ChromeCastの11年
2013年、Googleは35ドルの小さな棒をテレビに差し込んで「テレビとインターネットをつなぐ」革命を起こした。
それから11年、ChromeCastは進化し。そして静かに幕を閉じた。
その先に待っていたのは、AIと共に生きるテレビの未来だった。
2013年ーーー35ドルが変えたテレビの常識
2013年7月、米カルフォニアで発表されたChromeCastは、当時の誰もが驚く製品でした。たった35ドル(日本円4200円)で、どんな普通のテレビ番組でもスマートTVに変えてしまうーー。
Back Ground | 当時の状況
ChromeCast発表当時、ほとんどのテレビにはアプリ機能が搭載されておらず、ストリーミング機能も信頼性が低く複雑でした。スマートフォンの小さな画面でYouTubeや動画を観ていた時代です。
Gooleの答えはシンプルでしたーーHDMIに差すだけ。スマートフォンで選んだ動画を、テレビ画面「キャスト」する。それだけの機能に、世界は驚きました。
💲35 / 1億+ / 11年
初代ChromeCastの値段/11年間の累計販売台数/ChromeCastが続いた年月
11年間の進化ーー世代ごとの歴史
ChromeCastは2013年から2024年まで、着実に進化を続けました。「キャストするだけの棒」から「テレビをまるごと操れるデバイス」へーーその変貌を振り返ります
2013年7月 |初代ChromeCast
「差すだけ」ーー革命の始まり HDMIに差すだけでテレビをスマート化。リモコン無し。スマートフォンから操作するだけのシンプルな設計。価格35ドルという破格のコスパで爆発的に普及し、ストリーミング試聴の概念を一般化させた。革命的な価格帯
2014年 | 日本発売/ミラーリング対応
日本上陸ーー価格4200円
日本でも5が28日に発売開始Googleは1/0でAndroidデバイスからの画面ミラーリング機能が公式対応することを発表。対応機種はNexusシリーズ・Galaxy S4/S5など。日本市場へ
2015年 | 第2世代/Chromecast Audio
デザイン刷新+音楽特化モデル登場
第2世代はデザインをリニューアルし3色展開に、同年、スピーカーに繋ぐ音楽特化版「Ghromecast Audio」も登場。ハイレゾ(96Hz/24bit)対応でマルチルーム再生が可能に。製品ライン拡張
2016年 | Chromecast Ultra
4K・HDR対応ーー高品質への対応
価格69ドルの上位モデル登場。4KとHDRに対応し、優先LANアダプターも付属。映像クオリティの向上に応えた。日本では同年11月22日に9900円で発売。4K対応
2018年 | 第3世代
1080p/60fps対応ーー滑らかな映像へ
デザインをChromecast Ultraに近づけ。1080p/60fpsの動画再生が可能に、価格は35ドルのまま維持し、コスパの良さを継続。滑らかさ向上
2020年 | Chromecast with Google TV
最大の転換ーーリモコン登場、OS内臓
Chromecast史上最大の転換点。それまでのChromecastはスマホから操作する「レシーバー」だったが、ここで初めてBluetooth対応のリモコンが付属、AndroidTVをベースにした「Google TV OS」を搭載し、スマホなしでも操作できる独立したデバイスへと進化、4K HDR対応、YouTube/NetflixボタンをリモコンにIN。パラダイムシフト
2022年 | Chromecast with Google TV HD
HDモデル追加ーーより幅広いユーザーへ
4Kテレビを持たないユーザー向けに、フルHD対応の廉価版が追加。価格を抑えながらGoogle TVの体験を提供。
2024年8月 |生産終了発表
11年・1億以上ーー静かな幕引き
GoogleはChromecastの生産終了を発表。「今こそAI、エンターテイメント、スマートホームという新しい分野に向けてカテゴリを進化させる時が来た」ーー後継機「Google TV Streamer」が同時に発表された。サポート終了とセキュリティアップデートは継続される。生産終了
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