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冬物のダウンを、8月に値下げしようとしていました。

AIに「値下げしよう」と言われて、危うくそのまま実行するところでした。

止めてくれたのは、僕の一言じゃなくて、僕がたまたま持っていた「季節の感覚」でした。

副業で在庫を持っている人、AIに判断を手伝ってもらっている人に読んでほしいです。

ども!ひーです!

先に結論の数字から置きます。

【あのまま値下げしていたら、約1,950円の赤字が確定していました。】

止めて、逆に値上げしたら、【プラス780円】になりました。

差は、約2,700円です。

同じ1着で、同じ日の判断で。

AIが「この商品、値下げしましょう」と言ってきた

僕はメルカリでアパレルを売っています。

在庫の管理も、相場のリサーチも、けっこうな部分をAI(うちでは「妻」と呼んでいます)に手伝ってもらっています。

その日、妻がこう言ってきました。

「いいねが12件も付いてるのに、320日売れてません。関心はあるのに買われてない=価格が最後の一押しです。10%下げましょう」

対象は、ファーストダウンの90年代のダウンジャケットでした。

正直、めちゃくちゃ筋が通って聞こえました。

いいね12件は多い方です。

320日も売れてない。

在庫は寝てる現金です。

下げて回収する。合理的です。

僕も一瞬「せやな」と思いました。

でも、商品名を見て、手が止まりました。

【ダウンジャケットです。】

8月に、ダウンを値下げ

今、8月です。

外は暑いです。

その月に、冬のダウンジャケットを1割引にしようとしていました。

僕は妻にこう返しました。

「それ冬物やで?」

そこから調べ直して、出てきたのがこの数字です。

  • 仕入れた値段 5,390円

  • その時の出品価格 【4,770円】

はい。

【仕入れ値より安く売ろうとしていました。】

売れた時点で赤字が確定する値段です。

しかも僕はそこから、さらに10%下げようとしていたわけです。

320日気づかなかった、というのが正直なところです。

値下げが正しい時と、正しくない時がある

ここが今日いちばん書きたかったところです。

売れない理由って、つい「高いから」だと思ってしまいます。

でも実際は、こうでした。

  • 【高いから売れない】(→ 値下げが効く)

  • 【今その季節じゃないから売れない】(→ 値下げしても意味がない。むしろ損)

僕の在庫は、後者でした。

真夏にダウンを探している人は、そもそもいません。

いいね12件は「高い」のサインじゃなくて、「【冬になったら欲しい】」のサインだったんですね。

一年でいちばん安く売れてしまう月

これ、仕入れる側から見ると当たり前の話なんです。

【8月は、冬物が一年で一番安く買える月】です。

だから僕も、この時期は秋冬物を仕込みに行きます。

でも裏を返すと、こうなります。

【8月は、冬物が一年で一番安く「売れてしまう」月】でもある。

自分が安く買える月に、自分の在庫を投げ売りする。

冷静に考えると、けっこう間抜けなことをしようとしていました。

同じ日に、もう1件やらかしかけた

しかもこれ、1件じゃなかったんです。

同じ日、同じ流れで、もう1着リストに乗っていました。

FRAY I.D(フレイ アイディー)の【ニットワンピース】です。

これも「いいね10件・60日売れてない」で値下げ候補になっていました。

でも調べたら、こっちはもっとひどかった。

  • 売れた実績の相場(中央値) 4,100円

  • 僕の出品価格 【2,770円】

【相場の68%で出していました。】

高いから売れてないんじゃなくて、【安いのに売れてない】。

理由は同じです。8月にニットの長袖を探している人がいないだけ。

ここから10%下げていたら、相場の6割で投げ売りしていたことになります。

2件とも、値上げして冬まで置くことにしました。

5,390円で買えたもの

この日、僕が学んだことは1つです。

【AIは、価格と反応は読める。でもカレンダーは読めない。】

妻が見ていたのは「いいね12件・320日・売れてない」という数字だけでした。

その数字は全部正しかったです。

でも「今が8月であること」「それがダウンであること」は、判断に入っていませんでした。

じゃあ誰が入れるのか。

僕です。

AIに任せる部分が増えるほど、人間が持っておくべき情報は「相場」じゃなくて「【季節】」なんだなと思いました。

相場は調べれば出てきます。

季節は、商品を見た瞬間に自分の中から出てくるものです。

今日からできること

もし今、売れてない在庫を抱えていて、値下げしようか迷っている人がいたら。

値下げボタンを押す前に、1つだけ確認してみてください。

【それ、今が売り時のものですか?】

  • 売り時なのに売れてない → 価格かタイトルの問題。下げるか、書き直す

  • 売り時じゃないのに売れてない → 【触らない】。むしろ値段を戻して、シーズンまで寝かせる

僕の場合、この1問で約2,700円ぶん変わりました。

在庫が20点あったら、20回この問いを通すだけです。

たぶん、そんなに時間はかかりません。

ちなみに冬物を仕込むなら、まさに今が底値です。

売るのは冬、買うのは夏。

当たり前のことなんですけど、自分の在庫の話になると、途端に見えなくなるみたいです。

ではまた。 最後まで読んでいただきありがとうございます^_^

同じ日にもう1着やらかしかけた話の続きは、こちらに書きました。

相場の3分の1で売ろうとしてました。値下げのしすぎです。

うまくいかんかった話だけを集めたマガジンもあります。

負けの記録

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