糸遊にきみホログラム宇宙論
青嵐俳談 神野紗希さん選 2025/5/9で
佳作でした。ありがとうございます。
エヴァっぽい
ヱヴァンゲリオンを意識した俳句です。
(新劇場版)
第一話や映画『ヱヴァンゲリオン新劇場版:序』冒頭で、主人公の碇シンジが、綾波レイの蜃気楼を視たような。
そんなイメージで作りました。
「ホログラム宇宙論」に最も合う季語は、糸遊(蜃気楼、逃げ水)だったという事情もあります。
青嵐俳談とは何か
近年の短歌は都市詠を標榜しています。
(青松輝さんの短歌によって事情は複雑になりましたが。インターネットまで歌われている)
それと同じように青嵐俳談では現代が、社会が、都市が、俳句として結実しています。
現代詩に近い世界です。
ただ、現代詩とは、やや違います。
短歌とも、微妙に違います。
どれだけ表面が変わっても俳句は俳句です。
↑佳作の最後尾に、駆け込み乗車しました。
よろしければ読んでみてください。
俳句を外に開いていきたい
俳人に刺さる俳句も素晴らしいと思います。
把握の技術や俳句的な技巧、有名俳句の本歌取など、良い俳句が沢山あります。
しかし俳句を存続させるには、俳句を開いていく必要があります。
「ホログラム宇宙論」という理系的、あるいはインターネット的な語彙を使ったり、有名作品を俳句に取り入れたり。
俳句を見たことも作ったこともない人に、鑑賞できるものを作っていきたいです。
微力ながら、日本俳句の人口減少を止めたい。
筑紫磐井さんの危機感
新しい俳句が生まれなくては、俳句は滅ぶ。
俳句雑誌は2000年から2020年までに25%減少したそうです。
これは日本の人口減少の10倍を優に超える速度です。
少子化が叫ばれる日本より前に、日本の俳句が滅びてしまうかもしれません。
俳句のパイが小さくなっている
確かに新しい俳人は生まれています。
4S世代亡きあと、堀田季何さんや神野紗希さんなど(ここに挙げていない俳人も)新世代の人たちが現れています。
しかしプロ俳人は、俳句を作る以前に、作った俳句を読んでもらう(読んでもらえる)人たちだと思います。
また、その多くは選者でもあります。
俳句を読む人でもあるのです。
読んでくれる人が減ったり、読む俳句が減ったりしているのが現状です。
日本俳壇は縮小し続けています。
日本俳句も残したい
堀田季何さんは著者『俳句ミーツ短歌』の中で
「世界俳句がスタンダードになっていく」と書いています。
日本の俳壇も高齢化して人口減少に陥っている、と。
「地球俳句の未来は明るい」としても、日本の俳句を残したいです。
ホトトギス全盛期のようなことをするのは難しくても、草の根的に俳句を広げていくことは、できるはずです。
何はともあれ俳諧修行
立派なことを語っても俳句の力量がなければ、何もできませんね。
まずは僕の俳句を磨きます。
1315字も読んでいただき、ありがとうございます。
余談
この俳句を作ったキッカケは、あるテレビ番組です。
NHKスペシャル『量子もつれ アインシュタイン 最後の謎』2024年12月28日
これが面白すぎて、その勢いで作りました。
事実は小説より奇なり。
もしかしたら神様っているのかもしれません。
どこをほっつき歩いているのでしょう。
驚愕の後日談
糸遊って陽炎じゃないらしいです。驚愕です。
先日『野村育世 蜘蛛』という本を読んで知りました。
糸遊は正しくは遊糸、バルーニングで、子蜘蛛が糸を出して空を飛ぶ現象、を指すのだとか。
佳作に入ってから知ってしまいました。どうしよう。
