒でわかる構図

  • トルコ:モンテッラ監督のもと、ギュレル(#8)・ユルディズ(#11)・アクテュルコール(#7)ら若い個の質で勝負。チャルハノール(#10)が中盤を統率。初戦の守備の課題を修正できるかが焦点。

  • パラグアイ:アルファロ監督の4-4-2。本来は「守って速攻」が身上で、アルミロン(#10)・エンシソ(#19)の個で一発を狙う。初戦は早い失点でプランが崩壊しただけに、立ち上がりの守備規律がテーマ。

  • 懸かるもの:両者ともに、敗れれば突破はほぼ絶望的。勝ち点3を取りにいく姿勢が、そのまま試合の主導権を左右する、極めて重い90分。

注目選手

【トルコ】

  • #8 アルダ・ギュレル(MF/レアル・マドリード(スペイン)):トルコ攻撃の創造の核。レアル・マドリードでプレーする技術とパスセンスで、決定機を生み出す。彼に自由を与えれば、試合を動かす力を持つ。

  • #11 ケナン・イルディズ(FW/ユヴェントス(イタリア)):ユヴェントスで台頭した若きアタッカー。ドリブルと決定力を兼ね備え、ギュレルとともにトルコの未来を担う。

  • #10 ハカン・チャルハノール(MF/インテル・ミラノ(イタリア)):インテルの中盤を支える司令塔。正確な配球とセットプレー、リーダーシップで、チームを落ち着かせる経験豊富な存在。

【パラグアイ】

  • #10 ミゲル・アルミロン(FW/アトランタ・ユナイテッド(アメリカ)):パラグアイ攻撃の数少ない得点源。スピードと仕掛けで、カウンターの先頭に立つ。彼の個が、立て直しの鍵を握る。

  • #19 フリオ・エンシソ(FW/ストラスブール(フランス)):技術と創造性に優れた若きアタッカー。狭いスペースでも違いを作れる個の質で、トルコの守備にズレを作る役割を担う。

  • #15 グスタボ・ゴメス(DF・主将/パルメイラス(ブラジル)):パラグアイ守備の柱にして主将。経験と統率力で最終ラインをまとめ、初戦で崩れた守備を立て直す重責を担う。

戦術と強み・急所

【トルコ】

  • 攻めの特徴:ギュレル・ユルディズら若い個の創造性で仕掛ける。攻撃のポテンシャルは高く、個で局面を打開できる。チャルハノールのセットプレーも武器。

  • 急所:初戦では守備の組織が不安定で、オーストラリアの「守って一発」に完敗した。個に依存し、組織で崩されると脆い一面がある。試合運びの未熟さも課題。

【パラグアイ】

  • 攻めの特徴:本来は自陣で我慢して守り、奪ったらアルミロンやエンシソの個で速く。セットプレーも数少ない得点機会。まずは早い時間に失点しないことが大前提。

  • 急所:初戦は7分の失点でプランが崩壊し、前半だけで3失点する総崩れに。立ち上がりの守備規律が、最大の再建テーマになる。

各国のいま

【トルコ】

  • モンテッラ監督のもと、24年ぶりの大舞台に臨みましたが、初戦はオーストラリアの堅守に0-2と完敗。決定機を作りながら決め切れず、苦い船出となりました。ギュレルら個のタレントは健在で、指揮官は立て直しに自信を見せています。背水の一戦で、攻撃を結果に変えられるかが問われます。

【パラグアイ】

  • アルファロ監督のもと、初戦は開催国アメリカに1-4の大敗。早い失点から守って速攻のプランが崩れ、なすすべがありませんでした。だが、本来の地力は南米予選を勝ち抜いたもの。立ち上がりの守備さえ立て直せば、アルミロンやエンシソの個で勝負できます。崖っぷちで、真価が問われる一戦です。

「オーストラリアを称えたい。これがサッカーであり、受け入れるしかない。むしろ、もっとモチベーションになるはずだ。我々はまだ十分に勝負の中にいる」
——ビンチェンツォ・モンテッラ(トルコ代表監督・初戦敗戦後)

かみ合わせ分析

  • トルコの強み(ギュレル・ユルディズら個の質)× パラグアイの急所(立ち上がりの守備崩壊):トルコが個で主導権を握り、パラグアイの不安定な守備をこじ開ける公算が高い。早い時間に先制できれば、試合を運びやすい。

  • パラグアイの強み(アルミロン・エンシソの個+セットプレー)× トルコの急所(守備の組織の不安定さ):パラグアイが守備を立て直し、カウンターやセットプレーから一発を決められれば、勝機は出てくる。トルコの守備が初戦のように乱れれば、なおさら。

  • 総じて:個の質でトルコがやや上回ると見ます。2-1でトルコを本線にしつつ、パラグアイの反撃と、トルコの守備の不安定さを考えれば、最後まで縺れる可能性も十分にあります。

会場とコンディション

リーバイス・スタジアム(サンタクララ)は、現地6月の夜のキックオフで、過ごしやすい環境です。屋外スタジアムですが、夜間のため暑熱の影響は小さい一戦。コンディションを言い訳にできないぶん、個の質と、初戦の課題をどこまで修正できたかが、そのまま結果に出やすい90分になります。

もし今、笛が鳴ったら

立ち上がり、両者とも「負けられない」という重圧のなか、慎重な入りになりそうです。トルコはギュレルの配球とユルディズの仕掛けでパラグアイ守備を揺さぶり、前半のどこかで個の質から先制。パラグアイは早い失点を避けたいところですが、トルコの攻撃にこじ開けられる。後半、パラグアイがアルミロンやエンシソを軸に反撃し、一矢を報いる場面も。しかし、トルコが個の質で振り切る——という展開を本線に見ています。

  • 予想スコア:2-1(トルコ)

  • 予想得点者:ギュレル、ユルディズ(トルコ)、アルミロン(パラグアイ)

  • 注目ポイント:トルコが初戦の守備の課題を修正できるか、ギュレルが自由にプレーできるか、パラグアイが立ち上がりの失点を防げるか

※あくまで個人的な予想です

見どころ

この試合は、両国にとって「生き残り」をかけた90分です。24年ぶりに大舞台へ戻ってきたトルコは、ギュレルやユルディズという若い才能とともに、初戦の悔しさを晴らしたい。一方のパラグアイは、南米予選を勝ち抜いた地力を、ここで取り戻さなければなりません。モンテッラ監督の「まだ勝負の中にいる」という言葉に、その覚悟がにじみます。後がない者同士の、個と意地のぶつかり合いを、ぜひ見届けてください。

最後に

9日目は、グループCとDの8カ国が、それぞれ2試合目を迎える日です。勝者同士の首位攻防(アメリカ×オーストラリア)、首位の伏兵と強豪の意地(スコットランド×モロッコ)、優勝候補の修正力が問われる一戦(ブラジル×ハイチ)、そして後がない者同士の直接対決(トルコ×パラグアイ)——初戦の結果を背負って、グループの行方が一気に動き出します。

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