【令和8年熊本地震発生から5日目】被災地の現状と「なんとなく自粛」はやめるべき
令和8年熊本地震の発生から、5日が経過しました。
普段は熊本市(時々、東京)にいる私ですが、ここ数日の間、観光支援の業務や移動の途中で熊本県の天草市、美里町、山都町、八代市、氷川町、阿蘇市、南小国町、高千穂町(宮崎)、そして指宿市(鹿児島)までぐるりと回ってきました。今回は、各地を実際に見て感じた現状と皆さんにお伝えしたいことを書きたいと思います。
※観光地域づくりに専念している者が書いています(かなり偏っていますのでご了承ください)
【被害の大きかった地域と、復旧への歩み】
テレビ報道でもよく取り上げられている八代市や氷川町を通る国道3号は、現在走れる状況にあります。高速道路と九州新幹線が不通となっているため、熊本から鹿児島へ抜けることは可能なものの、被災地支援のトラックや消防車、一般車両などで大渋滞(熊本から鹿児島まで約6時間かかります)が発生していました。
この辺りの脇道に入ると、道路がめくれ上がっていたり、陥没していたり、橋桁が外れて行き止まりになっている箇所もありました(Uターンが大変)。崩れた家屋も散見され、地震の爪痕の深さを物語っています。
また、全地域で水や電気などのライフラインが、復旧しない美里町では、連日の酷暑に耐えながら過ごされている被災者の方々がいらっしゃるとお聞きしました。ただ、少しずつではありますが環境は整いつつあるというお話も伺えましたので、私たちにできる支援は引き続き行っていきたいと考えています。
【被害が少なく、日常を取り戻しつつある地域】
一方で、地震の影響が少なかった地域もあります。
天草市にある「道の駅 天草市イルカセンター」は、地震発生から3日目には営業を再開しました。目玉であるイルカウォッチングにも、少しずつお客様が戻りつつあります。野生のイルカたちも地震の影響など関係ない様子で、いつも通り可愛い姿を見せてくれています。
また、同じ天草市内でロッジを営む知人は、被災者の受け入れを行っており、小さなお子様がいらっしゃるご家族やご高齢の方を優先的にご案内されています(ご興味のある方は、ぜひご連絡ください)。
さらに、熊本県内屈指の観光地である阿蘇市や、黒川温泉のある南小国町、砂蒸し温泉で有名な鹿児島県指宿市でも、天草市と同様に地震の影響が少なかったこともあり、地元の方も観光客の方も普段通りの姿で過ごされていました。
【「なんとなく自粛」がもたらす地域経済への影響への懸念】
すでに夏休みに入っていることもあり、ご家族やご友人とのご旅行を検討・予定されている方も多いとお察しします。しかし、マスメディアの局地的な報道によって、「なんとなく自粛ムード」が広がり、飲食や観光を通じた地域内の経済循環が滞ってしまうことに心配をしています。
現在、熊本市内でも営業を再開している飲食店は多く、少しずつ普段通りの日常を取り戻しつつあります。よく行く熊本市内の飲食店の方からも、「10年前に発生した熊本大地震の経験と教訓が、地域の方々の知恵や備えに役立っている」というお話を伺いました。
【今年の夏は、いましか過ごせない】
今日は8月1日。
地震発生から5日目ということで、まだ予断は許さない状況ではありますが、「なんとなくの自粛」はする必要はなく、普段通りの生活と余暇を楽しんてもいいと思います。
この夏休みには、地震の影響が少なかった熊本県内なら天草、阿蘇、南小国町(黒川温泉)、通潤橋、佐俣の湯、高千穂峡(宮崎)、指宿(鹿児島)、嬉野温泉(佐賀)など、夏の九州観光をぜひ楽しんでいただきたいです。
少し極端に言えば、「この機会だからこそ、自分たちの旅行で熊本の地域経済を回してやるぜ!」というくらいのお気持ちを持っていただける方がいらっしゃると嬉しいです。
(コロナ禍の際にも、ルールの範囲内でこのような意気込みでガンガン飲みに行っている猛者の方々がいらっしゃいましたね、、、ちと意味が違うかもですがそんな感じ)
【最後にお伝えしたいこと】
被災地では、まだまだ物資や人手不足などの課題があると聞いています。改めてのお伝えになりますが、被災地やその地域の方々を支援する取り組みとして、自分たちにできることは、できる範囲でしっかりとやる。
その一方で、自身の体調管理や余震への備えを行いつつ、普段通りの生活を取り戻し、せっかくの夏休みをしっかりと楽しんでほしいと切に願っています。
【追伸】この記事で触れた地域は、ここ数日私たちが仕事やプライベートで訪問した、関わりのある地域のみの情報となります。地域情報の偏りにつきましては、ご了承いただけますと幸いです。
(写真は、天草市の野生イルカが多く生息する通詞島で塩づくりをされている工場直売所が販売している「塩バニラ」。ほんのり塩味でめちゃくちゃ美味!超おススメ!)
